県下の進学校・難関大学合格状況
土佐中・高校のHPの進学状況を見て、驚きました。ここ数年躍進を続けてきましたが、その中でも特筆される出来の良い学年だったようです。
難関とされる大学状況の方を紹介しますと、
東京大・11 京都大・12 大阪大・18 神戸大・6
一橋大・1 東京工業大・1 北海道大・3 筑波大・2
九州大・6 国公立医学部・23
となっています。私立大学は、
早稲田大・25 慶応義塾・17 上智・5 同志社・27
立命館・86 関西大・28 関西学院大・58
となっていますが、複数校合格者がかなりいるでしょうし、国公立大とのダブりがいますから、進学者実数はかなり少なくなると思います。
この成果が全国区で見てどうなのかはよくわかりませんが、県内の他の進学校と比較すると突出しているのは事実のようです。土佐塾高・高知学芸高・追手前高のHPで、進学状況を見比べてみるとよくわかります。
進学校の生徒諸君の頑張りの度合をはかる一つの目安となる、上にあげたような難関国立大といわれる大学への合格者数を調べてみました。
学芸高は次の通りです。
京都大・4 大阪大・5 神戸大・10 一橋大・2
東京工業大・1 北海道大・1 筑波大・3 九州大・3
土佐塾高は、
東京大・2 大阪大・2 神戸大・4 北海道大・1
筑波大・3 九州大・1
追手前高は、
東京大・1 神戸大・2 一橋大・1 北海道大・2
九州大・3
となっています。
中高一貫の私立進学校と比べて、公立の雄・追手前高の健闘が光っていると私は思います。
公立中学から公立高校に入学して、3年生の正月明けのセンター試験までの2年と9ケ月の間に、御三家の私立高に追いつけ追い越せで、生徒諸君と教諭陣が一丸となってひたすらに受験勉強に刻苦勉励する姿が思い浮かびます。
一方、平成元年には東京大学になんと18名、平成6・12年にも14名合格させ、一躍高知県NO.1に進学校の座に躍り出たと評判になり、地元の新聞でも取り上げられたことのある「高知学芸高」の進学実績には、OBや当の学校関係者の方々も嘆いておられました。
今年度、学芸高は東京大学合格者は「0」だったのです。東大だけで進学実績の良し悪しをはかれるわけではありませんが、ずうっとコンスタントに合格者を出してきていただけに、学芸関係者のみなさんはきっと歯ぎしりして悔しがっておられることでしょう。
この原因は、いったいどこにあるのでしょうか?
ともあれ、追手前高の頑張りに刺激され、私立と公立が切磋琢磨することにより、土佐の高知の若者たちが鍛えられ磨き上げられて、優秀な人材が育つことを願います。
その教育の一端を担う誇りと責任を胸に、私たち「くろしお進学会」のメンバーは、日々の仕事に精を出し、塾生たちの成長に貢献していきたいですね。
by kururin
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