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2007年7月

2007年7月31日 (火)

中1は、学年で2・3・4番

 地元のS中学校の1年生は、定期テストの総合点により、学年順位を出して、生徒と保護者に公表しています。これまでには、学年順位というものは非公開で、先生方がうちうちに把握するという方針で、今でも中2・中3には一切教えないそうです。

 どうして中1だけ通知することになったのでしょうか?不思議です。授業中にその話題になり、中1塾生の諸君に順位をこっそり聞いてみると、上位の方の人たちは「個人情報」としてかくすことなく、堂々とみんなの前で公表してくれました。

 それによると、学年の順位が2・3・4番と続いているそうです。2位のA君は、英数国理社の5教科では、トップの子と同点だったけれども、音楽で数点の差をつけられて惜しくも2位に甘んじてしまったと悔しがっていました。

 1番がいなかったのが少し残念ではありますが、中学1年の今の時期にすでに上位をこれだけ占めている中1クラスの今後が楽しみです。が、下位の人たちも少なからずいますから、今後クラス全体をどのように底上げしていくかが重要な課題です。

 でも、頑張って欲しい塾生の諸君に限って、夏季講習をキャンセルしてしまっていますから、困っています。夏季講習に毎日通って気魄のこもった集中的学習をしている上位陣との差が、ますます加速度的に開いているのが分かるのです。

 家庭の事情で仕方なく休むわけですから、しょうがないのですが・・・。2週間の夏季講習が終わって、8月の第二週からまた塾に来てくれだす時に、再スタートをきって鍛え抜いていこうと手ぐすねひいて待ち構えている今日この頃です。

by kururin

2007年7月28日 (土)

ひたむきな中3クラス

 中3クラスのみんなの熱気は、夏の暑さも吹き飛ばす勢いで驚くとともに感心してしまいます。今日も28名が全員、1時間目にピシッと揃って真剣に講習を受けてくれました。

 午後6時半開始で、10時前に終了するのですが、一言も聞き漏らすまいと目を輝かせて集中する姿に、指導する私の方も一層気合が入ります。これほど全員が真面目でひたむきな学年っていうのは、本当に珍しいです。

 昼間にクラブ活動をしてきた人、手を挙げて~、と尋ねてみると、3分の2以上が挙手しました。炎天下のもと長時間練習をこなしてきた野球部・サッカー部・ソフトテニス部などに所属する人たちも、一言も泣き言や逃げ口上を言わずに、しっかりと塾での学習と両立してくれています。

 これはもう「意気に感じて」こちらもよけいにハッスルして、情熱のすべてを傾けて教えなければ・・・、そう自然に燃えさせてくれる素晴らしい、「やる気に満ち溢れた」中3クラスとなっています。

 前向きでひたむきな学習に対する姿勢が身についていますから、これはもう「成績向上」はまちがいありません。モチベーションを高め、目的意識を持って、塾での学習の流れに乗ってくれさえすれば、成績アップ→「志望校合格」はもう約束されたも同然です。

 楽しみな25期生に育ってくれました。どこまで伸ばせられるか、実に楽しみです!

by kururin

2007年7月27日 (金)

夏季講習・初日

 夏季講習初日の今日、私の担当の授業は全部で10コマ(45分授業)でした。

 午前9:00~10:35は、小4クラス、夏季講習の教材作りの合間に簡単な昼食を済ませ、午後3:00~4:30は学芸中2年生のK君の数学個別指導。

 午後4:50~6:20は中1クラス。途中、夏季講習受講希望の中3生と保護者の方との面談をはさんで、6:30~8:55は中3クラス、9:00~9:50は中2クラス、と一日中フルに労働しました。こんなことは普段はめったにありませんから、今心地良い疲労感と充実感に満たされています。

 本当ならば、中学生クラスも朝からとか、午後のまだ日の高い時間帯に授業時間をとって、長時間じっくりと指導したいのですが、クラブ活動があってそういうわけにもいきません。部活と塾の板ばさみに合わせることをなんとも思わず、「クラブは断りを入れて、ぬけてきなさい」と強く指導していた若い頃が懐かしいです。

 今は、高校入試に推薦制度が導入されており、前期で合格するためにはクラブ活動の実績もかなりものをいうような傾向にありますから、クラブはほどほどにして「5教科の実力養成」を第一義に考えて徹底的に教科指導を行なうという方針ばかりを強調してもいられません。

 口惜しい想いはつのりますが・・・。

 チラシ折り込みは全くしませんでしたが、夏季講習に参加してくれる人もチラホラといて、本当に嬉しく思います。

 中3クラスの真面目さには本当に驚きます。誰一人休むことなく全員が初日からピシッと揃ったのです。講習生3名を新たな仲間に加え、28名がやる気に満ち溢れた眼差しで授業に集中してくれました。どれだけ学力を伸長させてあげることができるか、塾生諸君の気魄にこたえられるように、私も燃えまくって夏季講習に全力投球したいと思います。

by kururin

2007年7月17日 (火)

夏季講習のチラシ

 予備校や進学塾の「夏季講座」の新聞広告やチラシが入り始めました。いよいよ夏休みが近づいてきたなぁという実感が湧いてきます。

 須崎の進学塾の折込チラシを見てドキッとしたり、少し焦りを感じたりしますが、チラシ効果にはなはだしい疑義の念を抱いている自分としては、対抗してチラシを打ちたいのをグッと我慢して、この夏も口コミだけの戦略を取ることにします。

 なんて、格好つけていますが、要するに新聞折込チラシ代の6万円を節約しようという魂胆なのです。まったくもってネガティブな姿勢ですが、あまりの無反応に痛い目に合わされ続けましたので、もう信じることができないでいます。

 チラシを入れてしまうと、「チラシに触発されて塾の門を叩いた」のか「口コミで入塾しようと決めた」のかが不明瞭になってしまいます。ですから、チラシをいつも入れていると、その区別が付かなくなるため、昨年度は一切広告を控えたところ、5名以上の申し込みがあって驚いたものです。

 チラシをしていれば、チラシ効果と勘違いしてしまい、次なる宣伝効果を狙って繰り返しチラシを入れなければならなくなり、宣伝広告費がかさんで自分で自分の首を絞めることになりかねません。少なくとも4~5人は来てくれないと「ペイ(=pay)」できないですからね。

 都市部の塾でしたら、「ポスティング」という広告戦略があるそうですが、過疎化・少子化の激しい田舎町では、ポスティングしやすく、ある程度の収入のありそうな(塾通いには月謝が必要ですから)若い世代がたくさん入居しているマンションや新興住宅地はほとんど見られません。

 ですから、私はポスティングの経験は皆無です。学校の前でのチラシ配りは、この歳ではもう恥ずかしくて腰が引けてしまいます。ということで、大手塾の夏季講座宣伝合戦をしり目に、私のところではささやかにお金のかからない対策を講じます。

 在塾生たちに、「ひょっとして、みんなの友だちの中に、夏季講習を受けたいっていう人がおったら、誘うちゃってね!」とお願いするのみなのです。

 果たして、こんな消極的な態度でいいのだろうか、疑問に感じることもありますが、まあ、今年も2年連続で夏季講習のチラシは無しで、夏季講習に突入してみようと思います。

 飛び込みで「1人」でも来てくれたら、飛び上がるほど嬉しいですが・・・(笑)。

 by kururin

2007年7月11日 (水)

塾のライバル=クラブ活動

 私の塾のようなごくごく小規模の塾にとって、しのぎを削るライバルとは・・・?

 大手の進学塾でしょうか。それとも同規模の個人塾でしょうか。公文や学研などのチェーン塾でしょうか。はたまたダイレクトメール攻勢をかけてくる通信添削の進研ゼミなどでしょうか。

 もちろん、それらも少ないパイを熾烈に奪い合うべき強敵なのですが、実は、もっと恐るべきライバルが存在するのです。それは同業者ではありません。

 ずばり、中学校での「クラブ活動」なのです。本当に困っています。

 塾の始まる時刻は、7時20分にしてありますから、終了時間を6時~6時半までくらいに設定してくれるまともなクラブの指導者なら問題ないのですが、7時過ぎまで残して練習をするのは当たり前。

 土曜・日曜は、午前8時から午後6時までみっちりと猛練習に明け暮れるのだそうですから、これはもう勉強している暇などありません。定期テスト前の一週間でもお構いなしに、部員を呼びつけて朝~晩まで練習させる指導者は一人や二人ではありません。

 普段の塾のある曜日は、息せき切って塾に駆けつけてくれますが、それでも教室に到着し、机に座るのは8時近くになってしまうのはいたし方ありません。そして連日繰り返される猛練習により、体力は消耗し、塾で勉強する時間帯は眠くて仕方ない、という情況に追い込まれてしまうのです。

 もちろん、集中して学習できるはずもありませんから、効果が上がりません。塾に無理してやってきて座りますから、夜の就寝時刻が遅くなり、必然的に日中の学校での授業中も眠けに襲われ、ついウトウトとしてしまう・・・。

 その結果、テストの点はどんどん下がり、お母さんに叱られ、よけいにやる気をなくし、結局塾をやめてしまうのです。そんなケースが、最近目立って増えてきました。特に中2クラスに顕著です。

 「クラブ活動を熱心にやっていれば、高校に受かる」という間違った認識を持っている生徒達が多くて困ります。クラブの実績で推薦をもらえるのは、全国・四国大会に出場して活躍できるくらいの実力、それほどでなくてもせめて県内ではトップクラスの実績を残したものに限られるってことが、分かっていないのです。

 高校は、中間・期末テストや授業中の態度や提出物などで総合的に判断され、評価された内申点が最重要視されるのが高校入試の現実だと、まったく分かってないのです。そんなことはクラブの責任者の人はクラブ員たちには伝えません。

 とにかく勝利至上主義ですから、生徒たちの成績が上がろうが下がろうが知ったこっちゃない。とにかく、目の前の試合に勝つことを目標として、長時間クラブに拘束するわけです。クラブ漬けにも等しい状態の塾生にとって、塾との両立ははなはだ困難です。ということで、塾を去り、クラブに専念する塾生たちが生まれるのです。

 学力的にボロボロの状態で、再び塾の門を叩いてくる者も結構います。中3のクラブが終わった頃が多いです。それから入試までの間に、自学の時間が果てしなく0(ゼロ)に近くて、「受験勉強的白紙状態」の塾生たちを、それぞれの志望校に見合う学力を付けなければなりませんから、なかなかに厳しい仕事ではあります。

 それがやりがいにもつながっていますが・・・。

by kururin

2007年7月 9日 (月)

七夕様にお願いします

 梅雨前線が九州地方に停滞して、熊本地方に豪雨をもたらして大ごとになっています。お天気の神様のさじ加減一つで、人間は翻弄されます。四国にはのどから手が出るほどにほしい大雨ですが、あまりに一度に降りすぎるとこれまた困りものです。

 早明浦ダムの貯水率はここんところの大雨続きで、かなり上がってきていることでしょう。讃岐平野の水不足を心配したうちの三女のカボちゃんは、照る照る坊主を逆さまにつるして、自分なりの雨乞いの儀式をしていました。香川県の人たちの生活が本当に心配だったそうです。

 NHKのニュースで、わずかずつですがダムに水がたまり始めていると言っているのを聞いて、ホッとしてニコニコと喜んでいた優しいカボちゃんです。

 高知の須崎地方は、雨の天気予報でしたが、一日中曇りのお天気でした。これなら、午前中釣りにいけたかも・・・なんて、またしても考える釣りキチです。曇り空のもと、今日は「クマゼミ」の初鳴きを確認しました。クマゼミの声を聞くと、梅雨の明けるのももう間近に迫ってきているのを実感します。

 季節の移ろいは四季それぞれに味わい深いものがありますが、夏は聴覚によってはっきりと季節の変化を確認できます。クマゼミが鳴くと夏開幕、アブラゼミが鳴くと盛夏、ツクツクホーシが鳴き始めると秋風が吹き始めるのです。この明確さが大好きです。

 今日は7月7日の七夕祭りの日です。雨雲に覆われていますから、一年に一度のひこ星と織姫の出会いは難しいかも知れませんね。ロマンティックな七夕に、私は何をお願いしましょうか。う~ん。特にこれと言って欲しいものや願いはありません。現状のままで、幸せで穏やかな毎日ができるだけ永く続きますように・・・でしょうか(笑)。

 心の奥底を覗き込むと、ありました、ありました。

「借金完済までは、健康・安全無事に過ごせますように!そして、塾生との出会いにたくさん恵まれますように!」

 七夕に願いを・・・、心を込めて祈ります。

  by kururin

2007年7月 5日 (木)

小学校の歌声集会

 この前の日曜日の午後1時半から、S小学校・体育館で「うたごえ集会」が行われました。1年生~6年生までそれぞれの学年が、一生懸命練習してきた成果を発表する会です。

 みんなが心を一つにして合唱すると、感動的なメロディーとなって胸の奥に響いてきます。声の出し方は拙くても、無心になって腹の底から湧き出してくる歌声が合わさって、どの学年の歌も素晴らしく、私も精一杯の拍手を送りました。

 教職員の方々はこの会を成功させようと随分前から準備に取り組み、当日も万全の態勢で臨んだことでしょう。児童会の役員になっているうちの次女も、司会の言葉・歌の紹介などを連日特訓していました。

 けな気で可愛い歌声が体育館いっぱいに響き、保護者の皆さんの胸には感動の波が広がっていきました。指揮をされている先生方、ピアノ伴奏をされている先生、みなさん成功裏にうたごえ集会が終了したことに、こころからホッとされていることでしょう。

 小学校の先生方が本当に羨ましく思います。児童達の情操面の発達に大いに貢献できるこういう有意義な指導に携わることができるなんて・・・。クラスの全員が声を合わせて歌った経験は、心の中に素敵な思い出として刷り込まれ、児童たちの心を耕してくれることでしょう。

 それにしても、またぞろの嘆きですが、一部の心ない非常識な保護者の存在が、この素晴らしい会の雰囲気を壊します。私は最後尾で立ち見をしていましたが、体育館の入り口付近に陣取った一部の保護者達は、児童たちが舞台上で合唱を披露している最中にも、まったくお構いなくおしゃべりを続けるのです。

「ここに何をしにきているのだ!しゃべりたかったら、外に言ってしゃべれ!愚か者めが!一所懸命に歌っている子供たちの身にもなってみろ」

 そう注意を促したいのはやまやまなのですが、度胸がない私は黙って煮えくりかえるような腹立たしい想いを抱えながらも、黙っているしかありません。苦々しい表情になってしまい、いらいらしながらも、児童たちの歌声の方に神経を集中して聞こうと努めました。

 腹の立つ非常識なお父ちゃん・お母ちゃんが少なからずいて、困ります。学校の先生たちもきっと注意を促したいでしょうが・・・。後が怖いですからね。

 by kururin

2007年7月 4日 (水)

○知新聞

夕刊に高知女子大の移転問題が載っていました。

その中で、県外出身の1回生のことに少し触れていましたが?????。

それは、「キャンパスが変わるかもしれないという説明が入学後すぐにはなかったのに、3回生になったとき変わるのは納得いかない。4年間、永国寺だと思っていたのに・・・と移転反対運動を始めた。」というものでした。

それはそれで、彼女の考えだからいいのだけれども、単純な私は、『どういてそんな、なんちゃぁないことで、文句をつけるがやろう。いろんなところに行けてえいやいか。」と感じました。もっと重要なことにエネルギーをつぎ込んだら・・・とも思いますが、きつかったかしら。

arara

2007年7月 3日 (火)

期末テスト対策学習会

 気合を入れて授業を行なうと、4~5コマの講義でもかなり疲れます。一応、頭脳労働ですし、肉体労働ほどではありませんが、体力もかなり消耗します。それなりに塾生の諸君に気も遣いますしね(笑)。

 一昨日の日曜日、朝8時から午後5時まで塾生の諸君の自学自習に付き合いました。終了して塾生の諸君を玄関で見送った後、ふぅ~、とため息が出てしまいました。個別に教えることはしているのですが、授業をしているわけではありませんから、それほど疲れるはずはないのですが・・・。

 土曜日は朝8:00~午後9時まででしたから、疲れが蓄積しているのかな、なんちゃって、実際のところは、金曜日の炎天下での磯釣り(鵜来島)の疲労困憊の後遺症が残っているのです(笑)。

 今日からいよいよ期末テストが始まりました。目標点を定めて、黙々と頑張った諸君はきっとかなりの得点アップが望めることでしょう。範囲の定められた定期テストは、努力の量と質がそのまま点数に表れますからね。成績はバッチ・グー!となって、嬉しい夏休みを迎えられること請け合いです。

 一方で、テスト直前の土曜・日曜の準備勉強会に、一度たりとも姿を見せなかったつわものも何名かいます。独力で、家庭学習がきっちりとできるようなタイプではありませんから、この土・日も一日中遊びほうかたのかも。

 私は、対策学習会を催して、自学にお付き合いはしますが、けっして全員に強制しているわけではありません。本人のやる気を引き出すための指導(訓話やモチベーショントークなど)は徹底的に行いますが、実際にやるかやらないかは、最終的には自主性に任せるという方針です。

 打てども響かず、やる気を全然出してくれない塾生の家庭に連絡して、無理矢理呼びつけて、机に向かわせても、「やる気」がなければ座って時間をやり過ごしたり、手遊びしたり、居眠りしたり、果てはしゃべって真面目に自習している人たちの学習の邪魔をしてしまいますから、来てもらっては困るのです。

 でも、まったく準備勉強をやらずに、ノータッチの状態で試験を受けて悲惨な成績を取った子に限って、文句をたらたら言ったり、学校でも塾でも習ってなかった、などとみえみえのいい訳をしたりしますから、腹が立つときもあるのです。

 そして、成績がまったく伸びないのを理由にして、塾を辞めたりしたりする子も出てきてしまいますが、それを止める術(すべ)はありません。怠け心に自らが打ち克てないでいて、責任転嫁をしたりいい訳をする生徒にはなってほしくはありません。

 私の感化を受けたり、指導の方針を理解してくれたりして、ぐんぐんと伸びていってくれる子がほとんどですが、暖簾に腕押し、ぬかに釘、といった子もちらほら・・・。

 そんな子たちに対してもあの手この手と必死になって指導を入れてはいます。一刻も早く、K塾色に染まってやる気や覇気のある塾生に成長してほしいのですが、なかなか私の思い通りには行かないのが、現実です。

 そもそも、自学自習の学習会は、そんな「家庭で自分の力だけでは長時間の勉強が難しいというタイプの生徒」向けに行っているのですが・・・。

 そして、そんな子たちの保護者は往々にして、期末テストが終わって、通知票を目にした段になって、我が子の怠け放題の不勉強に気付き、塾に文句を言いに来たりするケースがこれまでにも見られました。「どうしてもっとちゃんと指導してくれなかったのか!」


 すべての塾生に満遍なく、過不足なく、満足のいく指導をおこないたいという理想はあるのですが、なかなかそうは問屋が卸しません。手強いです。

 二学期には、準備のための勉強を全くしないなどという塾生が、皆無になるように、根気強く、長い目で、指導していかねばならないと思います。

 忍耐力や辛抱強さなどが要求される仕事です。怒鳴って怒り散らして、机に向かわせればいいというものではありませんからね(笑)。

by kururin

2007年7月 2日 (月)

来る者は拒まず、去る者は追わず

 新年度になって4・5・6月の3ケ月が過ぎました。月があけると、すぐに「期末テスト」が実施されます。つい先日、中間が終わってやれやれと感じたのに、はや期末。時の流れの速さには、本当に驚いてしまいます。

 3ケ月目ぐらいの頃には、塾内にわずかですが変動が起こります。新たに入塾してくれる生徒と残念ながら退塾してしまう生徒が交錯するのです。

 入塾の方は、新年度になって塾で頑張って中間・実力の成績をアップさせた友だち=在塾生に刺激を受け、紹介や強い勧誘があって我が塾の門をたたいてくれるケースがほとんどです。

 中2時代と比較すると、短期間にグッと成績を伸ばしたM君の友人のK君は、自分も負けずに頑張ろうと6月途中で入塾。すぐに塾の雰囲気に馴染み、というよりピッタリはまったという感じでバリバリと勉強を始めました。

 入塾時の成績はあまり良くはないのですが、これからです。否定的なことは一切言わず、ただ「一緒に前向きに学んで行こう」と励ましました。そして私の指導のもと、基礎から丁寧にみっちりとやり直し始めました。ちょっとずつでも分かるととっても嬉しくて楽しいようで、私の事も随分と気にいってくれたみたいで、入塾して数日後に、缶コーヒーを3本も差し入れしてくれました。

「逆やにね~。先生が買(こ)うちゃらないかんがやに(=買ってあげなきゃいけないのに)」

と言うと、

「お世話になっている先生へのほんの気持ちです。飲んでください」

と泣かせるセリフを言ってくれます。

 「不登校」状態の親友がいるとかで、塾に入るように勧めて、先週体験入塾に連れてきてくれました。その彼、大人しくて真面目なM君も、ほんわかとした学習塾らしくない雰囲気を気にいってくれたらしく、めでたく入塾ということになりました。

 学校に行けてない分を、なんとか塾の方でフォローして上げられるように、特に目をかけて指導していこうと思っています。

 友だちの紹介、まさに口コミによる連鎖的な塾生増加に嬉しい悲鳴を上げたくなります。

 続いて昨日は、バレー部の仲間だと言って、Sさんが友人のIさんを体験学習に誘ってきてくれました。そして、今日お母さんからTELがあり、「入塾を決めました、明日から通わせていただきます」との由。

 ということで、6月になってバタバタバタと中3塾生が「3名」も増えてくれました。嬉しい、実に嬉しいです。小5にも、7月から新入塾生が予定されており、塾は順風満帆(まんぱん)・・・。


 と言いたいところですが、入るばかりではなく、出て行く生徒もポツポツ(涙)。

 中2のA君は、どうにもやる気が起きないからという理由で、退塾。同じく中2のB君は、野球部が忙しいから、しばらく休塾させてほしいという連絡が6月初めに入っています。

 同じく中2のCさん、Dさんもソフトテニス部の重要な試合が近く、毎日猛練習が午後7時30分まで行われているから5・6・7月はお休みさせて欲しいということです。

 そして今日もまた、別の中学校のソフトテニス部のEさん(中1)も「クラブの練習時間が長くて塾と両立できないから、しばらく休塾します」と連絡がありました。

 う~ん、悲しいです。退塾する、とはっきり言わないようにしてくれているのが救いですが、私としては休塾も退塾も同じように淋しく辛い気持ちになってしまうのです。

 塾よりもクラブに重きを置く家庭の方針をとやかくは言えませんから、「はい、はい、分かりました」とお応えしていますが、やっぱりちょっと残念で、悔しいです。

 クラブよりも塾を優先してもらいたいし、そのなるように指導を充実させて、より魅力的な塾にしていこうと強く思います。クラブを休んだり、やめてでも塾の方に行きたい!そう塾生の諸君に思ってもらえるように・・・。悔しさをバネに、内容をより充実させていくより、気持ちを立て直す術(すべ)はありません。


 「来る者は拒まず、去る者は追わず」と泰然として動じない強い精神を持ちたいのはやまやまですが、なかなか悟りが開けません。塾生の入塾・退塾に一喜一憂し、躁(そう)と鬱(うつ)を短い周期で繰り返してしまう未熟で弱い私です。

  by kururin

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