気合を入れて授業を行なうと、4~5コマの講義でもかなり疲れます。一応、頭脳労働ですし、肉体労働ほどではありませんが、体力もかなり消耗します。それなりに塾生の諸君に気も遣いますしね(笑)。
一昨日の日曜日、朝8時から午後5時まで塾生の諸君の自学自習に付き合いました。終了して塾生の諸君を玄関で見送った後、ふぅ~、とため息が出てしまいました。個別に教えることはしているのですが、授業をしているわけではありませんから、それほど疲れるはずはないのですが・・・。
土曜日は朝8:00~午後9時まででしたから、疲れが蓄積しているのかな、なんちゃって、実際のところは、金曜日の炎天下での磯釣り(鵜来島)の疲労困憊の後遺症が残っているのです(笑)。
今日からいよいよ期末テストが始まりました。目標点を定めて、黙々と頑張った諸君はきっとかなりの得点アップが望めることでしょう。範囲の定められた定期テストは、努力の量と質がそのまま点数に表れますからね。成績はバッチ・グー!となって、嬉しい夏休みを迎えられること請け合いです。
一方で、テスト直前の土曜・日曜の準備勉強会に、一度たりとも姿を見せなかったつわものも何名かいます。独力で、家庭学習がきっちりとできるようなタイプではありませんから、この土・日も一日中遊びほうかたのかも。
私は、対策学習会を催して、自学にお付き合いはしますが、けっして全員に強制しているわけではありません。本人のやる気を引き出すための指導(訓話やモチベーショントークなど)は徹底的に行いますが、実際にやるかやらないかは、最終的には自主性に任せるという方針です。
打てども響かず、やる気を全然出してくれない塾生の家庭に連絡して、無理矢理呼びつけて、机に向かわせても、「やる気」がなければ座って時間をやり過ごしたり、手遊びしたり、居眠りしたり、果てはしゃべって真面目に自習している人たちの学習の邪魔をしてしまいますから、来てもらっては困るのです。
でも、まったく準備勉強をやらずに、ノータッチの状態で試験を受けて悲惨な成績を取った子に限って、文句をたらたら言ったり、学校でも塾でも習ってなかった、などとみえみえのいい訳をしたりしますから、腹が立つときもあるのです。
そして、成績がまったく伸びないのを理由にして、塾を辞めたりしたりする子も出てきてしまいますが、それを止める術(すべ)はありません。怠け心に自らが打ち克てないでいて、責任転嫁をしたりいい訳をする生徒にはなってほしくはありません。
私の感化を受けたり、指導の方針を理解してくれたりして、ぐんぐんと伸びていってくれる子がほとんどですが、暖簾に腕押し、ぬかに釘、といった子もちらほら・・・。
そんな子たちに対してもあの手この手と必死になって指導を入れてはいます。一刻も早く、K塾色に染まってやる気や覇気のある塾生に成長してほしいのですが、なかなか私の思い通りには行かないのが、現実です。
そもそも、自学自習の学習会は、そんな「家庭で自分の力だけでは長時間の勉強が難しいというタイプの生徒」向けに行っているのですが・・・。
そして、そんな子たちの保護者は往々にして、期末テストが終わって、通知票を目にした段になって、我が子の怠け放題の不勉強に気付き、塾に文句を言いに来たりするケースがこれまでにも見られました。「どうしてもっとちゃんと指導してくれなかったのか!」
すべての塾生に満遍なく、過不足なく、満足のいく指導をおこないたいという理想はあるのですが、なかなかそうは問屋が卸しません。手強いです。
二学期には、準備のための勉強を全くしないなどという塾生が、皆無になるように、根気強く、長い目で、指導していかねばならないと思います。
忍耐力や辛抱強さなどが要求される仕事です。怒鳴って怒り散らして、机に向かわせればいいというものではありませんからね(笑)。
by kururin
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