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2007年7月11日 (水)

塾のライバル=クラブ活動

 私の塾のようなごくごく小規模の塾にとって、しのぎを削るライバルとは・・・?

 大手の進学塾でしょうか。それとも同規模の個人塾でしょうか。公文や学研などのチェーン塾でしょうか。はたまたダイレクトメール攻勢をかけてくる通信添削の進研ゼミなどでしょうか。

 もちろん、それらも少ないパイを熾烈に奪い合うべき強敵なのですが、実は、もっと恐るべきライバルが存在するのです。それは同業者ではありません。

 ずばり、中学校での「クラブ活動」なのです。本当に困っています。

 塾の始まる時刻は、7時20分にしてありますから、終了時間を6時~6時半までくらいに設定してくれるまともなクラブの指導者なら問題ないのですが、7時過ぎまで残して練習をするのは当たり前。

 土曜・日曜は、午前8時から午後6時までみっちりと猛練習に明け暮れるのだそうですから、これはもう勉強している暇などありません。定期テスト前の一週間でもお構いなしに、部員を呼びつけて朝~晩まで練習させる指導者は一人や二人ではありません。

 普段の塾のある曜日は、息せき切って塾に駆けつけてくれますが、それでも教室に到着し、机に座るのは8時近くになってしまうのはいたし方ありません。そして連日繰り返される猛練習により、体力は消耗し、塾で勉強する時間帯は眠くて仕方ない、という情況に追い込まれてしまうのです。

 もちろん、集中して学習できるはずもありませんから、効果が上がりません。塾に無理してやってきて座りますから、夜の就寝時刻が遅くなり、必然的に日中の学校での授業中も眠けに襲われ、ついウトウトとしてしまう・・・。

 その結果、テストの点はどんどん下がり、お母さんに叱られ、よけいにやる気をなくし、結局塾をやめてしまうのです。そんなケースが、最近目立って増えてきました。特に中2クラスに顕著です。

 「クラブ活動を熱心にやっていれば、高校に受かる」という間違った認識を持っている生徒達が多くて困ります。クラブの実績で推薦をもらえるのは、全国・四国大会に出場して活躍できるくらいの実力、それほどでなくてもせめて県内ではトップクラスの実績を残したものに限られるってことが、分かっていないのです。

 高校は、中間・期末テストや授業中の態度や提出物などで総合的に判断され、評価された内申点が最重要視されるのが高校入試の現実だと、まったく分かってないのです。そんなことはクラブの責任者の人はクラブ員たちには伝えません。

 とにかく勝利至上主義ですから、生徒たちの成績が上がろうが下がろうが知ったこっちゃない。とにかく、目の前の試合に勝つことを目標として、長時間クラブに拘束するわけです。クラブ漬けにも等しい状態の塾生にとって、塾との両立ははなはだ困難です。ということで、塾を去り、クラブに専念する塾生たちが生まれるのです。

 学力的にボロボロの状態で、再び塾の門を叩いてくる者も結構います。中3のクラブが終わった頃が多いです。それから入試までの間に、自学の時間が果てしなく0(ゼロ)に近くて、「受験勉強的白紙状態」の塾生たちを、それぞれの志望校に見合う学力を付けなければなりませんから、なかなかに厳しい仕事ではあります。

 それがやりがいにもつながっていますが・・・。

by kururin

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