中1英語・得点発表
英語を習い始めの中1クラス。一学期中は、ホワイトボードを使って英文法の説明をして、テキストやプリントで演習を繰り返しました。
従来のこの授業は、理解力の優れた子たちにはなんの抵抗もなく、すんなりと頭に入っていきますが、英語に対して苦手意識を持っていたり、ノートやプリントに書くのが遅かったりすると、ただ写しているだけでまったく理解したり覚えたりができない状態になって、理解や知識の吸収になんらつながっていかないことになりかねません。
英単語は「単語カード」をそれぞれに作成してもらって、塾で練習する時間も少しは取りましたが、「家庭での自主学習」に期待しました。でも甘かったです。やる子はやりますが、英語に対して苦手意識を持っている「本当は一番やってきてもらいたい子」に限ってやってきてくれません。
ですから、もう基礎中の基礎から巻き返し繰り返し「塾の授業中に自然に覚えてもらう」ように授業の方針を変えました。毎回少しずつ進め、単語・熟語・基本例文・教科書の試験範囲の「音読」を徹底的に行ないました。
単語暗記用のプリントは、「8個」ずつしか書かないようにして、毎日一枚ずつ増やしていきました。もちろんそれまでの復習を繰り返しますから、次第に枚数が増え、最後にはかなり密度の濃い、忙しい授業になりました。
音読では本当に良く声が出始めましたし、単語や熟語の暗記のためのノート書きの時間も、一学期とは見違えるほどの集中力でみんなが黙々と取り組んでくれるように成長してくれました。一学期の中間テストの頃は、2分と集中力が持続しなかったのですが・・・。
そして、英語が苦手な子たちのレベルと進度に合わせた授業を1ケ月ちょっと積み重ねた成果が次の通りです。
一学期期末 → 二学期中間
A 93 → 99
B 86 → 98
C 92 → 98
D 77 → 91
E 65 → 86
F 45 → 85
G ○○ → ○○ 12点アップ
H ○○ → ○○ 7点アップ
I ○○ → ○○ 5点アップ
あれほどに気魄を込めてやりきったつもりでも、3人がまだまだ満足できる点数にはかなり遠く、次への課題として残りました。9名の平均点は72点でした。上位陣のケアレスミスを撲滅させ、100点続出にすることと、低得点の3人の底上げを目標に、期末に向けて再スタートです。
いや、その前に朝ケ丘中・佐川中・葉山中の塾生諸君にも高得点をたたき出してもらえるように特訓しなければ!燃えています。
by kururin
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