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2008年3月18日 (火)

合格発表の報告

 敗軍の将、兵を語らず・・・的な心境です。

 「全員合格」を唯一無二の目標として掲げ、それを達成することを絶対の目標とするのならば、ボーダーライン上の塾生を志望校変更させ、安全圏の学校を受験させることにより、それを達成することはた易いです。

 でも、私は基本的には塾生の一人ひとりの意思をあくまでも尊重し、一つ上のレベルの学校にチャレンジしようと決意した人にはとことん応援し、指導し、全身全霊をかけて合格に導いていくという方針を貫いています。

 模擬テストの偏差値や実力テストの成績は目安にはしますが、それだけをたよりに実際の受験校を輪切りして決定するということはしたくないのです。難関に挑戦する塾生たちを学習面でも精神面でも出来うる限りバックアップして、奇跡の合格や逆転満塁ホームランでの合格を演出することに無上の喜びを感じるのです。

 逆に、偏差値が高いからと言って、無理に高偏差値の学校を勧めたりもしません。塾生一人ひとりの強い決意を尊重するというのが一貫した考え方です。

 この受験校の選定の仕方にはもちろんリスクが伴います。慎重を期して安全圏の高校ばかりにすればなんぼか気が楽なのですが、

「若者らしく難関にぶつかっていけ!やるだけやればきっと道は開くことができる。

 もし厚く高い壁に跳ね返され、涙を流すことがあっても、それはきっと君を人間的に成長させてくれる貴重な体験となるはずだ。

 なにより、最善を尽くし、最後の最後まであくまでも志望校をにらみ続け、粘り強く頑張りぬくことこそが大切なことなのだ」

と話をして、ともに走りぬくのです。その結果が、思いの叶う成果=合格となることを信じて・・・。

 今年度もそのような方針のまま、けっして中途で夢や目標をあきらめることなく、最後まで共に努力を継続し続けてきましたが、残念ながら、またしても厳しい結果に涙を呑みました。

 でも、再募集で合格した者は、正規の合格者ではないのでしょうか。そんなことはありません。前期・後期・再募集とすべて同じ高校入試なのです。価値に何らの差もありません。ですから、「全員合格」はすべての入試が終わってから掲げるべきものであっても、ひとつもおかしいことではないのではないのでしょうか。

 そもそも「全員合格」なんていうことをお題目やスローガンのように掲げるばかりが能ではありません。しかし、チャレンジする気持ちを尊重しながらも、再募集を待つことなく後期選抜の時点でそれを見事達成できて、快哉を叫ぶことができる日の実現を目指し、また新たな歩みを始めたいと思います。

 公立高校後期選抜試験での合格者は次の通りです。

 追手前高 自然科学   A君 (葉山中)
 追手前高 人文語学   Bさん(久礼中)

 小津高  普通科区外  Cさん(須崎中)

 高知商  総合ビジネス D君 (須崎中)

 高知西高 普通科区外  Eさん(上分中)
 高知西高 普通科区外  Fさん(須崎中)

 高知東高 看護科    Gさん(須崎中)

 丸ノ内高        Hさん(朝ケ丘中)
 丸ノ内高        Iさん(朝ケ丘中)

 須崎高         Jさん(須崎中)
 須崎高         K君 (須崎中)
 須崎高         L君 (須崎中)
 須崎高         M君 (須崎中)

 須崎工業機械科     N君 (須崎中)
 須崎工業ユニバ     Oさん(朝ケ丘中)

 本番入試での健闘空しく涙を呑んだ塾生は、2名でした。一人は高知高校に合格していますが、後期選抜の入試本番では、250点満点中196点(自己採点)取っていましたので、ひょっとして合格できるかも・・・と期待していましたが、やはり「区外」は難関でした。

 負け犬の遠吠えになりますが、「区内」だったとしたら、この点で不合格の憂き目にあうこともなかっただろうにと考えると、持って行き所のない「制度に対しての」怒りや悔しさや矛盾を怨む気持ちが溢れ出てくるのを止めることができません。

 鍛え方が足りなかったと言われれば、それまでですが。とにかく、今年も受験の神様には、「選抜テストの厳しさ」を嫌というほど味あわせていただきました。世の中は本当に甘くないです。

 努力すれば必ず報われる、のではなく、努力を積み重ねることによって「報われる可能性が高まる」だけだという人の世の鉄則を再認識させられました。

 でも、この入試での挫折は、きっとそれぞれの人生に何らかの意義を与えるものだと思いたいです。また、そうあれるように試験後の精神的フォローやケアーをしっかりと行いたいと思います。

 高校入試でさえこれほど厳しく辛いのに、大学入試の超厳しさっていうのは想像を絶します。大学入試に挑む塾生・生徒諸君とともに難関にチャレンジする塾の、高校の先生方を心から尊敬してしまいます。

 それにしても、高知から帰ってきて、塾の事務室から涙を呑んだ塾生のおうちにお詫びの電話をする時の辛さ、しんどさ、切なさよ・・・。実際に涙にくれている本人や保護者の方になんとお話してよいものやら。

「本人の頑張りに報いる成果を与えて上げられなくて、本当に申し訳ありませんでした」

そうひたすらに謝り、電話口で頭を下げるばかりです。

 この稼業も思うようにいかず、なかなか厳しいです。今にわかったわけではありませんが・・・。以上、今日の合格発表の報告でした。

 by kururin

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