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2008年7月

2008年7月31日 (木)

かかりつけ

 先だって体調を崩し、かかりつけの医院に見てもらいに行きました。そのとき私は、「最近、体力に自信がなくなりました。」と、つい言ってしまいました。すると、先生に「点滴をしますか。」と尋ねられ、「どちらでもかまいません。」とあいまいな返事をしてしまいました。「水分がとれていれば問題ありません。」という先生のおことばで、点滴をすることなく、元気に帰ってきました。

 中学や高校に合格した卒塾生が、学校の成績の関係で元気をなくして塾に戻ってくる場合があります。ある意味、生徒にとってかかりつけの塾なのかもしれません。戻ってきた生徒に、自信を取り戻させるのが大切だと思っています。

                      by ロックン

2008年7月29日 (火)

夏期講座②

 今、夏期講座の真っ最中です。ほぼ世間の人たちと同じ時間帯に仕事を始めます。夏期講座は子どもたちの学力を伸ばすいい機会です。普段の授業よりは多くの授業時間をとることができますので、普段できないことをやったりします。

 今日、小学生の国語の授業で音読をさせました。普段は音読をさせるときでも、席に座って読ませますが、今日は一人一人立たせて読ませました。立たせて読ませると、いかに落ち着いて読むことができないかがわかりました。一箇所にまっすぐ立って読むことが苦手なのです。正しく音読できるかが読解力の差となって表れますので、これからもしっかりと読ませたいと思いました。

                                 by ロックン

2008年7月26日 (土)

夏期講座

 夏期講座で午前と午後続けて授業するクラスがあります。子どもたちは当然弁当を持ってきます。子どもたちは弁当を食べ終わると、体がムズムズするのか、教室でドタバタします。私は、けがなどしてはいけないと気が気でありません。

 そこで、食事が終わった後少しでも静かにさせようと、全員に同じ本を配りました。子どもたちは静かに座って読書をし始めるかと思うと、そうではありません。男女がそれぞれ2つの教室に分かれて、グループで読み始めたではありませんか。それもおもしろいことに、男子のグループは形式段落ごとに読み手をかえます。女子は一文ごとに読み手をかえます。

 これで、私はやっと心静かに昼食後のひとときを過ごせるかと思いきや、子どもたちが読めない漢字があり、2つの教室を往復して教える羽目になりました。休み損ねた気もしますが、子どもたちの機転に脱帽です。

                           by ロックン

2008年7月17日 (木)

自学自習から学びあいへ

以前私は、自立心を育て自学自習できる子供を育てることが教育の目標だと思っていました。「黙々とやれ」、これが私の口ぐせでした。しかし今その思いが大きく揺らいでいます。仲間と心を通い合わせ助け合い、お互いから様々な刺激を受け合いながらこそ、子供は成長するのだと思うようになりました。受験学力のようなレベルの学力でもそれはいえるように思います。集団の力で伸びる、これは以前から実感していましたが、いよいよそれを確信するようになりました。受験学力のレベルだとあらかじめ決まっている答えを探るだけですので、それこそ一人で黙々とやった方が能率が上がることもあろうかと思いますが、最近の子供たちを見ていますとどうもそうでもないようです。もちろん、その方が向いている子もいまして、それはそれでいいと思いますが、今まで250点ぐらいしか取れなかった子が400点近い点を取ったりするのを見ていますと、どうしても集団の力が作用しているとしか思えません。ましてや、勉強以外の人間的な成長となれば集団の中で啓発されることがどうしても必要ですね。人間は社会的動物ですので、自立そのものも集団の中でこそ発達するようにも思います。そうなりますと、私達の一番大切な仕事はいかにして、思いやりがあり、お互いの存在を人間として認め合い啓発しあえる集団となるように心を砕いていくかということになります。そしてそれを、よい授業を行っていく中で生徒と共同で創造していくしかないように思います。そういう意味で、最近はやりの個別授業や習熟度別クラス編成は勉強だけに特化したいびつな手段で決して子供のためになるとは思えません。また学力そのものも逆に伸びないように思いますがいかがでしょう。

                                  廣瀬

2008年7月15日 (火)

公立高入試説明会2

 今日、「公立高入試説明会」の件で、県教委に行ってきました。公立高入試説明会は今年で11回目になりますが、県の教育委員会には第1回目から参加していただいています。

 昨年度も、丸の内、追手前、小津、西の各校に参加を願い、直接先生方からお話を伺える、またとない機会になりました。

 毎年、このような説明会をしていますと、県教委や学校がどちらの方向に行こうとしているのか、私自身実感として受けとめることができます。そして、それがいい方向にいっているのではないかと思っています。

                        by ロックン

2008年7月12日 (土)

夏休みまであと一週間

 最近、いろんなところで、「すごいな」という印象を持っています。

 「子どもがすごい」、「塾仲間がすごい」、「区立中の元校長がすごい」、「今の県教委がすごい」、「黒人の演歌歌手がすごい」などと思って過ごしていると、あっという間に、夏休みが近づいてきました。夏期講座に入る前に、県立高を回って「公立高入試説明会」の段取りをする必要があります。あと一週間が勝負だと自分を奮い立たせています。

               by ロックン

2008年7月11日 (金)

私立中高学校説明会②

 私立中高学校説明会が今日まで長く続いてきたのは、もちろん私学の参加があってのことですが、くろしお進学会のメンバーが陰に陽に応援してくれたからでもあると思っています。さらに、多くの塾が塾生に当該説明会を知らせてくれた結果だと思っています。感謝しています。

 昨年度の私立中高学校説明会のときの保護者のアンケートで、「塾から説明会についてのお知らせがほしかった」というのがありました。やはり、保護者は塾からの確かな情報がほしいのだと思います。この点を反省し、今年は昨年度よりも多くの塾に案内を出したいと思っております。

 今年は、高知会館で午後1時30分から4時40分まで説明会を開催します。

                           by ロックン

2008年7月10日 (木)

私立中高学校説明会

 ある塾団体が主催する、「私立中高学校説明会」のお世話を始めてから、10年以上になります。10年以上とあいまいにしか書けないのは、毎年、この説明会の世話を今年で終わりにしよう、今年で終わりにしようと思い、最初から何回目ということが意識になかったからです。

 ところが、好評につき、やめることができず、今日に至っているわけです。特に、昨年度は来場者が200名を超え、さらに責任を持って、当該説明会を開催しなければならなくなりました。

 そこで、今年からは、私学の先生方のご意見を伺うことにより、さらにいいものにしようという方向へと変わりました。

 そして、今年の「私立中高学校説明会」は9月14日(日)に開催することになりました。

                            by ロックン

2008年7月 9日 (水)

○○の手習い

 長いこと塾をやっていると、プリントがたまってきます。このプリントの中には、今も使えるものと、もはや使えないものがあります。今も使えるものでも、手書きですので、パソコンで作り直そうと努力しています。しかし、他の人では30分でやれることが、私がやると、1時間かかってしまいます。いやになることもたびたびでした。

 そこで、古いノートパソコンを使うのをやめ、新しい機種のパソコンを使ってみますと、昨日1時間かかっても進まなかった仕事が、スムーズにいったではありませんか。これから新しい機種でプリント作りに励もうと思っています。

                       by ロックン

2008年7月 8日 (火)

抽選

 いろんな活動に首を突っ込んでいる私にとって、夏期講座前の今が大変忙しい時期です。特に、学校説明会は準備に時間をとられるイベントの一つです。こういった説明会でいちばん気を使うのは、各学校の説明順をどのようにするかです。形式的な平等のため抽選がよいのですが、それだけだと実質的にはいいものができず、一工夫が必要なところです。

 ところで、県立中の入試においても抽選が問題になっているようですが、形式にこだわると実質的にいいものができず、かえって受験者数が減る懸念が生じます。知恵を絞っていただきたいところです。

                            by ロックン

2008年7月 7日 (月)

けがの功名

 私は、塾で、夕方の授業と夜の授業の間の30分の休みで食事をとります。しかし、最近、私が食事していると、生徒が来ます。生徒が寄ってきてくれるのはうれしいことですが、落ち着いて食事が取れません。

 そこで、夕方の授業が始まる前に食事をとったりもしましたが、まだお腹がすいていないので食事がすすみません。特に、この暑さではなおさらです。そこではたと困りました。

 ある日、授業の始まる前に、生徒が私の方に来ようとしたので、とっさにプリントを渡し、これをやっておくようにと言いました。生徒がそのプリントをやっている間にゆっくり食事が取れるようになりました。思いがけなく生徒の学力アップにつながりそうです。

                      by ロックン

2008年7月 4日 (金)

1対1の個別について

1対1の個別をどうするかということですが、結局はその塾のポリシーの問題だと思います。哲学といっていいのかもしれません。断るのもまた一つの立派な決断だと思います。そういう指導を希望してくるということは集団の中ではうまくいかない何か原因を抱えているのでしょう。よほど基礎学力に問題があるか、あるいは性格的に集団の中では学びにくいとかいろいろ原因が考えられます。私自身はあくまで集団指導にこだわりたいですが、そこはそれぞれの塾の考え方です。1対1の個別は能率とか痒いところに手が届く指導とか確かにいいところもありますが、集団の中でお互い知恵を出し合って考えるという行為には、学びの社会性という一段高度の作用があります。そういう中で、学びにおいて飛躍することも出来ますし、助け合いの心も芽生えてくるように思います。そして何より、その方が生徒にとっても楽しいのではないでしょうか。1対1の指導は勉強という一事にしぼった指導で、社会性の芽を摘み下手をすればわがままを助長することにもなりかねません。ただ不登校児とか1対1でないと学習できないという生徒であるならば、ボランテイアのつもりでやってあげるのも大変価値のあることだと思います。もし、営業として考えるのであれば、なかなかうまくいかないように思いますがいかがでしょう。そこは塾長さんの判断ですね。

                         廣瀬

2008年7月 3日 (木)

1対1の個別指導

 私の指導法については前に書いたことがあります。その考えは今も変わっていません。しかし、最近、その考えとは別に、1対1の個別指導について考えさせられる出来事がありました。それは次のようなことです。

 1対1の個別指導をしてほしいとの見知らぬ保護者からの電話がありました。お子さんの成績が芳しくなく、切羽詰っている様子でした。1対1よりは集団における個別指導がよいと説明しようとしましたが、取り合ってくれませんでした。集団はだめだと頭から思っているようでした。

 昨日も見知らぬ別の保護者から電話がありました。1対1の個別指導がよいとのことでした。

 こういうことは長年塾をしていてなかったことでした。保護者のニーズがそうであるなら、そのニーズに沿う方法も考えなければならない時期にきているのでしょうか。

                    by ロックン

2008年7月 2日 (水)

単元別テスト

 中学生の数学の成績をあげるため、高知県の中学校で単元ごとに確認テストをすることが新聞で報道されていました。中学生の数学の得点力を伸ばすことには賛成ですが、単元別テストでそれを伸ばすと考えることに違和感を覚えました。

 テストで学力が伸びるとは思われませんし、テストをする時間がもったいないと思われます。テストは生徒の実力を評価するためのものです。その本来の趣旨に学力を伸ばすというのはなじみません。確かに、単元別テストをすることによって生徒の弱点を知り、それを指導に役立てようと思うのは理解できますが、次のことが気がかりです。

 テストというと生徒に拒否反応が働き、やる気のなくなる生徒も出ます。

 テストをする時間が必要なため、生徒を教え指導する時間が減らないでしょうか。

 弱点は、日々教えるところから先生がつかむものであり、テストで弱点か所を把握するなら定期テストでもできるわけです。特別に単元別テストをする意義はどこにあるのでしょうか。やらないよりましなのでしょうね。

 以上により、単元別テストにより中学生の数学の力を伸ばせるかどうかが私だけの危惧であればいいのですが。

                              by ロックン

2008年7月 1日 (火)

続自学自習

 まちがったタイミングで、そして適切な内容でないものを宿題に出すと、子供の逆襲に遭います。

 まず、プリントを持ってきません。次に、持ってきたとしてもやっていません。そして、やっていたとしても友達のものを写しただけです。このような宿題ならないほうがましです。生徒はいかにやらないかを学ぶことになるからです。

 宿題を自分でやってくる生徒は、自学自習のできる生徒でしょう。ただ、この場合でも、宿題プリント(テキスト)の内容が生徒に力をつけるものでないと、やった割には力がついていないということになります。自分で問題を解き自学自習できるのに成績が伸びない生徒は、先生の話しを聞かずに自己流で問題を処理していることがあるので、注意が必要です。

 宿題をやらすことにのみ重点を置くのではなく、内容に重点を置き、生徒にとって内容が適切でないプリント(テキスト)はかえって宿題にしないほうが生徒の学力を伸ばすものと思われます。

                 by ロックン

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