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2008年8月29日 (金)

ロックンの大いなる疑問について

現在の私は極力生徒の順位は気にしないように努めています。努めているということは、いまだにすこしは気になっているということです。あまりに順位を気にしすぎますと、競争のようになってしまい、私の求めている世界とは離れてしまいます。私はあくまでお互いが助け合うという集団の中で個々がそれぞれにのびていってくれればいいと思っています。一番にはこだわりません。こだわるとろくなことはないように思います。学力は人間の能力の全てではありません。ほんの一部です。その一部分にこだわりすぎますともっと大切な何かが損なわれてしまうように直感的に思います。競争が無いと果たして人間は学ばないのでしょうか。私はどうもそうは思えないのです。いや、逆ではないか、競争をなくした方が人はもっと自主的に学ぶのではないか、最近の私はそう思うようになりました。それは小学生の受験しないコースを教えていますと,いつもそう思います。他と比べるためのテストは全く行いませんが皆生き生きと学んでいます。これが本来の姿なのではないかと思えてきます。教える私達の方もはるかに大きな喜びを味わえます。大切なのは、順番を競うことではなく、学ぶことは楽しいことだと思えることではないでしょうか。そのためには、順位は却って邪魔です。なぜなら、現時点で成績のあまり良くない子にとってダメージこそあれ、なんらいいことは無いからです。競争の無いゆったりとした時間の中で、お互い助け合いながら共に学ぶ喜びを分かち合っていこうというのが今の私の目指している世界です。いつもながら理想に走ってしまいました。現実はまだまだこれからです。

                                   廣瀬

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コメント

コメントありがとうございました。おっしゃる通りだと思います。ただ、「大いなる疑問」はまだ続きますので、そのときにはまたコメントをよろしくお願いします。

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