世にも不思議な物語2
世の中不思議なことはたくさんあるのですが、それがいつまでも不思議なままで残る場合と、あるとき急にその不思議さが解消される場合があります。
私はバスに乗って彼の下宿に行く途中、ぼんやりと外の景色をながめていると、な、なんと道路わきの電話ボックスの中に彼がいるではありませんか。そこで、私はすぐバスを降り、彼と会うことができました。彼は電話ボックスの横のバス停で私を待っていたそうです。私が来ないので、彼は彼女に、私が来ないと電話をしていたそうです。それぞれ別の場所で待ち合わせをしていたわけです。そのときは二人会えてよかったよかったと姫路城に行ったのです。どうして別々の場所で待っていたかを詮索することもしなかったのです。
それが、何十年後かにその不思議さが解消されたのです。
by ダジャマン
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