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2009年11月24日 (火)

こい話し2

 建二は治と共に姫路行きの電車に乗っていた。建二はどうして自分がこんなところにいるのか不思議だった。治が里美と行くはずの姫路城、それなのに、建二が治と行くはめになったのである。それほど治と里美の仲はまずくなっていたのかと心の中でつぶやきながら、建二は電車に揺られていた。

 建二:どうして里美さんと行かないのか?

 治 :彼女、用事ができたと言うから。

 建二:うまくいってないのか?

 治 :・・・・・。

 建二はそれ以上聞くことはできなかった。二人の仲がまずくなっているなら、それは自分にも責任があるかもしれないと思っていたからだ。

 去年、彼女の十九歳の誕生日、何を思ったのか、建二は彼女にお祝いの電話をしたのだ。「誕生日おめでとう!二十歳になる前の一年間、大切に送ってください」などと生意気な電話をどうしてしたのだろう。それ以来、里美は建二のことをよく思い始めていたのだ。もしそれに治が気づいていたのなら、いい気はしないだろう。建二は複雑な気持ちで治と電車に乗っていた。

 今日は風邪ひき(フィクション)であることをお断りしておきます。

              by ダジャマン

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