ごかいのすすめ
生徒の学力を上げる方策の一つとして、チーム対抗問題合戦をしています。机のたての列でチームを分け、負けたチームが余分に問題をやることになるのです。
「この問題は、2名できたチームが勝ち」と言うと、それは不公平だという生徒が出てきます。自分のチームは人数が少ないというのです。そこで、私は「君のチームは今日、欠席者がいるからしかたない」と言って話をすすめます。不公平だと言った子が「今度の問題では、できなかった人が2名にしよう」と言います。さすがです。考えたものです。そうすると人数が少ない方が有利となるのです。
福沢諭吉の著書に『学問ノスヽメ』があります。身分による差別をなくすには学問をせよということなのでしょう。が、うがった見方をすれば、自分の不利益を克服し、有利にするには勉強しろということになるのでしょうか。生徒のちょっとした言葉でそんなことを考えてしまいました。
by ダジャマン
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