一人
生徒が一人一人帰っていきます。相変わらずあとの人のために、戸を開けっぱなしで出て行きます。
戸を閉めようかと迷いましたが、しめた!もう一人です。その生徒が出ていくまで寒さを我慢すればいいのです。
ところが、その生徒のスピードの遅さよ、すぐ出ようとはせず、ゆっくり消しかすを集めて、それをゴミ箱に捨てます。そして戸の方にゆっくり行って、「さようなら。」 やっとだと思いながら、私も「さようなら」と言います。
何と、その生徒は、少し躊躇しながら、戸を開けっぱなしにして出て行きました。あと出るのは私だけになりました。
by ダジャマン
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