学習塾

2008年5月13日 (火)

もう一生、酒は飲まんぞ

 昨日は、くろしお進学会の定例総会と懇親会がありました。久しぶりに高知のお街で飲めるのが嬉しくて、ついつい度を過ごし、二日酔いに苦しむ一日でした。

 一次会は会費5000円の飲み放題コース、意地汚い私は「飲まなきゃ損損」みたいな感じで、タイムリミットすれすれの時間にきつい黒糖焼酎を頼んだりするもんですから、酔いがぐぐっとまわり、二次会のカラオケスナックでは馬鹿騒ぎ・・・。

 マイクを回されると、最初は遠慮がちに歌うのですが、一曲やってしまうと関を切ったように気分がハイになり、歌うしゃべる飲むを繰り返します。

 水割りは「薄く作ってね」と店の外人の女の子、いや女の人(ロンドン出身の40歳代だそうです・笑)に頼んでいますが、それでも歌を歌い終えるごとにがぶがぶ飲んでいると、知らず知らずにアルコール摂取量は肝臓の働きを越えてしまうのです。

 朝は、咽喉が渇き、倦怠感と気持ちの悪さと、そして何より前日の自分の酔っ払った挙げ句の醜態を思い出し、自己嫌悪の極地です。飲んでいる時は、アルコールの作用で気分が良くハイテンションになりますが、翌日の気分の悪さといったらありません。

 ちょっと前に、担当してもらっていた精神科医の先生から「アルコールには、酔いが醒める際に、気分をうつにする薬理作用があるから控えなさい」と言われていた通りです。本当に今朝の気分はどん底でした。

 釣りにいく気にもなれず、何とか体と心の状態を元に戻そうと、水を何倍も飲み、横になっては体を休めました。午後3時頃にはなんとか体調は、7割がた戻りましたが、それでもまだけだるさは残りました。

 「もう一生、酒は飲まんぞ。決心した」

 今朝、布団で唸りながら、大声で宣言しましたが、家族の誰一人として信じてくれる者はいません。だって、これまでにも何十回何百回と繰り返しては、破ってしまった断酒宣言ですから(笑)。

 実際、2週間後には、夕べとほぼ同じメンバーで、窪川の奥の松葉川で蛍鑑賞会と銘打った「飲み会」を企画しているのですからね。それまでは、できうる限り休肝日を多く設けようとは、真面目に思っています。

by kururin

2008年4月26日 (土)

土佐高校・入試刷新

 少子化の荒波をもろにかぶる私たち「学習塾」稼業は、塾生を確保するのに四苦八苦の状況ですが、これは県内の私立高校もまったく同じのようです。

 天下の土佐高(これは私が勝手に付けた呼び名ですが・笑)ですら、今年度の高校入試・一般では「定員割れ」してしまったのです。

 平成20年度 総定員 60名
 推薦受験数 47名 推薦合格数 43名
 一般志望数 20名 当日欠席 6名
 一般受験数 14名 合格数 10名
 実質倍率 1.40倍

となっています。土佐高校が定員割れなんて、前代未聞の事態で、学校関係者に衝撃が走ったことは想像に難くありません。中学入試も1.25倍の低倍率で、易化の度合いは激しく、超難関だった昔日の面影はありません。

 危機感を募らせた学校は、この現状を打破すべく、新機軸を打ち出してきました。これまでの県内私立高入試の慣例を打ち破るフレッシュな内容です。他校の入試の形式にも、かなりの影響が出ることが予想されます。

 土佐高をはじめとする県内難関私立校の志望者・受験者のはなはだしい減少の原因は、追手前高校の大学進学実績の躍進であることは明らかです。それにプラスして、疲弊した県内の経済状況があります。高い月謝を家計から捻出することができない家庭の割合が、年々増えているという現実も公立の雄・追手前志向に拍車をかけているのです。

 先日、「土佐高入試が変わります ~みなさんのチャレンジを待っています!!~」というタイトルの案内チラシが郵送されてきました。

  http://www.tosa.ed.jp/index.html

 思い切った改革で、高校入学志望者の減少に歯止めをかけようという狙いがはっきりと表れています。刷新された内容は、3点。「推薦・一般の募集人数」「推薦資格」「筆記試験の科目」です。ずばり、入りやすくなりました。超難関だった昔とは隔世の感があります。

 高校からの入学定員は、60名。その内、推薦入試では今年まで約40名の募集だったのが、約50名に増やされました。83%を推薦で確保します。追手前高の「前期選抜試験」で、優秀な中学生を根こそぎさらわれることを阻止する狙いが、ここにあると思われます。

 基本をがっちりと固め、ひたむきに学ぶ素直で謙虚で真面目な中学生は、高校に入ってから伸びます。難関・土佐中学に合格しただけで目標を達成したかのように喜び、浮かれて、学ぶ姿勢を失ったエスカレーター組の多くは、あっという間に、高校編入組に抜き去られてしまうのです。

 推薦資格はかなり緩められました。

A:中学3年時の評定平均値が8.2以上(5段階は4.1以上)の者←今年度=8.6以上

B:中学3年時の評定平均値が7.4以上(5段階は3.7以上)の者で、次の①~③のいずれかに該当する者←今年度=7.8以上

 ①県レベル以上の大会・コンクールで4位以上に入賞した者

 ②客観的に認められる卓越した技能や能力を有する者

 ③英語検定準2級以上、子ども県展推薦・特選、読書感想文コンクールで県の最優秀・優秀受賞など、高い能力がある者

 一般入試では、まず募集人数が「若干名」←今年度=約20名、と変更されました。これは「ほとんどを推薦で確保しますよ」という宣言に近いと思います。

 そして、目玉は筆記試験の科目が、国語・数学・英語の3教科になったことです。←今年度:国・数・英・社・理。英語は、リスニングが新たに出題されるようになりました。

 土佐高をはじめとする、私立高校入試の様変わりぶりには驚かされます。加速する少子化の波、疲弊する高知県経済の状況による各家庭の家計の逼迫(ひっぱく)からくる公立高志向、生き残りをかけて土佐の入試改革・刷新に強く影響を受けて、他の私立高校も追随することが予想されます。

 いち早く制度改革を行い、公立の核となる一校=追手前高に県下の優秀な中学生を寄せ集める方針を実施した県教委の狙いが的中し、公立中学→追手前高→国立大学という流れが確かな、うねりを伴った潮流に成長しました。

 厳しく、粘り強く、そして手厚く受験指導を行い、中高一貫の私立校と遜色(そんしょく)のない大学進学実績を出し始めた追手前高への、受験生の流れをなんとしてでも食い止めるべく、私立の各校は知恵をしぼり、戦略を考え出そうと奮闘努力している姿勢がうかがわれます。

 しかし、ひょっとして、もう「時すでに遅し」かも知れません。だって、今年度の追手前高の国公立大学進学実績って、素晴らしいですから!東京大・京都大・大阪大が揃っている上に、大阪大学なんて7名合格中、現役が7名なんですから。中学入学の段階から、私立の行く意味がなくなります。

 土佐・学芸など難関私立の最後の砦=存在意義は、「国公立・医学部」への合格者数で、追手前との差を表すしかなくなっているのが現状です。

 追手前高HPよりのコピペです。

『 平成20年度国公立大学入試 合格者数 142 [3/24(月):現役]

東京・京都・大阪・九州・筑波・ 横浜国立・埼玉・東京学芸・東京農工・金沢・信州・大阪教育・神戸・広島・岡山・滋賀・鳥取・島根・香川・愛媛・徳島・高知・九州工業・大分・琉球・首都東京・ 都留文科・横浜市立・高崎経済・群馬県立女子・京都府立・京都市立芸術・大阪府立・大阪市立・神戸市外国語・兵庫県立・県立広島・岡山県立・山口県立・下関市立・高知女子』

 高校入学から、センター試験まで、2年と10ケ月でここまで受験生たちを鍛え上げ、仕上げて、合格させる指導力・情熱・全校を上げての真摯な取り組みは本当に賞賛に値すると思います。

 我が塾から追手前高に進学したOBたちの、近年の大学合格実績(大阪大学・九州大学・高知大学医学部医学科など)からも、追手前高時代の到来を膚で感じます。

 by kururin

2008年4月17日 (木)

若者たちの未来に幸多かれ

 満開を過ぎた桜の花びらが、春の強風に舞い散っています。今春の桜も後4~5日で盛りを過ぎ、青葉若葉の季節に移って行きます。

 昨日は、中学校・高校の入学式に相次いで臨席してきました。午前中に本降りだった春雨も、午後には上がり、お日様が顔をのぞかせました。入学を祝うにふさわしいお天気になって、本当に良かったです。

 ピカピカの中学1年生たちは、ぶかぶかの制服に身を包み、緊張した面持ちで入場していました。まだまだ体格的に小っちゃくて、表情にもあどけなさが残っている少年・少女が多いです。喜びと不安と期待の入り交じったその初々しさに、何かしら胸熱くなりました。

 高校の入学式は、荘厳な雰囲気の中で粛々と進行して行きました。3学年違っただけで随分と大人びています。ブレザーの制服もみなさん決まっていて、フレッシュで素敵です。まだ洗練されていない新米の高校生ですが、日に日に成長し、逞しく、また女の子は美しく変身していくことでしょう(笑)

 中1クラスの塾生の皆さんや、3月に塾を巣立っていったばかりの高校1年生の皆さんの入場してくる姿を見つける度に、感動に胸が熱くなります。手が痛くなるほどに祝福の拍手をさせてもらいました(笑)。もちろん、新高1と新中1に上がった我が娘たちにも。

 新中学1年生、高校1年生に進級されたみなさん、入学の時の感激の気持ちを忘れずに、自分の夢・目標達成のために、充実の3年間にして下さいね。春秋に富む、若者たちの未来に幸多かれと祈っています。

 ちなみに、「国歌斉唱」の際には、中学校では、起立を促すこともなく、テープから君が代流れただけで、高校では「全員起立」の掛け声とともに職員・生徒・保護者が立ち上がりましたが、私の前に座っていた女性は座ったままでした。立つも座るも自由ですが、勇気がいりますよね。

(4月8日・記)

 by kururin

2008年3月24日 (月)

習熟度別クラスへの訣別

昨年度まで、きめ細かな授業を行うため中学三年生は習熟度別クラス編成を採用してまいりましたが、本年度より廃止いたします。

それは、クラス全員の学力を上げるためには、やはり混成クラスの方が有効と考えるからです。学力上位の者も中位、下位の者も共に助け合って伸びていこうというクラスこそが正しく、また効果も上がるクラスだと考えます。

英語は得意でも、数学は苦手、あるいはその逆もあるでしょう。そしてお互いに教えあう、そういうクラスの方がモーチベーションも高く、雰囲気もずっと良くなると思います。

但し、ある程度の人数になりますと、一人一人きめ細かい指導を行うために、クラスわけはどうしても必要になってきます。その時には習熟度別ではなく、まったく平等にクラスを分けるといいと思います。

昨年度の冬期講座では同じくらいの学力の者どうしでじゃんけんをさせて分けましたが、けっこううまくいきました。

やはり、自尊心をいたくきずつけられるような分け方は慎むべきだと今は心から反省しています。

                                                                廣瀬

2008年3月18日 (火)

合格発表の報告

 敗軍の将、兵を語らず・・・的な心境です。

 「全員合格」を唯一無二の目標として掲げ、それを達成することを絶対の目標とするのならば、ボーダーライン上の塾生を志望校変更させ、安全圏の学校を受験させることにより、それを達成することはた易いです。

 でも、私は基本的には塾生の一人ひとりの意思をあくまでも尊重し、一つ上のレベルの学校にチャレンジしようと決意した人にはとことん応援し、指導し、全身全霊をかけて合格に導いていくという方針を貫いています。

 模擬テストの偏差値や実力テストの成績は目安にはしますが、それだけをたよりに実際の受験校を輪切りして決定するということはしたくないのです。難関に挑戦する塾生たちを学習面でも精神面でも出来うる限りバックアップして、奇跡の合格や逆転満塁ホームランでの合格を演出することに無上の喜びを感じるのです。

 逆に、偏差値が高いからと言って、無理に高偏差値の学校を勧めたりもしません。塾生一人ひとりの強い決意を尊重するというのが一貫した考え方です。

 この受験校の選定の仕方にはもちろんリスクが伴います。慎重を期して安全圏の高校ばかりにすればなんぼか気が楽なのですが、

「若者らしく難関にぶつかっていけ!やるだけやればきっと道は開くことができる。

 もし厚く高い壁に跳ね返され、涙を流すことがあっても、それはきっと君を人間的に成長させてくれる貴重な体験となるはずだ。

 なにより、最善を尽くし、最後の最後まであくまでも志望校をにらみ続け、粘り強く頑張りぬくことこそが大切なことなのだ」

と話をして、ともに走りぬくのです。その結果が、思いの叶う成果=合格となることを信じて・・・。

 今年度もそのような方針のまま、けっして中途で夢や目標をあきらめることなく、最後まで共に努力を継続し続けてきましたが、残念ながら、またしても厳しい結果に涙を呑みました。

 でも、再募集で合格した者は、正規の合格者ではないのでしょうか。そんなことはありません。前期・後期・再募集とすべて同じ高校入試なのです。価値に何らの差もありません。ですから、「全員合格」はすべての入試が終わってから掲げるべきものであっても、ひとつもおかしいことではないのではないのでしょうか。

 そもそも「全員合格」なんていうことをお題目やスローガンのように掲げるばかりが能ではありません。しかし、チャレンジする気持ちを尊重しながらも、再募集を待つことなく後期選抜の時点でそれを見事達成できて、快哉を叫ぶことができる日の実現を目指し、また新たな歩みを始めたいと思います。

 公立高校後期選抜試験での合格者は次の通りです。

 追手前高 自然科学   A君 (葉山中)
 追手前高 人文語学   Bさん(久礼中)

 小津高  普通科区外  Cさん(須崎中)

 高知商  総合ビジネス D君 (須崎中)

 高知西高 普通科区外  Eさん(上分中)
 高知西高 普通科区外  Fさん(須崎中)

 高知東高 看護科    Gさん(須崎中)

 丸ノ内高        Hさん(朝ケ丘中)
 丸ノ内高        Iさん(朝ケ丘中)

 須崎高         Jさん(須崎中)
 須崎高         K君 (須崎中)
 須崎高         L君 (須崎中)
 須崎高         M君 (須崎中)

 須崎工業機械科     N君 (須崎中)
 須崎工業ユニバ     Oさん(朝ケ丘中)

 本番入試での健闘空しく涙を呑んだ塾生は、2名でした。一人は高知高校に合格していますが、後期選抜の入試本番では、250点満点中196点(自己採点)取っていましたので、ひょっとして合格できるかも・・・と期待していましたが、やはり「区外」は難関でした。

 負け犬の遠吠えになりますが、「区内」だったとしたら、この点で不合格の憂き目にあうこともなかっただろうにと考えると、持って行き所のない「制度に対しての」怒りや悔しさや矛盾を怨む気持ちが溢れ出てくるのを止めることができません。

 鍛え方が足りなかったと言われれば、それまでですが。とにかく、今年も受験の神様には、「選抜テストの厳しさ」を嫌というほど味あわせていただきました。世の中は本当に甘くないです。

 努力すれば必ず報われる、のではなく、努力を積み重ねることによって「報われる可能性が高まる」だけだという人の世の鉄則を再認識させられました。

 でも、この入試での挫折は、きっとそれぞれの人生に何らかの意義を与えるものだと思いたいです。また、そうあれるように試験後の精神的フォローやケアーをしっかりと行いたいと思います。

 高校入試でさえこれほど厳しく辛いのに、大学入試の超厳しさっていうのは想像を絶します。大学入試に挑む塾生・生徒諸君とともに難関にチャレンジする塾の、高校の先生方を心から尊敬してしまいます。

 それにしても、高知から帰ってきて、塾の事務室から涙を呑んだ塾生のおうちにお詫びの電話をする時の辛さ、しんどさ、切なさよ・・・。実際に涙にくれている本人や保護者の方になんとお話してよいものやら。

「本人の頑張りに報いる成果を与えて上げられなくて、本当に申し訳ありませんでした」

そうひたすらに謝り、電話口で頭を下げるばかりです。

 この稼業も思うようにいかず、なかなか厳しいです。今にわかったわけではありませんが・・・。以上、今日の合格発表の報告でした。

 by kururin

作文・「こんな大人になりたい」

 授業の最後に5分ほど時間をとって、「作文」を書いてもらいます。塾生のみんなは日課となって慣れていますから、自分の考えを飾らず、自分の言葉でささっと書いて、一番後ろの机の上に提出して帰宅の途につきます。

 授業がすべて終わってから、家に持ち帰り、じっくりと読ませてもらいます。思いをそのまま綴った文章の端々から、それぞれの心の中にある「想い」を伺い知ることができます。

 塾生の「一人ひとりの心と向き合う時間を創出する」ため、塾を始めたその日からずっと続けています。教科の授業を坦々と行なうだけでは、コミュニケーションが一方通行になってしまいますから、塾生の方から私に投げ掛けてくるコミュニケーションとして私はとっても大切にしてきました。

 全国の塾の先生の中で、作文を読んでいる回数や量ではかなりの上位に食い込めるかもしれません(笑)。

 卒塾を間近に控えた25期の中3クラスの皆の作文を読んでいると、確かな成長を感じます。先日、「こんな大人になりたい」という題で書いてもらいました。その内のいくつかを紹介したいと思います。


『 朝ケ丘中 TS

 私の理想の大人は、常識があって、人を思いやる心を持つ人です。

 いくら自分が仕事の業績が優秀であっても、人の事を考えず自分ばっかで、周りの事が見えていない大人にはなりたくないし、そんな人はなんか寂しい感じがするので、私はそういうのがない、心の優しい人になりたいと思う。』


『 上分中 AA

 私がなりたい大人というのは、気配りができ、相手の気持ちを大切にできる人です。自分だけでなく、自分の周りの人について考えたり、助けたりすることが大切だと思うからです。相手の気持ちになって考えると、自分の欠点も見えてきて、人をより大切にすることができるようになると思います。

 将来、今思っている理想の大人になれるように、日頃から気を付けていきたいです。』


『 久礼中 TN

 僕は昔から理科と数学が好きであり、得意教科でもあります。なので将来は理数の知識を活かし、人の役に立てるような大人になりたいです。

 今は森林伐採などによる地球温暖化が特に問題となってきています。それをなんとか止められるような研究をして、現代の人達や未来の人達のために、いい発見ができたらと思っています。その夢に近づけるよう、高校でしっかり学んでいこうと思います。』


『 須崎南中 HM

 私は、人の役に立てる大人になりたいです。人のために尽くすことのできる器の大きな人になりたいです。

 将来は養護教諭になって、生活面や精神面でも人々を支えれるようになりたいと思っています。そんな大人になれるように、まずはたくさん勉強して色々な知識を身に付けていきたいです。』


『 須崎中 NY

 私は母のような人になりたいです。

 私の母の仕事は、介護というとても大変な仕事ですが、母は常に仕事に誇りを持って働いている人ですし、なにより私たち家族の幸せを一番に考えてくれる人です。

 私も自分の幸せよりも人の幸せを考えられるような人間になりたいですし、仲間に信頼される大人に、また、患者さんから信頼される看護師になりたいと思っています。』


 読んでいて、そのしっかりとした考えに驚き、色々なことを感じ、教えられます。負うた子に教えられ・・・みたいな感じで、人生を歩む時の大切な心構えを気づかされたりします。

 自分の夢に向かって、確かに、真っ直ぐに進もうとするけな気で素直な心に胸打たれるのです。作文の素晴らしさの一つです。作文を通じて意思を通じ合うことの効用はいっぱいあります。これからも、たくさん書いてもらい、たくさん読ませてもらって、ともに成長していきたいです。

by kururin

国歌静聴

 イデオロギーに係わる話題には、ここでは極力触れないようにしています。人それぞれに思想や理念や考えがおありでしょうから、それを尊重したいと私は考えています。

 国旗や国歌に関することもその部類に入ることですから、若い子たちがよく使うところの「ビミョウ」な感じがして論じたくはないのですが・・・。

 今日、ある学校の卒業式に参列したところ、式の最初に行われた「国歌斉唱」の際に、先生方、生徒諸君、保護者の方々、誰一人として起立することなく、また声を出して歌う人も(私の見る限りでは)いませんでした。(座ったまま、小さな声で歌った人は、もちろんいらっしゃると思います。)

 「起立を促す」司会者の言葉もなく、テープかCDに録音されている国歌が、粛々と体育館内に流れるだけでした。

 難しい問題です。校長先生をはじめ、教職員の皆さんの話し合いで決まっていたことなのか、それとも成り行き上ああいう雰囲気になったのか、私にはうかがい知ることができませんが、ちょっぴり異様な時間ではありました。

 今日の塾の際に、今日卒業を迎えた生徒たちに、

「どうしてみんな国歌を歌わんが?(=歌わないの?)」

と聞いてみたところ、面白い答えが返ってきました。

「歌詞を知らんも。(=知らないからだよ。)それに、国歌せいちょうながやき(=なんだから)、座って静かに聞かないかんがやないですか?(=聞かなければならないんじゃあないですか?)」

 そう答えてくれた彼女は、「斉唱(せいしょう)」を「静聴(せいちょう)」と思い込んでいたようです。

 私の立場は・・・、う~ん、ここで旗幟鮮明にすべきではないと自分で判断して、これ以上は述べないようにしておきます。波風を立てるのは嫌ですから(笑)。基本的には、「どちらでも良い」「それぞれの信念に従えば良い」という、日和見主義ですし・・・。

 でも、東京都の都立の高校などでは、起立、国歌斉唱を自らの信念に基づいて拒否した先生方が、東京都教育委員会などから厳重注意をされたり、処分されたりしていると聞いたことがありますから、それは高知県ではどうなのかなと、ちらっと思ったのでした。

 式そのものは、静粛な中に、別れの感傷と旅立つ希望の交錯したとても素晴らしいものでした。

 それにしても、人生の節目の感動に浸ることのできる卒業式を、進学する高校を決定して、こころおきなく満喫できて、先生方や友だち・後輩たちとの別れを惜しむことのできる人たちがいる反面、明後日(日曜)午前9時の公立高校後期選抜の合格発表を控えて、不安と緊張の思いを抱えたまま、卒業の日を迎えるものとの「気分の落差」はいかばかりのものでしょうか!

 生徒の諸君にその責任の所在があるわけではありません。制度上致し方ないことなのですが、私が県の教育長ならば、旅立つ15歳の春に、もっと晴れやかな気分で、友だちと肩をたたきあいながら、心から別れを惜しみ巣立っていける入試の日程に変更してあげるのにな、そう思います。

 by kururin

2008年3月12日 (水)

受験勉強・千秋楽

 川端通り(今はシンボルロードという洒落た名前に変わっていますが)に、鮮やかなピンクの花を満開に咲かせた木があります。艶(あで)やかで華やかな色に目を奪われます。

 確かな春の訪れを知らせてくれるその花は、「椿寒桜(つばきかんざくら)」。なんて素敵な詩情を誘う名前なんでしょう。桑田山(そうだやま)の雪割桜(ゆきわりざくら)として有名な桜と同じなのだと、植木職人の隣のRさん(経理のRさんのご主人)に今日教えていただきました。

 実はこれまでは、華麗な花を枝いっぱいに咲かせて、散歩する市民のみなさんの目を楽しませ、心を華やがせてくれるこの花のことを、すっかり「桃の花」だと独り合点していました。何でもプロに尋ねてみるものです。聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥と言いますからね(笑)。

 私の25年目、四半世紀の塾稼業の節目に当たる今年の塾生たちの「受験勉強」は今日をもって千秋楽を迎えました。明日はいよいよ実力と精神力を試される本番の入試日です。

 泣いても笑っても明日の一日の試験の出来ですべてが決します。蓄えてきた学力を十分発揮して、答案に向かってほしいと願います。40分間の最後の最後まで粘り抜き、最後の一分で2点をもぎ取る粘りの根性を発揮して、ボーダーラインを何としてもクリアーしてほしいです。全員に・・・。

 私は燃えるような想いでいっぱいですが、私がなんぼ気張っても仕方ありません。私が受験するわけではありませんからね(笑)。

「それぞれの力がきちんと発揮できるだろうか、ケアレスミスを連発しないだろうか、緊張したりアガったりして普段の力の半分も出せなかったらどうしよう」

などと不安な、ネガティブな思いをいくら押しとどめても溢れてきてしまいます。でも、もういくらあれこれと考えても仕方ありません。明日、思いっきり頑張ってもらうだけです。やることは全部やってきましたから、後は受験の神様の采配に従います。

 大学の応援部のマネをして、コンバットマーチを歌いながら、腕を振って、「がんばれ、がんばれ、がんばれ、○○く~ん(○○さ~ん)」と一人ひとりにエールをきらせてもらいました。みんなちょっと戸惑い、引き気味でしたが、私の応援の気持ちは伝わったと思います。

 Do your best!Good luck!です。

 by kururin

2008年3月 2日 (日)

ガンバレ、がんばれ、頑張れ!

 土曜・日曜の昨日今日は、日中は春めいたポカポカ陽気で、昼下がりの塾の教室の気温はぐんぐん上がります。温度計は20度をさしています。

 窓を開け放って、外の爽やかな空気を教室の中に入れたいのはやまやまなれど・・・、今の時期にそんなことをしたら大ごとです。杉花粉の飛散のピークにあるからです。アレルギー体質の塾生のみんなや私を苦しめる花粉症。またしばらくは辛い季節が続きます。

 目をかきかき、むずむずする鼻を何度もかみながら、授業をしたり、自学自習のお付き合いをしたりしています。日中に活動的に動くと汗ばんできます。ですから、昨日など私は半袖のT-シャツに着替えて授業をしました。早くも衣替え。

 それを見た女子塾生の数人が、クスクス笑っていましたよ。彼女たちはまだまだ厚着をしていますから、私のファッションが信じられないのでしょうね(笑)。

 塾の庭の枝垂れ(しだれ)梅は、今満開の時を迎え、春の訪れを喜ぶかのように咲き誇っています。でも、今年の中3クラスの受験生たちはまだ「五分咲き」です。

 10日後に後期選抜入試本番をいよいよ迎える17名は、もちろん休日返上で土・日関係なく最後の追い込み勉強に励んでいます。そのひたむきな姿は、けな気でいじらしく、そして若者らしい活気に満ちて美しいです。

 2月初めに前期選抜で合格を決めて、気が緩んでしまい、ぐうたらを決め込んで毎日をだらだら、のほほんと遊んで暮らしている者たちとは、顔つきからして違ってきています。やる気と情熱に満ちた目の色で、一日一日を張り詰めた気持ちで頑張り、最後の大一番に真剣勝負を挑んでいるのですから、それは当然かもしれません。

 これでは、学力面はもちろん、厳しい試練を耐え抜き、粘り強く頑張り抜いたという経験と自信の面から言っても、「雲泥の差」が生まれ出てくるのです。

 前期発表の2月4日から後期試験の3月11日までの「1ケ月と1週間」を、真剣に中学3年間の学習の総まとめをするために、寸暇を惜しんで全力で勉強に打ち込む者たちと、合格してダラケきって、余裕しゃくしゃくに毎日遊びほうける者たちとでは、そりゃあ差がつきますよね。

 「厳しい人生への心構え」といった点からも、大きな差がついてしまいます。前期で合格してしまったことがあだになって、高校での学習を甘く見て入学まで勉強に手をつけないままのんびり過ごし、入学してからこぢゃんと苦労し、結局「中途退学」を余儀なくされたケースを中学校の先生から聞いたことありますから、危惧の念を抱いてしまいます。

 合格したら(入試面接のために真面目そうに見せかけていた)態度が豹変、髪の毛を茶色に染めて、眉毛を剃りこんで、一切勉強には手をつけず、4月まで自由気ままに遊びほうける中学生たち・・・。

 学校では、これらの不心得者が、真面目に授業を受けようとせず、先生方や後期を受験する生徒たち、そして合格してからもなんら変わらず一所懸命に学ぶ生徒諸君に迷惑をかけたり、邪魔になるような行為をして授業妨害をしたりといったことがあるやに聞いたことがあります。(私の塾では絶対に許しません。)

 中学校現場で受験指導にあたる先生方は、さぞかしやりにくいことでしょうね。本当に、制度としてこれでいいのでしょうか。

 普段からまったく真面目に授業や自主勉強に向き合わず、受験勉強の「ジュ」の字もやっていない怠け者たちが「受けたものは全員合格」の高校に合格して、浮かれて遊びほうける姿は、見ていて悲しくなります。

 かたや、自分の将来を見つめ、高校受験に正面から向き合って勉強にひたすらに打ち込み、「志(こころざし)」を高く持って(自分にとっての)難関高校にチャレンジした人たちの方が、悔し涙にくれる・・・。なにか、どこかおかしいんじゃあないですか!

 前期に自由に全員を受けさせて、合格者の定員は前期・後期で半分半分という制度の矛盾を感じずにはいられません。難関校にチャレンジする者の多くを泣かせ、努力をしない者たちを甘やかし、ダメにしていく問題点のある制度です。

 ここのBBSで嘆き節をいくら唸ってみたところで、「蟷螂(とうろう)の斧(おの)」に過ぎませんが、やっぱりひと言は言っておきたいのです。高知県教育委員会のお偉いさんたちよ、現場の嘆きに耳を傾けて下さいよ、と。

 そんな試練に嘆くこともなく、受験を控えてひたむきに受験勉強に打ち込む塾生17名のけなげさ、いじらしさよ。なんとしてでも、喜びはじける「十五の春」をつかみとってもらうために、月月火水木金金でともに刻苦勉励です。

 長かったレースは、最後の直線に入りました。みんな、ガンバレ、がんばれ、頑張れ!

by kururin

2008年3月 1日 (土)

東京にもトデン

 中3の英語の文章の中に、

「Change trains at the third stop.」

という一文があり、塾生の一人に訳してもらいました。

「3つ目の駅で汽車を乗り換えなさい。」

 もちろん正解です。でも、東京や大阪など大都会の塾の授業だったらどうなるんでしょう?「汽車」って言葉は今の時代に使われているのかしら。私が東京にいる時には、まわりの友だちはみんな、私が「汽車と思っているもの」のことを「電車」と言っていましたから(笑)。

 汽車っていうのは「蒸気機関車によって客車・貨車を牽引し、軌条の上を運転する車輌」だと手元にある広辞苑には書いてあります。ちっちゃい頃、保育園でお習いした歌の中に、「汽車汽車シュッポシュッポ・・・」というのがありましたし、赤ちゃん言葉では「汽車ポッポ」なんてのもありましたが、今でも通用する言葉なのでしょうか?

 私たちの地元を走るJR土讃線はいまだに電化されていなくて、ディーゼル車となっていますから、「電車」ではありません。田舎ではごく普通に使用する「汽車」って言葉が、都会人に通じない場合は、「列車」と言い換えましょうか(笑)。

「3つ目の駅で列車(電車)を乗り換えなさい。」

これだと訳し方のセンスがぐっとアップしますね。「汽車」なんて訳すと、田舎物丸出しかもね(笑)。

 土佐の高知で「電車」と言えば、お城下の高知市街地を縦横に走る路面電車のことを意味します。通称「トデン」。土佐電鉄の略称です。高知駅から南向けて、桟橋通り方面に走る電車にたまに乗って、はりまや橋を経由して「梅が辻」の電停(中学・高校の最寄り駅)まで通ったことを懐かしく思い出します。(普段は、みんな徒歩または自転車です。)

 30年ほど前、東京・池袋の大学に入学して間もない頃、東池袋から雑司ヶ谷・鬼子母神前・学習院下・面影橋を通って、早稲田まで走っている電車に初めて乗った時に、驚いたことがあります。その電車を「トデン」と呼ぶのだと友だちから教えられたからです。

「トデン(土佐電鉄)って、東京にもあったのか!」

 トデンはトデンでも、「都電(都電荒川線)」だったということに気づいたのは東京生活にもすっかり慣れた頃でした(笑)。思い込みって、ちょっと怖いですよね。土電が東京にあるはずないのに、勘違いしたまま、感心していたのですから、自分でも笑っちゃいます。


 注・都電=東京都交通局営業の路面電車。現在は三ノ輪橋から早稲田までの一線だけ。

 by kururin

2008年2月29日 (金)

Septemday

 中1の英語は、一番気合を入れなければならない授業です。単語や熟語がすんなりと頭に入っていかない塾生がチラホラいるからです。

 私がでかい声を張り上げて発音して、続けてでかい声で読ませて、これを15分間繰り返して、それからノートに練習する時間を10分とってから、四つ切りの片面使用済みのコピー用紙の裏に確認テスト。

 それをすぐに採点して配布、再テスト。続いて、前回・前々回の暗記用プリントの復習。ほとんどの人は完璧に覚えてくれますが、英語に対しての拒絶反応がどうしても払拭できずにいる人がいますから、あれこれと工夫をしたり、興味を持たせやる気を促すように面白く楽しい教え方を研究したり・・・。

 おかげで忍耐力が強化されていきます(笑)。今日の復習テストは、曜日・月(暦)・序数でした。あれほど繰り返し、何度も何度も読んで書いて、しっかり覚えてもらったつもりでしたが、T君が書いてくれた答えは、私をガッカリさせました。月の解答です。途中まではよくできていたのですが、最後の4つが、どうにもこうにも・・・。

「・・・ Septemday, Octoday, Novemday, Decemday 」

 どうしたらいいのでしょうか?

 そして序数のプリント暗記のための読みの際には、冗談なのか本気なのか、野球部のS君は大きな声で、

「first(ファースト), second(セカンド), third(サード), home(ホーム) ,short(ショート)・・・」

 う~ん、なかなか手強いです(笑)。

 by kururin

2008年2月21日 (木)

軒並み高倍率

 公立高校後期選抜試験の志願先変更期間が、昨日から明日までの3日間となっています。我が塾生の諸君が目指している高校は、軒並み高倍率で、高知新聞に掲載されている出願者数の状況を見ているだけで、胸がドキドキとしてきます。

 追手前・自然科学1名 人文語学1名
 高知商・総合ビジネス1名

 高知東・看護科1名
 丸ノ内高・普通科3名

 小津高・普通科区外2名
 高知西高・普通科区外2名

 どれもこれもうちの塾生の諸君にとっては難関です。追手前・自然科学1名は優秀ですから確実に合格できそうですが、後の高校はまったく予断を許しません。丸ノ内、小津、高知西は塾生同士の争いの様相を呈しています。

 大幅な定員割れの地元の、

 須崎高4名
 須崎工業・機械科1名 ユニバ1名

はなんとか入れてもらえそうに思うのですが、いやいや「定員内不合格」の可能性をはらんだ塾生が何人もチャレンジ受験しますから、厳しい結果を予想しています。

 受験の壁に跳ね返され、共に涙を流し、「再募集」の期間までの辛い時間を一緒に過ごすのは本当に切ないですが、今年も何かしらそのようなことになりそうな予感がして、今からもう胃が痛くなってきています。

 最終回の模擬テストの判定でA・B・C・DのうちC以下なら「志望校変更」と言い渡していたのですが、あくまでも第1志望校にこだわって、「どうしても受験したい」と強く希望する塾生が何名かいます。

 ですから、その意を汲んで、「ともに最後まで粘り抜こう、やれるだけのことをやりぬこう」と保護者も交えた面談で決意を確かめ合って、後期選抜に一発逆転合格をかけて、大勝負に臨むことを最終決定したのです。

 迫り来る入試を怖れず、ひるまず、けっしてあきらめずに、試験が終わるまでベストを尽くすのみです。気魄の横溢した、前向きの学習の姿勢で、「今日は試験の前日だ」という緊迫した気持ちで一日一日を頑張るように、モチベーションを高める訓話を折りに触れて行います。

 「もっとやっちょけばよかった」と後悔などしないように、「やれるだけのことはやり尽くした」と胸を張って言えるように頑張ろうではないかと、気合も入れています。でも気合だけで合格をつかみ取れるほど受験の世界は甘くありませんからね・・・。

 本人の頑張って挑戦しようと言う意志を尊重して、実力より少し偏差値の高い高校を目指して頑張る人たちを、全力でサポートし、アシストし、合格へと導くのが私の仕事だと強く認識しているのですが、燃える思いと不安とが交錯するのを止めることができないでいるのが正直なところです。

 by kururin

2008年2月15日 (金)

学区制について

学区制は本当に不平等で理屈に合わないシステムだと思います。教育の機会均等を無視しており、理想とは程遠いシステムです。もし、地方の生徒は地方の学校へ行けというのなら、それはどこの学校へ行っても同じような教育成果が期待できることが保障されていなければなりません。それが保障されるのであれば完全な学区制をしけばいいと思います。それこそ、生まれた環境や地域によって教育に差別が生じることは国家が何としても阻止するという高邁な理想といえるでしょう。教育はそれほどに大切でその人の生涯に大きく影響します。それだからこそ平等性がきちんと守られなければいけないと思います。現に、北欧の国などはこのことが厳格に実施されています。そして、テストも平等性を確保するためにのみ行われています。つまり、他と比べるためのテストではなく、地域によって、学校によって平等性が確保されているかどうか調べるためのテストです。だから、共通テストを行いましても、当然のことながら、学校名などは公表されません。それでいて、いやそれだからこそ学力は世界のトップレベルです。平等性を国家が厳密に追求し保障した結果なのです。日本ももう少し原点から教育を見直す時期に来ていると思います。そして確固とした教育哲学が必要なのではないでしょうか。しかしそうなると、塾は要らなくなってしまいますけどね。とにかく学区制はおかしいと思いますね。        廣瀬  

2008年2月10日 (日)

小津高・高知西高の学区外

 高知県教育委員会様に、もの申す。その一です。

 仁淀川・物部川をはさんで高知市の西と東に住んでいるだけで、学区外と位置づけられて、どうしてこれほど入試の厳しさを受験生たちがあじあわされなければならないのでしょうか。言わずもがな、学区制度です。

 高速道路も伸びてきて交通事情も格段に良くなってきたこの時代に、学校の近くに住む高知市周辺(高知市・南国市・いの町・日高町など)の生徒ばかりを優遇しなければならない理由が分かりません。教育の機会均等の精神にも反しているのではないでしょうか。

 県立高校2番手・3番手の小津高校、高知西高校は、高知市内及びその近隣市町村の受験生たちだけでなく、地方の受験生たちにとっても憧れの人気校となっています。その両校の学区外の定員枠は定員の一割。小津は28(区内252)人、高知西は24(区内216)人です。

 高知市近辺の中学生たちを守るための定員枠なのでしょうか。土佐市以西、香南市以東の中学生たちへの小津高・西高への進学のチャンスをせばめ、狭き門となる制度を旧態依然のまま残し続ける根拠を、論理的に筋道立てて、蚊帳の外に置かれている受験生や保護者のみなさんが納得のいくようにきっちりと示してもらいたいですね。

 トップ校の追手前高はとうに学区制度を排して、全県一律ですべての中学生に平等に公平に入学のチャンスを与えていますが、これに「右にならえ」がどうしてできなのでしょうか。

 この二校を区外から目指すためには、高校入試模擬テストの偏差値で言うと、小津高で2ポイント、西高では4ポイントも区内より上でないといけません。そして区外の定員枠が極端に少ないために、その年年によって受験者のレベルの層が大きく変化し、予想を立てたり、合格ラインを読んだりするのが非常に難しくなるのです。

 実際、追手前高でも確実に合格できるだけの力を養成しておかなければ、後期選抜試験は思い切って受験することはできないのです。

 必然的に、ボーダーライン上の受験生たちは不安にかられて、行きもしない私立高校を「すべりどめ」のために受験することになり、県内の疲弊した経済状況の中、無駄で、あほらしくて、とてつもなくもったいない、私立校を喜ばせるだけの、どぶに捨てるような「入学金を保険のため」に支払わなくてはならなくなるのです。苦しい家計から捻出しなければならない、15万円の入学金。涙が出てきてしまいますよね。

 後期でもそれほど難しいのに、あまつさえ区外枠の半数の定員に志望者全員が殺到する前期選抜の難しさといったらありません。

 私の塾の生徒で、自信を持って受けさせたA君の5教科の合計点は、3年の2学期・中間467点、2学期・期末462点と平均は90点を超えていましたし、5教科以外もすべて真面目に学習する素直で謙虚な生徒ですから、中1~中3を通じての全教科の平均点もかなり高かった(通知票での評価の平均は9前後)のですが、前期は不合格でした。

 前期選抜では英語・数学・国語の主要3教科の学科試験が行われ、基礎的問題ばかりのところ、150点満点中116点でしたから、もう少し欲しかったのは正直なところですが、それでも区内ならきっと・・・という思いは消し去ることができません。A君が合格枠に入れないのですから、前期区外枠の合格ラインはかなり高く、厳しい入試でした。

 実際はどうなのかはわかりませんが、心の中に大きなしこりが残り、不公平感が募り、釈然としない思いに包まれるのです。

 後期選抜試験では、よもや選から漏れることはないだろうと思いますが、一発勝負のペーパーテストですから、体調の良し悪しも含めて、何が起こるか分かりません。内申点は十分ですし、模擬テストでもA判定ばかりですが、それでも一抹の不安を拭い去ることができないのは、やっぱりこれはもう区内・区外を設けている制度上の差別、矛盾、不備からきているように思えてなりません。

 いっそのこと、追手前高に志望校変更してくれた方が合格は確実です。そうしてくれると、私は気が軽くなるのですが・・・(笑)。だって、追手前高は学区制度はありませんから、人文80人、自然60人と合格枠が広く、永年培ってきた私の受験のプロの目からの判断・合格ラインの読みを的確に行うことが可能ですからね。

 by kururin

2008年2月 8日 (金)

公立高校前期選抜・合格発表

 合格発表の前夜、悪夢にうなされ、真夜中に苦しさのあまり目を覚ましてしまいました。

 中学3年生の自分が高校入試に臨んでいる夢です。苦手な理科の化学分野に手こずり、解答欄を埋められなくて途方にくれて、「やっぱりもっと真剣に勉強しておくべきだった」と後悔の思いを強くして、苦しんでいる時に目が覚めました。ふう~、と大きなため息をひとつ。

 私は中学入試を受けて私立に入学しましたから、エスカレーター式で高校には上がれましたから、実際には高校入試を受験した経験はありません。なのにいやにリアルな夢を見てしまうのは、それだけ潜在意識の中にも半端じゃない受験のプレッシャーが存在しているということなのでしょうね(笑)。

 昨日午後4時からの合格発表に、緊張のあまりお昼ご飯はのどを通らず、ハラハラドキドキしながら確かめにいった公立高校前期選抜試験の結果は、予想通り、いや予想以上に厳しいものでした。

 前期選抜試験制度の理不尽さや矛盾については、今後何回かに分けて述べていこうと思っていますが、一度で選抜する試験制度ならしないで済む「不合格体験」を多数の受験生に強いることには、はなはだしく疑問を感じます。

 発表前におおよその予想を立てていました。合格なら○、際どいラインなら△、前期は無理であろうと思われる場合は×と、受験校・受験者一覧表の名前の横に書き込んで、実際に各校の合格発表掲示板を確かめに行きました。

 結果は、△や×の中からの合格者は皆無、○の予想からよもやの不合格者が出てしまいました。悔しくてなりません。どうしてあの子が、内申点も良くて、当日の試験の出来も良かった子が・・・。でもいくら嘆いても、結果がくつがえるわけではありませんから、気分を一新して、悔しさをバネに共に頑張っていくしかありません。

 後期選抜の実際の受験校はまだ確定はしていません。志望動向をにらみながら、慎重に決定したいと思います。一度志望校変更できますから、あくまで志望校受験をにらんで受験勉強に励んでもらい、今月の中旬にはそれぞれの受験校を最終的に絞り込んで行きます。

 前期選抜合格者は予想していた塾生ばかりで、自分の見る目の確かさを再確認して、「まあまあ深く確かな読みのできるプロの目ができてきたな」と感じています。そして、高校側の受験生の質を見極める目の確かさにも感心したりするのです。

 前期選抜での合格者は次の通りです。

 須崎高総合学科 Aさん
 須崎高総合学科 Bさん
 須崎高総合学科 C君

 須崎工業機械科 D君
 須崎工業ユニ科 Eさん

 高知商総合ビ科 F君

 高知南国際教科 Gさん

 高知東看護科  Hさん

 小津高理数科  I君
 小津高普通科  Jさん

 追手前高自然科学科 Kさん
 追手前高自然科学科 Lさん

となっています。

 後期選抜の受験生もまだまだたくさんいます。我が塾に春が訪れるのは、まだまだ先のことです。精神的に辛い、この仕事から逃げ出したくなる、胃に穴があきそうな、針のむしろに座らされているような、真綿で首を絞められるような、そんな試練の日々が続きますが、これも自らが選択した道(=稼業)ですから、全身全霊をかけて真正面からぶちかましていくしかありません。

by kururin

2008年1月31日 (木)

チェケラッチョ

 公立高校前期選抜の試験が行われました。作文や面接では自分の考えや長所を十分アピールできたでしょうか。教科試験が課されていた人たちは、ケアレスミスをしないで、自分の実力を存分に発揮できたことでしょうか。

 とっても心配ですが、模擬テストのように結果が返却されるわけではないので、塾生の諸君も私も気持ちを切り替えて、後期選抜の5教科試験に向けて再スタートを切らなければなりません。

 東高看護科は今日・明日の二日間にわたって試験が行われますから、受験者の人たちは今晩の中3クラスの授業はお休みしますし、高知市内の高校まで汽車や車で受験に行っていた人の多くは疲労のあまり、帰宅したとたんバタンキューだそうですから、今日の授業は「映画会」ということに急遽変更しました。

 「チェケラッチョ」という沖縄が舞台の青春恋愛のストーリーです。オレンジレンジのBGMの中で展開されるストーリーは痛快かつ胸キュンもので、楽しめました。

 背景が沖縄の青い海、白い砂のエキゾチックで雄大な自然の風景となっていますので、明るくて開放的で、見ているだけで気分が高揚してきます。そしてラップのリズムにノリノリとなって、受験で疲れた気分転換には最適だったことでしょう。たまには映画鑑賞もいいもんです。

 恋する想いと胸のときめき、青春に何かに燃えて打ち込む素晴らしさなど、ほんのひととき夢見る思いの中で遊ばせてもらいました。明日からはまた「現実」にもどって、後期選抜での全員合格の悲願達成にむけて、褌を締めなおして、塾生のみんなとともに勉学に励んでいきたいと思います。

by kururin

2008年1月29日 (火)

僕の人生の今は何章目ぐらいだろう

 早朝5時半には起床して、昨晩の家族の夕食の食器の洗い上げをして、塾の事務室に降りて高知新聞朝刊を読み、○○コをした後、インターネットの塾のBBS・お気に入りブログ・メールのチェックをし、上に上がり朝食を済ませた後、朝の補習にまた降りてきます。

 いってらっしゃい、と中1のT君を午前8時に塾から見送った後、上ノ加江まで車を走らせます。定時のご出勤みたなもので、行き帰りは車内コンサート。今はボブディラン、先日まではビギンでした。釣りは、10中8・9坊主です(笑)。自然の中で浩然の気を養います。

 正午のチャイム(上ノ加江小・中からこだましてきます)を聞いて納竿。安和のおじいちゃん・おばあちゃんちで一緒にお昼ご飯をいただきます。おふくろの味、おやじの味(笑)を毎日味わえて、これ以上の幸せってあるでしょうか!

 帰宅して、朝ご飯の食器の洗い上げをして、洗濯物たたみをします。家事をちゃんとこなす私っていいお父さんのお手本みたいですね(笑)。釣りで疲れていますから、ちょっと(1~2時間)午睡をむさぼり(=つまり昼寝・笑)、起きてからひとっ風呂浴びて身を清め、教室の掃除に向かいます。

 掃除の後は、授業で使うプリントを印刷し、手書きの解説を何枚も作って、万全の準備をします。「究極の集団指導」を追い求めていますからね。仕事「も」するのです(笑)。

 午後5時40分から、5コマの授業を全力でやり遂げた後、居残りの自学自習のお付き合いをし、10時半からBBSのカキコミをして、やっとお仕事終了。自宅に戻り、ニュース23を見ながら遅い夕食をかき込みます。アルコールは、今年は控えるようにして、年間目標に「休肝日200日」を誓いましたから、特別な日以外は一滴も飲みません。

 そして、午前0時頃にはお布団に入り、朝まで爆睡するのです。

 そんなハンで押したように単調で、それでいて充実して幸せな毎日が積み重なり、もったいなくも過ぎ去っていきます。今の恵まれた自分の境遇に感謝するばかりです。


 ウルフルズのトータス・松本さんが、私が敬愛する吉田拓郎さんに贈った歌に「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう」という名曲があります。今の私の心境にぴったりのその歌に深く共感し、車の中で聞き惚れていると感動が胸に広がって、思わず涙が溢れ出てしまいます。

 人生の年月を重ねても、なお感受性豊かなままに生き抜く彼らの歌声に励まされ、勇気づけられるのですね。

『 よかれ悪かれ言いたいことを全部言う
  気持ちいい風を魂に吹かす

  今はどの辺りだろう
  どの辺まで来ただろう
  僕の人生の今は何章目ぐらいだろう

  アホな冗談で涙流して笑う
  屁みたいな歌を大きく歌う

  今はどの辺りだろう
  どの辺まで来ただろう
  僕の人生の今は何章目ぐらいだろう

  朝が、昼が、夜が、毎日が、
  それぞれにいとおしい

  君が、彼が、あいつが、誰かが、
  それぞれにいとおしい

  何気ないその笑顔を
  頼もしい奴の声を
  変わらないこの心を
  とめどないあの涙を

  忘れない昔の事
  ゆずれない初恋の事
  わからないあの出来事
  しょうもない昨日の事

  叫びたいでかい声で
  つかみたい力尽くで
  遊びたい一晩中
  眠りたい君の横で

  いつまでも図々しく
  どこまでも明日はつづく 』


  「僕の人生の今は何章目ぐらいだろう/ウルフルズ」

by kururin

2008年1月27日 (日)

蚕が桑を食むように

 たった今、中2クラスの授業が終了し、みんなを見送ってから事務室に入り、ボブディランの「風に吹かれて」を流しながら、パソコンに向かい始めています。朝の9時から始まったハードワークにダレこけて、大きなため息とともに疲労困憊による涙が出てきそうです(笑)。

 土曜日は中3クラスの授業はないのですが、大勢が自学自習にやってきては真剣そのものの表情でそれぞれの課題に取り組んでいます。目の色を変えて学習に打ち込む若者たちの姿は素晴らしいです。

 午後3時から5時までは、個別に質問に答えたり、受験勉強のアドバイスをしたりするために私もフリーの状態で自学自習室に待機しています。机の周りを巡回しては、はかどり具合を確かめたり、一人ひとりに声がけして励ましたりとけっこう忙しいです。

 タコ部屋と名づけている自学自習室には、ついたてをして10人分の学習スペースを確保しているのですが、今ではもう満席状態で、前の教室部分にあふれ出しています。今日は、16名が訪れていました。

 中でもYさんは、午前9時~午後10時まで頑張りぬきましたから、驚きました。高知東高看護学科を受験するのですが、このひたむきさですから、きっと前期選抜で見事合格をつかみとってくれると確信しています。

 須崎工業高、須崎高、小津高、高知西高、高知南高、そして追手前高と志望する学校はそれぞれですが、みんな目指している高校の入学試験に向けての勉強に余念がありません。

 そして本当に感心してしまうのは、私立高合格者のみんながこの中にちゃんと交じっているということです。前期選抜を間近に控えて、緊迫感や悲愴感を漂わせてラストスパートの勉強に励む塾生たちの中に、私立にすでに合格して入学を決めている人たちがごく自然に溶け込んで、黙々とひたすらに勉学に励んでいるのです。

 入試前となんら変わらず、いやそれ以上に「学び心」に満ち溢れたまなざしで一所懸命に学ぶ姿勢こそ、本来の学生のあるべき姿だと私は思います。謙虚に、初心を忘れず、モチベーションを高めたまま、合格前も合格後も蚕が桑を食むようにモリモリと勉強する。なんて素晴らしいことなんでしょうか!

 土佐塾高、土佐高合格の4名全員が、入学してから上位の成績を上げて、余裕で難しい授業についていける学力をつけておくという明確な目標を持って、やる気満々で頑張っています。

 その中でも、土佐高に進学が決まっているMさんは、今日も須崎市の南の端の中ノ島からはるばると来てくれて、午後1時半~8時まで休憩もほとんどとらず、寸暇を惜しんで中学校課程の総復習と私が与えた私立高型の英語のプリントの山をバリバリと、ひたむきにやりまくっているのです。

 私は学ぶことに対してのその真摯な姿勢に、感動をおぼえました。

 by kururin

2008年1月26日 (土)

広中平祐「生きること 学ぶこと」

 高知県立追手前高等学校の前期選抜教科の検査は、「国語」のみです。調査書(=内申書)重視の方針です。

 くろしお進学会主催の公立高校説明会の際に、追手前高の入試担当の先生は学校説明の中で、調査書+国語の試験の中の大部分をしめている「作文」の内容によって、「ほぼ間違いなく」追手前高にふさわしい優秀な生徒を選抜することができるとおしゃっていました。

 主張したいことを自分の言葉できっちりとまとめて、相手に伝える力があるかどうかが合格点を取れるかどうかの鍵になるそうです。小津高や高知西高は英語・数学・国語の3教科の基礎的な問題のテストを受験生に課していますから、追手前高とは違って教科の出来具合に合否が委ねられています。同じ前期選抜でも、かなり傾向が違っていますね。

 追手前高の昨年度の前期選抜のテストを、先日の授業で実際に受験者には解いてもらいました。簡単な漢字の読み書き、四字熟語、故事成語が出題されています。やはり主となるのは、文章を読んでその内容をふまえて、書かせる作文です。

 「あなたは将来に対して、どのような『夢』を持っていますか。筆者の意見をふまえて、あなた自身の考えを述べなさい。(注・これまでの体験や見聞をまじえながら、あなた自身の将来の夢をできるだけ具体的に示すこと。)」

 これを500字程度にまとめる課題です。追手前高の受験者は4名です。みんなそれぞれに夢を語ってくれましたが、私のできる範囲でアドバイスはしました。でも、前期選抜の指導は主に中学校の先生方にお任せするようにしていますから、たいした助言にはなっていないかもしれません。

 昨年度の追手前高が選んだ論文は、広中平祐「生きること 学ぶこと」でしたから、嬉しくなりました。パソコンから打ち出して実際に塾生にやってもらい、採点や添削のために一緒に読んでいて初めて気づきました。こりゃあ、懐かしい~!

 この文庫本が教室の書棚にあるからです。集英社文庫・昭和59年3月1日 第1刷、昭和59年11月 第5刷と巻末にあります。私が塾を始めたのが、昭和58年です。

 まさに、若かりし自分が「生きること・学ぶこと」を考え、模索している時に出会った一冊でした。塾生たちに教えるというよりも、まだまだ自分が学ぶことが山ほどあり、そのヒントを探しているうちに偶然出会い、これこれと購入した一冊だったのでしょうね。

 25年の時を経て、久しぶりに開いてみた広中先生の本には、今だからこそ理解できることがたくさん書かれてあります。もう一度初心に戻って、生きること学ぶことを考えるために、じっくりと読ませてもらい、色んなことを学ばせてもらうことにしました。

 追手前高の前期選抜試験のおかげで、懐かしい恩師に久しぶりにお会いできたような、嬉しくてほのぼのとした気持ちにさせてもらえました。

by kururin

2008年1月24日 (木)

「3本締め」で講習納め

 あっという間に時は過ぎ、冬季講習はもう2週間ほど前の出来事となりました。

 7日の晩の講習終了時には、年末年始をはさんで全10日間ともに頑張った充実の5時間授業(+3時間自学自習・希望者)の打ち上げに、私からささやかな贈り物をさせてもらいました。

 これからいよいよ迎える高校入試本番に向かって、少しばかりでもエールの気持ちを伝えたいと思い、「Kit Kat」というチョコレートをプレゼントするのです。受験生への応援グッズとしては定番ですよね。「きっと、勝つ!」の語呂合わせです。

 合わせて、モスバーガーのハンバーガーを個別に希望のオーダーをあらかじめ聞いておいて、講習終了時刻に合わせて受け取りに行きます。みんなで一緒に、熱々ぬくぬくを頬張りながら、受験へ向かう意欲を高めてもらいたいのです。

 翌日または翌々日には、各中学校で最終回の実力テストが行われますから、それに向けて気合も入れておきます。そして、11日には入試幕開けの私立高・高専の推薦入試が行われまから、先陣を切って試験に挑む塾生のみんなの健闘を祈りながら、ジュースで乾杯し、最後に「3本締め」で講習納め。

「第25期K塾生全員の志望校合格を祈念いたしまして~、お手を拝借~。よ~おっ」

の掛け声よろしく、パパパン、パパパン、パパパンパン・・・・・・。

 受験に向けての心構えを確かめ合う塾恒例の儀式、「出陣式」のようなものですが、みんなの真剣そのものの引き締まった表情を見ていると、こちらまで緊張し、迫り来る入試本番に立ち向かう気分がいやが上にも高まってくるのです。

 毎年恒例の縁起担ぎのセレモニーが終わり、第25期生たちはいよいよ人生の最初の関門を迎えるのです。

by kururin

2008年1月23日 (水)

新生・中2クラス

 昨年7月、中2クラスに雪崩(なだれ)的休塾・退塾現象が突如として巻き起こり、ショックのあまり急性「うつ」の精神状態に落ち込みました。

 中3・中1・小学生クラスではほとんど退塾や休塾する人はいません(中1の1名のみ休塾)から、いったいどうしたことだろう、何がいけなかったんだろうかと、深刻に悩み苦しみもがきました。

 去っていく塾生の側に問題点を見つけ出すという方向の考え方は、一切頭の中から排除して、「自分にできていなかった所はどんなところだろう。改善すべきところをこの状況からあぶり出し、今後の指導に生かしていこう」そう決意し、初心に戻り、謙虚に反省し、改善すべきところをすべて改善しました。

 一度にどっと塾生が減るなんていうのは、塾を始めて以来初めての出来事でしたから衝撃はことのほか大きく、数日間、いや数週間は深刻に悩みましたが、残ってくれた塾生のみんなとともに何とかこのクラスと立ち直らせるべく、新しきクラスの創出を目指して毎回の授業に全力投球して、頑張ってきました。

 そして、半年。新たな流れができてきて、前とは違って学ぶ意欲に満ちた新生中2クラスに生まれ変わりました。不思議なもので、流れが良い方向に変わると人の流れも変わります。満ち潮時を迎えたような感じで、続々と素晴らしい仲間に恵まれ始めたのです。

 冬季講習から引き続いて、はるばる窪川から通い始めてくれたYちゃん。久礼からも学び心旺盛なEちゃんも時を同じくして入塾してくれました。二人は偶然、昨年夏にオーストラリアの短期留学を高幡地区の中学生代表として一緒に行った仲間同士でしたし、塾生のCちゃんも参加していましたから、みんなすでに友だちだったこともとても嬉しかったです。

 7月から休塾していたサッカー部のK君も、半年振りに復帰してくれて、今度は見違えるような姿勢で勉学に取り組みようになりました。みんな最高学年を迎えるにあたっての心の準備、受験勉強の助走をし始めたって感じです。

 やっと本来の中2クラスに戻りました。26期生となるこのクラスをどのように盛り上げ、一人ひとりと向き合い、成績を上げ、人間性も磨いていくことができるか、実に楽しみです。

by kururin

2008年1月20日 (日)

ハードワーク

 毎週お馴染みの週末のハードワークがやっとこさ終わりました。

 授業は6コマ&個別指導3コマ、中3の塾内模擬テスト採点2時間、そして佐川スイミングへ三女の送り迎え。午前8時~午後10時まで息つく暇もなく働きました。

 この働きを毎日続けていたら、きっと塾稼業は大成功するかも(笑)。いやいや過労死してしまうかもしれません。

 普段のウィークデイは、塾生諸君は学校へ行ってくれますから、私は釣り三昧だったり、読書三昧だったりで、ぐうたらをきめこむことがしょっちゅうですから、たまには仕事一筋人間に変身するのもいいかもね(笑)。

 中2クラスの授業の最後に今日学習した漢字を覚える時間を与えている時に、ふと「ハードワーク」という言葉はあったかなと疑問が湧いてきて、英語の辞書を引いてみました。

 hard working 「よく働く、勤勉な」、a hard worker 「勤勉な人」という言葉が出ていましたから、あるのでしょうね。work hard 土曜日で、本当に疲れました。充実感もありますが・・・、やっぱり疲労感の方が勝っています。ぐったりです(笑)。

 辞書を開いて、work の意味を調べていると、嬉しくなる言葉が出てきましたよ。私の生き方、考え方、ポリシーにぴったりの言葉(諺)です。それも二つも!

 All work and no play makes Juck a dull boy.

「勉強ばかりして遊ばせないとジャックを鈍感な少年にする(よく学び、よく遊べ)」

 Work while you work, play while you play.

「勉強している時は勉強し、遊んでいる時は遊べ(よく学び、よく遊べ)」

 膝をポンと打ち、そうだ、やっぱりこうでなくっちゃと一人合点する私です(笑)。遊び大好き人間の「自己弁護」として、まっこと重宝することわざです(笑)。

 by kururin

2008年1月19日 (土)

12日後の公立高・前期選抜

 追手前・自然科学   2.3倍
 追手前・人文語学   2.7倍

 小津・理数科     2.45倍
 小津・普通科区外   2.5倍

 高知西・普通科区外  2.8倍
 高知東・看護科    2.8倍

 丸の内・普通科    3.5倍
 高知商・総合ビジネス 2.3倍

 須崎高        1.35倍

 今月末、30・31日に公立高校前期選抜試験が行われます。残り12日となりました。中3塾生の受験生たちは、今日も午後6時半から10時までみっちりと受験勉強に励みました。

 寸暇を惜しんでという表現がピッタリ。黙々とそして気魄を込めて、それぞれの課題に取り組んでいます。今日の授業では、前期選抜の昨年度の問題を追手前・小津・高知西高のそれぞれのHPからプリントアウトし、実際に解いてもらいました。問題形式に慣れるという狙いがあります。

 前期選抜は、半分の定員のところに、全受験生がチャレンジしますから、毎年厳しい結果が出て、受験生や指導する学校の先生方、保護者の皆さん、そして私たち塾関係者を悩ませます。一度で合格者を決める形式なら、「不合格の体験をしないで済むであろう多数の受験生たちに悔し涙の流させてくれる」からです。

 今年度の前期選抜に臨む我が塾のみんなの受ける高校も、上にあげたように、軒並み高倍率です。厳しく辛い結果が予想されますが、あくまでも後期選抜での合格をにらんで、前期では涙を飲んだ諸君も、あきらめず焦らず、粘り強く学習を積み重ねて、最後には自分の両手で合格=「十五の春」を見事につかみとってくれるように指導しています。

 私立高・高専の嬉しい知らせに酔って、浮かれている場合ではないのです。気持ちはもうすっかり切り替えて、12日後の前期選抜に思いっきりぶつかっていく心算です。

by kururin

2008年1月17日 (木)

高知高専・合格

 土佐高3名、土佐塾高、高知高に続いて、今日は高知高専・物質工学科のA推薦にチャレンジしていたH君の合格の知らせを聞きました。おめでとう!

 四半世紀(25年間)も塾を続けていると、たまには嬉しいことにもあたります。私立と高専の志望者が全員推薦でパシッと合格を決めてくれましたので、すこぶる気分爽快です。一般入試での受験者はいませんので、これから2ケ月間「公立高校対策授業」一本でいけるのも、気が楽なのです。

 嬉しさの中でも、やっぱり特に嬉しさがつのるのは、やはり土佐高複数名合格です。母校に、手塩にかけて育てた塾生たちがどんどんと進んでくれる喜びは大きいものがあります。

 一学年で土佐高3名は、5年ぶり3度目(6期生・20期生・25期生)ですが、ここんところ塾生の中の上位陣にそれとはなしに「土佐高を受験してみないか?良い学校だよ」と勧めてみても、「いや、追手前一本でいきます」とパンと断られることがしょちゅうで、受けてさえもらえなくなっていました。

 実は、今年でも塾内トップの成績のH君に、強く土佐高の良さをアピールして、推薦してみたのですが、ものの見事にフラレタのです(笑)。

 土佐塾高を実際見学して、先生方の熱意溢れるお話を聞き、色んな人からもアドバイスをもらって、「土佐塾高が自分にとっては一番だ」と確信するにいたり、決定したそうなのです。

 彼のお父様は、G高出身だそうですが、あんまり強くは薦めなかったそうです。G高の苦戦ぶりがしのばれます。

 優秀な中学生が欲しいのはどこの高校も同じです。一昔前とは違って、高校側が生徒を選ぶのではなくて、生徒の側が高校を選択する時代にはっきりと移り変わっているのですね。

by kururin

2008年1月15日 (火)

土佐高・3名合格

 25年間も塾稼業を営んでいるのですから、少しは合格発表の嫌な気分にも慣れてもいいのですが、一年の期間にすっかりとその辛さを忘れてしまって、苦しみます。

 今日は土佐高校推薦入試の合格発表が行われる、運命の日なのです。手塩にかけて育ててきた可愛い教え子たちが、自ら選んで受験してくれたのですから、何としても合格してもらわねばなりません。3名受験していますが、絶対に一人も欠けてはいけません。

 夕べから胃の調子が今一ですし、今朝からエサをまきに行ってきた(笑)上ノ加江堤防での釣りの時もまったく集中できません。気もそぞろって感じで、突然不安感が襲ってきたりするのです(笑)。どきがムネムネ(→小学校時代の塾の恩師のK保先生のギャグです)して、身震いをするのですね。

 午後4時発表、土佐高の正面玄関まで車を走らせ、この目で発表掲示板の受験番号を確かめました。

「20、32、44・・・。あった~」

喜びというより、安堵の気持ちが胸いっぱいに広がり、肩の荷が下りて、さっきまでの異様な緊張感から解放されるのです。

 土佐高3名、見事全員合格です。すでに発表のあった土佐塾高・高知高と含めてさい先良く5名合格となりました。この調子で高専・公立高の推薦入試に勢い良く向かっていってもらいたいと願います。

by kururin

2008年1月 4日 (金)

眩しいばかりの初日の出

 一家で早起きし、横波半島のスカイラインに初日の出を拝みに行ってきました。

 年末寒波の襲来による初雪を冠している四方の山々の雪化粧が、美しく目に映り、気分を引き締め新鮮にしてくれます。天気は晴れ、風花(かざはな)舞い散る中を横波三里と呼ばれるワインディングロードを走り、絶好のポイント帷子崎(かたびらさき)に到着しました。

 初日の出を待ちわびる人の群れに交じって、冷気に頬を赤らめ白い息を吐きながら、日の出を待つ気分は浮き立ちます。新年を迎える喜びを、集まっているみんなで分かち合っている感じで、正月の華やいでめでたい気分が高まります。

 教え子にも何人か出会いました。10年前くらいまでは、塾で大型バスをチャーターして、四国八十八ケ所・36番札所・青龍寺に、中3・小6塾生全員で参拝した後、横波スカイラインで初日の出に「合格を誓った」ものです。「懐かしい思い出やねぇ~」と3期生のY・M君とお母さまと今朝お話しました。

 東の空は茜色に染まってきましたが、太平洋の水平線上にはぼっちり(=ちょうど)雲がかかっていてお天道様をかくしてくれます。ヤキモキする私たち。しばらく待ちぼうけを食わせてくれた後、15分くらい経過してから、もう紅く焼けていはいない眩しいばかりの太陽が頭をのぞかせました。

 明るい輝くばかりの一年の到来、そんな予感がしてハイテンションになってきます。かしわ手を打ちながら、新年の誓いをしました。ついでにずうずうしいお願いも・・・(笑)。

 まずは、25期生の中3塾生・37名が見事に想いを遂げ、それぞれの望む高校に合格を果たしてくれること!これは、誓いであり願いです。

 そして、家族や塾生全員が無病息災で過ごせますように・・・。世界平和が訪れますように・・・(→これは今作った話・笑)。商売繁盛は、うっかり祈るのを忘れていました(笑&涙)。

 「念願のグレ60㌢オーバーをGetできますように・・・」の永年の大願は、もちろんリストの中には加えておきました。ほかにもまだありますが、こころの中にとどめておくことにします。


 2008年、あけましておめでとうございます。皆様にとって、心に残る素晴らしい一年となりますよう、祈念しております。本年もどうかよろしくお願いいたします。

kururin

2007年12月27日 (木)

塾内模試・ベスト10

 大晦日と正月三が日をはさんでの10日間の講習で、どれだけ実力をアップできたかを確認するために、講習直前の21日(金)と講習直後の1月11日(金)に「塾内・高校入試模擬テスト」を行います。

 第4回目の塾内摸試だった21日実施分は、採点して一覧表を作成し、志望校判定もして講習初日に返却しました。テストの結果と判定から、現時点での自分の実力と判定と向き合って、謙虚に反省し、気合を入れ直して講習に臨んでほしいという狙いがあるのです。

 それにしても、35名分を5教科、採点ミスのないように○つけをして、パソコンで一覧表を作成して・・・となるとかなりの仕事量となります。塾内模擬テストは「無料」ですので、ボランティアの仕事となっているのです(笑)。

 でも、可愛い塾生のみんなの学力アップのための大切なお仕事ですから、苦労やしんどさもいとわず、やるっきゃないんです。(グレ釣りばかりに精力をつぎ込むわけにはいきませんよね・笑。)

 今回のテストはかなり難度の高いテストだったのですが、出来がかなり良く、驚いています。私が教え込んで賢くなっているのではなく、ほとんど自学自習で「勝手に利口になってくれている」って感じが強いです。

 近隣の各中学校のトップ同士が高いレベルでしのぎをけずり、切磋琢磨して学力的に高まりあってくれているのが、とっても嬉しく頼もしく思います。ベストテンは次の通りとなっています。

 1位・K中  A君  志望校・土佐塾高
 2位・A中  Bさん 志望校・追手前高・自然科学コース
 3位・S中  Cさん 志望校・追手前高・自然科学コース
 4位・K中  D君  志望校・土佐高
 5位・S中  Eさん 志望校・土佐高

 6位・K中  F君  志望校・土佐高
 7位・S中  Gさん 志望校・小津高
 8位・K中  Hさん 志望校・追手前高・人文語学コース
 9位・K中  I君  志望校・小津高・理数科
10位・S中  Jさん 志望校・東高・看護科

 この志望校に合格することが現実となって、一人ひとりの塾生の諸君に、喜びはじける「十五の春」となって訪れてくれることを願って、気魄を込めて一日一日の講習に向かい、一時間一時間の授業を大切に思いっきり指導していこうと思います。

 もちろん、トップクラスだけでなく中位から下位までまんべんなく全員が、望んでいる志望校に(上位の成績で)合格することを目指しています。正念場の年末年始、全身から湯気が立ち昇り、教室のガラス窓がくもるほど燃えているのです(笑)。

by kururin

2007年12月13日 (木)

実力テスト、学年トップ続出!

 2学期の中間テストと期末テストとの間に、中3だけ各中学校では、「志望する高校への合格可能性」を検討するための重要参考資料となる実力テストが行われました。

 塾での授業は、中1・中2クラスは英語と数学を学校の進度に合わせて、定期テストで高得点を取ってもらうことを狙いにして行っていますが、中3に限っては、学校の授業とはまったく違う実際の高校入試を念頭に置いた指導を行なっています。

 いうなれば「実力テスト対策」の授業を普段から積み重ねているわけです。みんなそれなりに点数を上げてきてくれてはいますが、まだまだ志望校のボーダーラインには届いていない塾生の諸君は、中学校の進路指導の先生からはっぱをかけられたようです。

 私は、とことんまで第一志望合格の目標達成のお手伝いをやりぬくつもりです。あきらめて早めに志望校変更をしてしまうと、受験勉強に対するモチベーションががたっと崩れ落ちてしまいかねませんので、我が塾の受験生たちにはあくまでも自分の行きたい学校にこだわり、気持ちを切らさずに最後まで粘り強く学習を積み重ねてもらいたいと思います。

 塾での学習の成果が表れているのか、自学自習の成果なのか、上位陣の成績が目を見張るほど伸びてきて、私を喜ばせてくれます。今回の中学校での実力テストで、「学年トップ」になる塾生が続出しているのです。

 地元の須崎中ではMさん、朝ケ丘中ではMさん、久礼中ではH君、そして上分中でもR君が見事学年で一番になってくれたのです。須崎南中は一位候補がいて、今日実力テストだったそうで、結果が楽しみです。(葉山中だけは4位ですので、年明けの最終回の実力テストでは一位に肉薄するように気合を入れました・笑。)

 塾に通ってきてくれている近隣の中学校で、実力テストNO.1が8割がた塾生だというのは、実に誇らしいことです。頭脳明晰で、性格的にもピカ1の生徒さんばかりが集まってくれていますから、この結果も不思議ではありません。塾内で、お互いに競い合い、励まし合い、切磋琢磨して、より高いレベル目指して努力を続けてほしいと思います。

by kururin

2007年12月11日 (火)

機嫌の良い酔い方

 お隣の津野町で、酒癖の悪い男が、近所の普段からお世話になっている方たちに猟銃で発砲、死傷させる事件が、今朝のTVや新聞で報道されました。

 被害者の方たちには、まったく非はなく、当日もお寿司を犯人に届けたばかりだとか・・・。金銭的なトラブルや人間関係のもつれなど恨みの犯行ではないだけに、首をかしげるばかりです。お酒が引き起こした事件なのでしょうか。

 酒を飲んで人が変わる人がいます。普段は常識人で大人しい人でも、一たびアルコールが脳に回ると別の人格に変わるのですから、恐ろしいですよね。こういう人を「酒乱」と言います。ドメスティック・バイオレンス(DV)の多くも、お酒がらみなのではないでしょうか。

 お酒を飲んで人が変わり、妻や子どもたちに暴力をふるう男なんていうのは、人間のくずです。そんなヤツにお酒を飲む資格はないというのが私の考えです。自分の快楽のために飲む酒で、家族を地獄のどん底に落とすなんていうのは、最低最悪の所業です。

 酒癖の悪い輩(やから)が私は、反吐(へど)が出るほど大っ嫌いです。酒を飲んで機嫌が悪くなる「怒り上戸(じょうご)」や「からみ上戸」とは、酒席を共にしたくはありません。ましてや酒に飲まれて理性を失い、まわりの人たちに殴りかかったりする男などは、酒を飲む資格がありません。

 酒乱の男に、酔狂の極みで突然襲われ、猟銃で撃ち殺された女性の方、重傷を負われた方が気の毒でなりません。

 酒に罪はないのですが、酒にからむ犯罪を目の当たりにすると、本当にお酒とはうまく付き合わないかんと思いますし、いつもほどほどにすることを心がけなければと強く思います。

 私の酒は、自慢ではありませんが、すこぶる機嫌の良い酔い方だと思います。感激屋で「泣き上戸」、マイクを持ったら放さない「歌い上戸」、そして女の子を見たら誉めまくる「お世辞上戸」ではありますが、理屈をこね回したり、人にからんだり、怒ったり、ましてや喧嘩を仕掛けたりは、いくら酔っていても絶対にしないのです。

 笑顔で穏やかに、いつでも機嫌良く、そんな飲み方で、お酒とも酒友とも末永く楽しくお付き合いしていきたいものだと思います。

by kururin

2007年12月10日 (月)

まとめ学習や調べ学習について

現在、小学5年生の社会においてテキストをノートにまとめたり調べたりする学習をとり入れていますが、その中で気付いた事を述べてみたいと思います。このような学習はどうしても時間がかかりますので、一見不能率なように見えて、ともすれば敬遠されがちです。私も以前はテキストの解説の後、自作のまとめプリントを使用していましたが、理解度、定着度ともにあまりかんばしくありませんでした。ところが、自分の力でノートにまとめるという作業を取り入れたとたん、ぐんと理解度も定着度も向上してきました。これは私にとって目からうろこのでき事でして正直驚いている次第です。考えてみれば自力でノートにまとめるという作業は読解力やポイントをつかむ洞察力などが要求される一段高度な作業で、それができればテストのための知識なんて容易なことです。また何といっても借りものの知識でなく自力でつかんだ知識というのがすばらしいと思います。先生から一方的に与えられた知識でなく自分の手で苦労してつかみとった知識というところに大きな秘訣があります。こういう事ができる、それも嬉々としてできるようになりますと学力は飛躍的に向上していきます。それは目をみはるばかりに向上していきます。つまり学力は暗記ではありません。頭脳の奥深いところを活発にすることがきわめて大切なように思います。思考力や洞察力を養うために、まとめや調べ学習はたいへん有効なように思いますので、これからも大いに研究、発展させていきたいと決意しています。ただどうしても、こういう作業が苦手な子がいます。そしてそういう子供をよく見ていますと、国語力の問題よりもどうも主体性に欠けるきらいがあります。
 めんどうな事はやりたくないという悪習慣がすっかり身についてしまっています。こうなりますと、将来の伸びはあまり期待できませんので、わたしとしましても辛抱強く対応していくつもりです。     
 (廣瀬)      桜美通信12月号より

2007年12月 3日 (月)

椅子を入れる

 くろしお進学会が主催した高知県公立高校入試説明会の際に、う~んと思ったこと。

 県立高No1・2・3の学校の担当の先生方の説明を、うなづきながら聞いている私の隣に座っていたあるお母さんは、メモ書きもマメにしている教育熱心な保護者の方で、先生のお話が一通り終了した後、かなり鋭い質問もされていました。

 それはいいのですが、会が終わって退席する際に、自分が座っていた椅子をそのままにして帰ったのを見て、私は「教育熱心な割に、基本的なマナーの方が・・・」とちらっと思ってしまいました。その方だけでなく、他にも長机の下に椅子を入れるということをしないまま帰っていく人はチラホラいました。

 私はそれが気になって仕方ありません。たった1秒でできるそんな当たり前のことが、どうしてできないのだろうか?私は普通に自然にその動作をしてしまいますし、ついでにさりげなく隣の椅子も入れてしまう習性があります(笑)。

 塾でも、授業を終え、作文を書き終えたものから退席していきますが、そのままにしていく子には「おうちでのしつけがよう分かるねぇ。お父さんとお母さんに恥をかかしなよ」と皮肉たっぷりのいや口を言いながら、片付けて帰ることを教えます。

 こんなごく基本的なマナーを教えることもしなければならないのが、何かしら情けなくなりますが、件(くだん)のお母さんのような人が多いですから、致し方ないことかも知れません。

 こんなことが気になってしまう私の方がおかしいのでしょうか?

 by kururin

2007年12月 1日 (土)

まだまだ修行が足りません

 11月に入って、入塾者がぼつぼつあり喜んでいます。

 7月の雪崩的退塾・休塾現象以来、建て直しに全力を挙げている中2にも、久しぶりに新人が来てくれてほっとしています。笑顔の素敵なA中・ソフトテニス部の女の子Mさんです。

 受験勉強の本格化している中3クラスにも、連続して仲間が増えました。在塾生の紹介で入塾してくれたK中のSさんは、早速タコ部屋にも入って集中的な学習を行っています。かつての塾生だったお兄ちゃんの強い勧めで入塾してきてくれたA中のEさんも、志望校合格に向けて本格的なスタートを遅ればせながらきってくれました。

 11月まであるクラブも中にはあります。特に吹奏学部は高岡地区の音楽会は11月に開催されますし、文化祭や定期演奏会などで晩秋まで厳しい練習の毎日を送らなければならないようです。Eさんは、やっと引退となって、さあ今度は受験勉強だということで塾の門を叩いてくれたのです。頑張って学習指導を行なうつもりです。

 バンバンバンと塾生が増えて、こりゃあいい調子だ、込み潮(=上げ潮)モードに入ったかと思いきや・・・。世の中甘くはありません、今日、中1生の退塾申し出のTELがありました。クラブ活動が本格化し、遅くまで練習があるため、塾との両立はどうしても無理だとの由。

 致し方ありません。残念ですが・・・。

 退塾の申し出を受けた瞬間、心に電撃が走り、一挙に心は「鬱(うつ)」モードに突入してしまいます。一人や二人の動向に揺り動かされることのない強靭な精神力を身につけたいのですが、25年目に入った今でさえ、くよくようじうじと考え込んでしまいます。泰然自若の境地にはほど遠いです。

 ベテラン塾教師になれば、もっと心が穏やかで、何事にも動じないように成長しても不思議ではないのですが、進歩がないですねぇ~(涙)。去る者は追わず、来る者は拒まず、今まさに目の前でともに学んでいる塾生諸君に全力を傾注することしか、私にするべき道は無いとは頭では理解しているのですが・・・。

 まだまだ修行が足りません。悟りを開き、一喜一憂する癖を無くし、いつ何時も「平常心」でいられる人間になりたいと願い、心を磨いていかねばなりません。人生の道は遠く、険しく、そして厳しいです。

 by kururin

2007年11月30日 (金)

丸一日で復活

 ソフトボール大会の2日後の今日、嬉しいことに、筋肉痛はケロリと治っていました。

 若い20歳代から30歳代前半の頃はそうでしたが、近年では、ソフトボール大会や徒歩旅行で普段使わない筋肉を酷使した場合、翌日ではなく翌々日から痛みが出始めて、それが治まり癒されてもとの状態に戻るまで、4~5日を要するようになっていたのです。

 それが特に筋肉や関節のメンテナンスをすることもなく、丸一日で復活してくれたことがとても嬉しいのです。やはり日頃の鍛え方によって、こうも違いが顕著に現れるものなんですね。

 中3の授業ではやはり一緒に汗を流し、共通の体験をした者たちが親しげに話しかけてきて、そしてソフトボール大会でのお話を授業中にしてくれるように私にねだりました。

 1・2時間目の英語・数学は緊張感のある授業を展開し、やや疲れた3時間目の後半に25分間ぐらいを使って、昨日の「ハッスルし過ぎでガタガタ」で書いた内容を中心に、身振り手振りも加えながら、話を面白くするために誇張も交えてお話をしました。

 クラスみんなが爆笑してくれますので、私も興が乗ってきて、ついつい作文の時間までしゃべってしまいました(笑)。

by kururin

2007年11月13日 (火)

ハッスルし過ぎでガタガタ・後編

 大西学習塾さんは女子塾生が5名、野球やソフトボール未経験者らしき男子塾生が4名のチーム編成で、どの試合もかなり苦戦している様子が痛々しく私の目には映ります。でも、ふてくされたり、悪びれたり、試合を投げたりする姿は微塵もなく、みんなで声を出し合って、懸命のプレーを続けているけなげな姿に、感動を覚えました。

 しかし、一つのアウトでさえなかなか奪うことができずに苦しんでいます。42-3などどいうスコアを聞くとやっぱり気の毒で可哀そうです。ですから、私たちとの対戦では、勝敗はこの際度外視して、親睦や楽しみに徹した試合にするために、混合編成にしようと大西先生や塾生の諸君に提案し、了承してもらいました。

 両チームの力の似通った者同士が、じゃんけんをして、勝った者のチームと負けた者のチームに分かれました。大西さんの塾生が5名のほうが「大西学習塾チーム」、私のところの塾生が5名の方が「慶太塾チーム」となって試合結果を報告するように取り決めました。

 熱戦の末、10-9で「大西学習塾」の勝利になり、その一敗が響いて、今回の優勝は逃しましたが、我が塾の生徒たちはみんながみんな底抜けに明るく晴れやかな表情で、文句いう生徒は皆無だったことがとっても嬉しい私です。

 最終試合の佑啓塾さんとの一戦は、3-8と劣勢だった試合を、最終回(5回)の裏、連打連打の怒涛の攻撃で、見事ひっくり返して9-8でサヨナラ勝ち!この上無い最高の盛り上がりで試合を終えることができました。満塁のチャンスに2塁打を打った久礼中の野球部キャプテンT田君の一打が光りました。

 T君は凡打した時も全力疾走、走って帰って来る際に、さりげなくバットを片付けたり、ボールを所定の位置に戻したり、見ていてその謙虚で真面目な心がけに感心させられます。T君のみならず、みんな試合前の準備、線引き、試合後のグラウンド整備を自ら進んで熱心に行ってくれたことに感謝したいですし、性格の良さを確認でき、ますます一人ひとりのことが大好きになりました。

 優勝は佑啓塾さんでした。おめでとうございます。宿願の優勝を遂げられて、Y飛先生は本当に嬉しそうに、また誇らしげに優勝トロフィーを抱えておられました(笑)。

 私たちはまたしても優勝は逃しましたが、得るものの多かった実に有意義なソフトボール大会でした。感激のサヨナラヒットをかっ飛ばして、一番美味しいところをかっさらって行ってくれたサッカー部のS岡君の満面の笑顔や、ナイスバッティングを讃える仲間のみんなの歓声が、私の心に熱く刻みこまれました。

 最高の想い出をプレゼントしてくれて、みんな本当にありがとう!来年もまた行えることを願っています。


 それにしても、11月も10日となるというのに暑いこと暑いこと。私は短パン半袖ですし、応援してくれている保護者の方々、試合のない塾の生徒さんたちはみんな日陰を探して、強い直射日光や暑さをしのいでいましたよ。

 これも地球温暖化の影響なのでしょうか?

by kururin

2007年11月12日 (月)

ハッスルし過ぎでガタガタ・前編

 日曜日の朝、目覚めとともに「アイタタタタ・・・」と叫んでしまいました。昨日の「後遺症」で体のあちこちが筋肉痛なのです。そう、くろしお進学会のソフトボール大会でのハッスルし過ぎで肩も腕も足もガタガタなのです。

 娘たちの運動会に向けてのトレーニングやランニングに10ケ月間付き合ったおかげで、確かに足腰は鍛えられ、若い頃の半分ほどの基礎体力や筋力が甦っていました。体は軽く、キレもよく、スポーツを楽しめるだけの足腰の強さを取り戻せているのを実感し、嬉しくてハッスルし過ぎてしまったようです。

 佐川の桜美学院さん、高岡の佑啓塾さん、高知の土佐ゼミナールさん、そして同じく高知の大西学習塾さんが参加して下さり、7年ぶりに須崎の浦ノ内・坂内のグラウンドで試合を開催しました。突き抜けるような真っ青な秋空の元、親善試合をリーグ戦で行いました。

 5チーム参加ですから、1チームにつき4試合あります。私は、体力に自信が戻っていましたから、第1試合はピッチャー、第2・3試合はキャッチャーとしてフル出場しました。打者としても9番バッターとして、真剣に打ち、全力疾走しました。

 投げる、打つ、走る、こんな当たり前のことが年々しづらくなってきていましたが、今年は復活元年となりました。トレーニングの賜物です。しかし張り切りすぎたために、第3試合の途中から疲労の色が濃くなり、利き腕の左手の筋肉がツリ始めてしまいました。

 ですから、最後の試合はファーストに転向、一番楽なポジションで無事全試合、フル出場の快挙を(→大げさですね~・笑)果たしたのです。途中、一試合は審判もこなしましたから、かなり体力は使ったと思います。

 我が塾からは8名が参加してくれました。今年は野球部が少なく、サッカーや卓球部が多かったために参加を嫌がる塾生が多かったのが残念です。声援の女子生徒の参加も本心はほしかったのですが、月曜日に中学校の「実力テスト」だそうで、「勉強したい」というものですから、参加を強制できるはずもありません。

 実力テストをものともせずに(笑)、朝の9時から午後3時まで一緒にプレーをした塾生の諸君とは、より一層気心が知れて、心と心の結びつきが強くなったように思えます。普段、教室内だけでは伺い知ることのできない色んな面、優しさや思いやりや気遣い、運動神経の素晴らしさ、ベースボールの才能などを垣間見られて、実に有意義な一日となりました。

 ここで育んだ絆をこれからの受験勉強にも生かして行こうと思います。塾生と先生のお互いの信頼関係が、こんなささやかなイベントを通じて確かなものになっていくことが、とても嬉しいです。参加してくれた塾生の諸君にしても、教室での私とまた違った「バリバリ体育会系の面」を持った私の顔も見ることができて、きっと驚き、見直してくれたことでしょう(笑)。

to be continued

by kururin

2007年11月10日 (土)

「学ぶ」ことを学ぼう

 突然おじゃまします。これから時々、私の考えを述べさせて下さい。これは、私が今一番痛感しているところで、こうありたいものだという願い、祈りのようなものです。 (これは「桜美通信」に掲載したものです。)

 
従来の授業は教師が主導権を握り、上から一方的に教え込むスタイルが主導でしたが、この21世紀を生き抜く力をつけるという点では、やはり限界があるように思います。
それは、本当の意味での「学ぶ」姿勢、精神が育ちにくいように思われるからです。一方通行ではどうしても、勉強としての色合いが強く、好奇心とか探究心とかは育ちにくい側面があります。もちろん、ある一つの課題を効率よく吸収するのには有効だと思われますが・・・。
 しかし、本当に大切なのは、学ぼうという心とそれを実現するためのスキルを身につけることです。

 そのためには、自分であるいはグループで課題をみつけ、調べ、そして自分なりの解決策を見い出していくというような訓練がどうしても必要になってきます。
 単に知識を吸収するという点では、効率の面で従来型の授業に劣るでしょうが、もっとも大切な「学ぶ」ことを学ぶためにはきわめて有効です。そしていったん学ぶスキルを身につけた子供は、自分の頭で考え、解決するという姿勢が身につきますので、生涯にわたって学習できるようになるでしょう。
 しかし、これはあくまで理想であって、それを実現するのは容易ではありません。本来、国が本腰をいれて取り組む課題です。しかし、それを待っているわけにもいきませんので
塾としても、いろいろと学習しながら模索していきます。思いついたことをただちに実行できる、そこが塾の一番いいところです。まず、次のことに力を入れていきます。  
1、読書の習慣を身につける。
 学ぶ力をつけるのに、読解力は不可欠です。多くのことは、読書から学びます。これなくして学ぶスキルを身につけることはできません。具体的な施策は考慮中です。
 
2、調べ学習の定着
 まず、本をノートにきちんとまとめることから始めます。その中で、何が重要なのか、自分なりに考える訓練もできますし、国語力も含め、きわめて大きな効果を期待できます。次にさまざまな資料を見ながら、考え、疑問を見つけていくことをします。そして将来は辞典、パソコンなどを使って解決していくことができればいいなと思っています。残念ながら、中学生の中には、単語の意味さえ未だに自分で調べようとしない人がいますが、きわめて憂えるべきことです。
 
3、「孤学」から「グループ学習」へ
 今までは、依頼心を取り除き自立心を育てるため、問題は一人で自分の頭だけで解くというスタイルを貫いてきましたが、まちがいを正すという段階においては、グループ学習をどんどん取り入れていきます。勉強ができるということは、人間の能力の一側面にすぎません。たまたま、そういう側面において恵まれた子が、できない子をおしえてやるということは、ともすれば独善のひとりよがりな心になりがちなのを矯正してくれますし、学力の面においても教える過程で得られるものは少なくありません。
 そして、何よりも助け合いの心が育っていくように思います。そしてこの共同の精神こそ尊いものです。学ぶことは決して競争ではなく助け合う中で育つものだということを実証したいし、子供達にも実感してほしいと思っています。
 まず、これらのことを、小学生からどんどん実行していきます。一人でも多く、本来の意味での「学ぶ」姿勢を身につけてくれることを心から願っています                                                                    (廣瀬)

2007年11月 5日 (月)

公立の雄・追手前、ここにあり

 くろしお進学会主催の「公立高入試説明会」に出席し、入試の情報や各高校の最近の教育方針、大学進学実績についての説明を聞いてきました。熱心な保護者の方たちや中学生のみなさんの真剣な眼差しが印象的でした。

 小津高→丸の内高→追手前高→高知西高の4校の教頭先生たちが詳しく丁寧に説明してくださり、そして自分の高校を売り込んでもくれました。

 私はやはり今年の塾生たちにも志望者が集中している、人気の「追手前高」の説明を一番耳をかっぽじって聞きました。ここ4~5年、確かな大学合格実績が上がり始めていることもあり、追手前の先生方の態度や口調は自信に満ち溢れていました。

 実際、平成19年度の現役生の国公立大学合格者数は132名(現浪合わせると147名)で、卒業者数283名に占める「現役での合格率(国公立)は47%」だということです。平成12年は314名卒業で現役合格は69名しかおらず、わずか22%だった頃と比較すると隔世の感があるほどです。

 ちなみに、H10~19のパーセンテージは、23→27→22→26→33→29→40→42→52→47。


 公立の雄・追手前、ここにあり、を強く感じました。体育祭や文化祭も盛んで、短時間集中型のクラブ活動でもいろんな部が県内ではかなりのレベルにあるそうですから、文武両道の公立進学校としての名声を確固なものにしているのが分かりました。

 自信を持って我が塾の卒塾生を送り込むことができる、そんな気持ちにさせてくれる有意義な説明会でした。

by kururin

2007年10月30日 (火)

「いごっそう」と「はちきん」の塾 後編

 土佐人の気質(かたぎ)を表す言葉に「いごっそう」というのがあります。頑固一徹で、こうと決めたらてこでも動かない、ただし協調性や柔軟性にはなはだしく欠け、人の話を聞かず、自説にあくまでもこだわる、っていう感じの土佐特有の性格です。「いごっそう」の女性版が「はちきん」で男勝りの肝っ玉で、どんどん自分の道を切り開いていく前向きで明るく朗らかな女性のことを言います。これもまた、独自性を重んじるあまり、人の考えを聞き、取り入れて、自らを高めていこうとするところに欠けています。

 そんな「いごっそう」と「はちきん」が集まった土佐の高知の「くろしお進学会」ではありますが、みんなでお互いに足りないところは補い合い、助け合って、教え諭し合って、すこしずつでも懐(ふところ)の広い人間になるように切磋琢磨してまいりました。

 頑固でも「情に厚い」という特徴もあり、会員塾にいったんことが起これば、我が事として受け止め、誠心誠意協力を惜しまないという面も持ち合わせています。ある年には、会員塾の一人が「脳溢血」で倒れ、入院を余儀なくされた際には、会員塾の有志たちが日替わりでピンチヒッターとして教壇に立ち、3ケ月間代講をこなし、その塾を見事存続させたというエピソードもあるのです。

 会の発足当初の平均年齢は41歳でしたが、現在の会員の平均年齢は53歳となっています。塾業界の変遷も激しく、「くろしお進学会」も浮沈を繰り返しながら齢(よわい)を重ねて参りました。40代から50代ともなると、親は弱りこの世を段々と去り、自分の心と体も徐々に衰えてきます。

 実際、糖尿病、脳卒中に倒れた方々もいらっしゃいます。今でも塾稼業と闘病の両立に悪戦苦闘する方々も少なくありません。塾や自宅を火事でなくされた方々、連れ添いに白血病で先立たれた女性会員の方もいらっしゃますし、経営難から家族関係を壊した方もいらっしゃいます。みなさん、のっぴきならぬ人生の難題を抱えておられます。私とて同じでして、数年前には「うつ病」を経験しました。

 そんな窮地にあってこそ、「くろしお進学会」で育んできた人間関係、固い絆は本当に活きてきました。苦しくてめげそうになる、人生の逆境に立たされた時、孤独に打ち震え、一人もがき苦しむのではなく、理解しあい、支えあい、励ましあうことのできる、心の通じ合った仲間の存在は、生きる希望や勇気を私たちに与えてくれるのです。

 若い頃ではなく、40代・50代でまた新たなる「知己(ちき)」を得られるっていうのは、本当に稀有(けう)なことですし、この上ない人生の喜びであります。「くろしお進学会」のメンバーたちはみな、「いごっそう」「はちきん」ではありますが、人情に厚く、人との出会いに敏感な、心豊かな人間であります。平均年齢はかなり高くはなりましたが、向上心・向学心に燃える心の炎はいささかも衰えることはありません。

 本日もその熱い想いを胸に、皆様との研修会の一時を実りあるものにしようと思い、自塾のこれからの運営に活かすことのできる something new を求めて、そして同じ塾稼業を生業(なりわい)としている素晴らしい人物との出会いを夢見ているのです。

 どうぞよろしくお願いいたします。

by kururin

2007年10月29日 (月)

私塾ネット四国での発表・「いごっそう」と「はちきん」の塾 前編

 こんにちは。はじめまして。地元・高知県の「くろしお進学会」副会長の辻慶太と申します。「慶太塾」という名の塾を須崎市で25年間運営しております。

 本日は、私塾ネット四国の皆様からお招きをいただきまして、まことにありがとうございます。この度の研修会・四国塾長会議への参加は、「くろしお進学会」からは8塾、桜美学院・吉川学習教室・KV塾・佑啓塾・大津塾・土佐ゼミナール、明孔塾、そして慶太塾であります。

 今日は土佐ゼミナール岡田会長の「名代(みょうだい)」として私が「くろしお進学会」を代表して、皆様にご挨拶を申し上げさせていただきます。
 
 「くろしお進学会」は、1992年(平成4年)12月、6塾で結成し、最盛時の会員数は18塾で、2007年(平成19年)10月現在、12塾の会員数となっています。今年で結成15周年を迎えます。

 活動内容は、会員塾の協力で作り上げる自前の模擬テストの毎月実施を柱として、会員の交流、スポーツ大会、理科実験教室、公立高入試説明会、そして志を同じくする仲間たちとの出会いを求めて「塾学会」や「全国学習塾協会」などのイベントに参加をしたりと、多岐にわたっています。

 もちろん土佐の人間はみんなお酒が大好きですので、反省会や懇親会の名の下に「飲み会」も度々実施して、会員同士の密なコミュニケーションをはかっています。

 理念としましては、「会員塾相互の向上と親睦とを目的とし、学習指導を通して健全な子どもの育成を行う」ことや「子どもたちが、将来『くろしお』の名のごとく、温かい心を忘れず、そして力強い大きな流れのような人物に育っていくことを期待する」などのもとに、15年間研鑽を重ねてきました。

 「土佐のメダカは群れたがらない」と県民の間では流布(るふ)していますが、私たちは岡田会長のもと、珍しく群れました。塾稼業は出会いや学びの場が少なく、自ら向上心を持って世界を広げていかねば、自塾の教育に深さと広がりを持つ事ができません。知らず知らずのうちに「井の中のかわず」になってしまう怖れがあります。

 「太平洋のくろしおで泳ぐでっかい鯨」のような人間にはまだまだほど遠いですが、私はこの会に所属し活動することにより、人間的な幅は確かに広げることができたと思います。

to be continued
 by kururin

2007年10月24日 (水)

くろしお進学会テスト採点

 今日は早朝7時から、昨晩実施した「くろしお進学会・高校入試摸擬テスト」の採点をしました。正午が結果表のメール提出締め切り時刻になっていましたから、集中して能率を上げて採点していきました。採点ミスをしないように細心の注意を払わねばなりませんから神経を使います。

 今回から「志望校合格可能性」の判定を行ないます。合格・準合格A・準合格B・要努力の4段階です。早くもそんな時期になったんですね。時の過ぎ行く速さに愕然としていまいます。志望校判定もあるテストですから、みんなのやる気も自然と出てきて、中3クラス全員がきちんと受験してくれました。

 一人で5教科を30人分以上採点しなければなりませんから、結構時間がかかります。嬉しい悲鳴です。すぐに採点が終わってしまうと悲しいですから。でも来年以降はそうなる可能性が大ですので、今の恵まれ過ぎた幸せな状況をしみじみと味わいながら、そして一人ひとりの弱点を見極めながら採点を進めていきました。

 締め切りの時刻を少し過ぎてしまいましたが、正午過ぎには全部の採点を終え、成績一覧表をエクセルで打ち込んでやっとこさ完了です。午前7時から午後12時半まで、5時間半ぶっ続けの作業で、かなり疲れました。お気楽な釣りとは、同じ時間でもやっぱり違いますね~(笑)。

 公立型のテストではなく、難関私立や高専の入試問題にも対応できるテストにするというくろしお進学会の方針がありますので、かなり難しい問題もありましたから、我が塾の生徒だけでなく全体的に受験生は苦労したようです。

 特に英語は、平均点が40点で全教科の中で一番低く、難易度が高かったようです。問題作成者は私でした。いつもは基礎的な問題中心にするのですが、今回は受験勉強に目覚めてもらうために意識的に難しい問題もかなり入れてみました。「このままではダメだ。英語の学習に真剣に取り組まなければならない」、受験生の一人ひとりがそう認識してくれることを望みます。

 将来、レベルの高い大学を目指す時、文系にしろ理系にしろ英語の力の重要性はかなりのパーセンテージとなり、合否の鍵を握ることになってきますから、ゆめゆめおろそかにしてはならないのです。国立大学を受験するにはもちろん、国語や数学と違って、私立理系でも私立文系でも、逃げることの許されぬ科目なのです。

 記号問題を少なくし、書く問題を多くしました。基本重視の線は守りながら、少し応用力を試す問題も散りばめました。各自が、自分の本当の学力がつかめたと思います。今回のテストの結果を点検し、反省し、これからの勉強計画を立て直してほしいと思います。

 今回のテストでは、我が塾からランキング(30位以内)に入った塾生は6名でした。10名は入ってほしいのですが、仲間でありライバルであるYK塾さん、OB学院さん、Tゼミナールさん、KH塾さんなど、優秀な生徒さんを育てているつわものの塾さんがおられますから、互いに競い合いながら切磋琢磨していきたいと思います。

 でも、堂々一位が出ましたよ。SMさんです。並み居る優秀な生徒さんたちを凌駕して、トップに我が塾生が君臨しているというのは、気持ちのいいものですね。この気分を味わったのは、本当に久方振りなのです(笑)。

by kururin

2007年10月19日 (金)

中1英語・得点発表

 英語を習い始めの中1クラス。一学期中は、ホワイトボードを使って英文法の説明をして、テキストやプリントで演習を繰り返しました。

 従来のこの授業は、理解力の優れた子たちにはなんの抵抗もなく、すんなりと頭に入っていきますが、英語に対して苦手意識を持っていたり、ノートやプリントに書くのが遅かったりすると、ただ写しているだけでまったく理解したり覚えたりができない状態になって、理解や知識の吸収になんらつながっていかないことになりかねません。

 英単語は「単語カード」をそれぞれに作成してもらって、塾で練習する時間も少しは取りましたが、「家庭での自主学習」に期待しました。でも甘かったです。やる子はやりますが、英語に対して苦手意識を持っている「本当は一番やってきてもらいたい子」に限ってやってきてくれません。

 ですから、もう基礎中の基礎から巻き返し繰り返し「塾の授業中に自然に覚えてもらう」ように授業の方針を変えました。毎回少しずつ進め、単語・熟語・基本例文・教科書の試験範囲の「音読」を徹底的に行ないました。

 単語暗記用のプリントは、「8個」ずつしか書かないようにして、毎日一枚ずつ増やしていきました。もちろんそれまでの復習を繰り返しますから、次第に枚数が増え、最後にはかなり密度の濃い、忙しい授業になりました。

 音読では本当に良く声が出始めましたし、単語や熟語の暗記のためのノート書きの時間も、一学期とは見違えるほどの集中力でみんなが黙々と取り組んでくれるように成長してくれました。一学期の中間テストの頃は、2分と集中力が持続しなかったのですが・・・。

 そして、英語が苦手な子たちのレベルと進度に合わせた授業を1ケ月ちょっと積み重ねた成果が次の通りです。

   一学期期末 → 二学期中間

 A   93  →   99
 B   86  →   98
 C   92  →   98
 D   77  →   91
 E   65  →   86
 F   45  →   85
 G   ○○  →   ○○ 12点アップ
 H   ○○  →   ○○  7点アップ
 I   ○○  →   ○○  5点アップ

 あれほどに気魄を込めてやりきったつもりでも、3人がまだまだ満足できる点数にはかなり遠く、次への課題として残りました。9名の平均点は72点でした。上位陣のケアレスミスを撲滅させ、100点続出にすることと、低得点の3人の底上げを目標に、期末に向けて再スタートです。

 いや、その前に朝ケ丘中・佐川中・葉山中の塾生諸君にも高得点をたたき出してもらえるように特訓しなければ!燃えています。

by kururin

2007年10月13日 (土)

中1英語・好成績

 須崎中の中間テストは、昨日・今日の二日間で終了しました。塾で最も力を入れている英語と数学の得点の取れ具合が気にかかり、今日授業のある中1・中2クラスの生徒たちが集まる午後7時過ぎをドキドキワクワクで待ちました。

 英語は初日でしたので、もう返却されていると予想したのです。案の定中1は返してもらっていましたが、中2はまだだそうです。中1クラスのみんなに報告してもらうと、みんな満面の笑顔で教えてくれました。

 あまりの頑張りぶりに感動し、握手・握手の連続です。嫌がって手を握ってくれない女子塾生もいましたが(笑)。飛躍的な得点アップを見せてくれた男の子の頭をゴシゴシとなでてやると、顔をくしゃくしゃにして喜んでいましたよ。

 成績が上がって喜ぶ塾生たちの姿を、この目で確認することができることくらい嬉しくて幸せな気分に包まれることは普段の生活にはめったにありません。これこそ「塾教師としての喜び、やり甲斐」だとしみじみと感激をかみ締めています。

 まだ朝ケ丘中・葉山中の中間テストがありますから、途中経過報告の域を出ませんが、一学期の期末テストの得点と比較すると見違えるほどの平均点の伸びを見せてくれました。須崎中学校の塾生9名に限ると「全員」が得点を上昇させてくれたのです。

 単純には比較はできませんが、一学期と比べると当然文法も単語も熟語も難化し、テスト問題の難度も増しているにもかかわらずこの好成績!情熱を込めて、力の限りに指導した成果がはっきりと数字に表れて、本当に「やったぞ」という充実感で胸はいっぱいです。

 英語が超苦手になっていきそうな男子塾生に合わせた授業を、9月初めから心がけました。スモールステップで、繰り返し単語と教科書の本文を音読し、ノートに何度も何度も書いて覚えてもらいました。自然と知らない内に身につくように、塾の授業内で力が付くように研究し工夫し、情熱を込めて教えました。

 のどが痛くなるほどの元気さで、私の後を追って呼んでくれる塾生たち。熱心で真面目で、可愛くてなりません。いつの間にか、教科書の本文をそらで言えるほどになりましたし、単語や熟語も「勝手に手が動くようになったよ」という声も聞かれるようになりました。

 ただ英語に苦手意識を持っている塾生たちは、単語力をアップさせるのが難しく、苦労しているのは事実です。記憶がなかなか定着してくれないのに加えて、ものすごい勢いでせっかく苦労して暗記したことを「忘れていく」のです。

 忘れていく量を超えて、単語や熟語を記憶としてしっかりと刻みつけ定着させようと、あの手この手と試行錯誤を繰り返し、今の指導法にたどり着いています。門外不出の秘伝ですので、ここではもったいなくてよう公表しませんが(笑)。

 指導するこちら側の情熱や熱意は、はっきりと伝わるものですね。英語超苦手・勉強嫌いの数名の塾生に寄り添い、けっして見限ったり見捨てたりすることなく、彼らのペースに合わせた授業を今回は構築するように心がけました。そして知識の定着を無理強いしたり、宿題を強制したりすることは一切しませんでした。

 ただし、塾での授業中は最大限の努力をするようにはっぱをかけました。上位陣には「待ってあげてね」と頼みながら、とにかくゆっくり繰り返し丁寧に厳しく、熱意を込めて教えたのです。

 不思議な現象が起きて驚いています。最下位層に合わせているにもかかわらず、上位・中位層の方にこそ顕著な成績アップの現象が見られるのです。このことは、今後の我が塾の指導の方向を示唆していると私には思えるのです。

 長くなりましたから、具体的な点数発表は次回とさせていただきます。

By kururin

2007年9月28日 (金)

元気盛りの中1クラス

 先週の土曜日にも書きましたが、週末の最終の授業が終わった時はホッとすると同時に、ふう~っとため息をつきたくなるほどに疲れています。もちろん、充実感・達成感・安堵感の交じった解放的な疲労ですが(笑)。

 中1クラスの数名が、英単語や表現をなかなかマスターできませんので、巻き返し繰り返し一緒になって音読し、繰り返しノートにスペルの練習をしてもらっています。無理に頭に詰め込むことはできませんので、少しずつでも確かに暗記するように、工夫して、あの手この手で指導しています。

 英語学習に拒絶反応を示し始めているかなりヤバイ状態を打破すべく、奮闘努力しています。

 塾の英語の授業ちょっと分かりだした
→分かったら、わりと面白いやんか
→単語・熟語も少しずつ覚えれだした
→教科書の文は先生の後について、毎回毎回みんなと一緒に読んでいるうちにひっとり暗記してスラスラ言え出した
→学校の英語の授業にも、知っちょったり覚えちゅうことが出てきて、なんとなく興味が湧いてきた
→学校でやったことを塾でまたやって理解が確かなものになってきた(逆ももちろんあり。相乗効果が大切)
→中間テストで自分としては良い点が取れた
→テストで好成績を取れたことで、学校の先生・塾の先生・親にこぢゃんと誉めてもらえた
→嬉しくて自信が出来た
→英語が好きになって積極的に自学にも取り組むようになってきた・・・。

 そういう良い流れの起爆剤となれる授業を心がけて、額に汗し、デカイ声を張り上げて、塾生のみんなと充実の授業を毎回築き上げているのです。しかし、元気盛りの中1クラスをびしっと引き締め、緊張感を保たせながら3コマ続けて授業すると、かなりくたびれます。

 今から家に帰って、冷蔵庫に冷やしてある生ビール・サントリーモルツをウグウグウグッと一気飲みして疲れを癒したいと思います。

by kururin

2007年9月19日 (水)

心に太陽を持て

 週末になるとやっぱり疲れています。仕事での疲労の蓄積ばかりというわけではなく、川でのスイミングでの筋肉疲労や炎天下の堤防釣りの後遺症もありますから、弱音を吐く訳にはいかないんですが・・・。

 肩凝りと精神的なストレスが自分でも感じられます。土曜日の午後9時に一週間の授業は終わりますから、ほっと一息がつけるのです。今日のラストスパートは、気合を入れて中1クラスの英語を授業を行ないました。中間テストで塾生全員の平均点が80点を超えるように、塾生の諸君と私とで気魄のこもった授業を創出して行こうと一致協力しているのです。

 手書きのプリントで単語や熟語の暗記をしてもらっている時に、本棚にあった中学入試の参考書・自由自在の国語を手にして、パラパラっとめくっていると、疲れやストレスと吹き飛ばしてくれる素敵な詩に出会いました。

「 心に太陽を持て。
  あらしが ふこうと
  ふぶきが こようと
  天には黒くも
  地にはあらそいがたえなかろうと
  いつも、心に太陽を持て。

  くちびるに歌を持て。
  軽く、ほがらかに。
  じぶんのつとめ、
  じぶんのくらしに
  よしや苦労がたえなかろうと
  いつも、くちびるに歌を持て。

  くるしんでいる人
  なやんでいる人には
  こう、はげましてやろう。
  「勇気を失うな。
  くちびるに歌を持て。
  心に太陽を持て」

  (フライシュレン原作・山本有三訳)

 ひょんなところで励まされました。近頃苦になる出来事がちょくちょくあり、悩んだり悲観したりすることもありますが、この詩が元気をくれ、励ましてくれましたよ。

 悲観することはない、いつも心に希望を持って生きよう、と。

by kururin

2007年9月14日 (金)

モチベーションを高めるトークの一例

 夏季講習・夏季特別講習では、中3クラスは平常よりもかなり長時間の、集中的な授業を行ないました。授業そのものは、成績上位の人たちに照準を合わせたレベルの高い講義を目指しているわけではなくて、クラス全体の底上げを狙って、基礎学力の定着を図るために徹底して基本的な問題を繰り返し演習しました。

 能力別クラス編成にもせず、30名を同じ教室で同時に教えるために、どのレベルに合わせた授業を展開するかに悩みます。それでも結局、私の「できない塾生にもあくまでも優しく、とことん寄り添いたい」という性格的な傾向から、底辺に合わせながらも、上位陣にも気を遣って、授業を受けながらこなせるプラスアルファとしての「解答・解説付きの教材」も準備して渡してやってもらうという複式的な授業を行なうのです。

 塾業界では「個別指導」が主流になりつつありますが、私は時代に逆らって究極の集団指導を探求しているのです。

 そういう基本・基礎学力徹底を目指した、どちらかというと学力の低い塾生諸君の方に目を配り、底上げを図る授業を心がけていると、不思議な現象が現れるのです。それは、「できる方の層の成績上昇が顕著に見られる」ことです。繰り返し、基本に忠実な学習を継続していると、遠回りのように見えて、実は逆に成績アップへの近道なのかも知れませんね。

 成績がどれだけ上昇または下降しているかを確認するために、中3クラスは「くろしお進学会の模擬テスト(隔月に実施)」を受験しています。今年度は4月・6月・8月と3回受験しています。夏休みの最後の日に受けたテストの結果は、6月と比較してかなりの点数・偏差値アップを見せてくれました。

 具体的に言うと、中3塾生の80%が偏差値を上げてくれたのです。上昇のポイントでランキングを作ってみました。ベストテンは次の通りです。

 1位  +6.6  Aさん  47.7→54.3
 1位  +6.6  Bさん  50.3→56.9
 3位  +5.8  C君   33.1→38.9
 4位  +5.0  D君   63.7→68.7
 5位  +4.3  Eさん  50.5→54.8

 6位  +3.3  Fさん  64.5→67.8
 7位  +2.5  G君   46.0→48.5
 8位  +2.1  Hさん  42.9→45.0
 9位  +1.0  Iさん  64.2→65.2
 9位  +1.0  Jさん  41.9→42.9

 成績返却時の「モチベーションを高めるための訓話」には、この具体的なアップの数字を用います。夏に頑張った成果を調べ、評価し、認め、褒め上げるのです。お世辞やお追従やお愛想で、作り笑いを浮かべて適当に行き当たりばったりに誉めるのではなく、実際の数字を示して事実の裏づけのもとで、みんなの前で名前を挙げ、言葉を尽くしてその「努力」や「頑張り」の成果を誉めてやるのです。

 みんなの前で先生に誉められて悪い気がするはずがありません。

「夏の暑い盛りにクラブ活動と両立しながら、よく頑張ったねぇ」

「やればできたじゃあないか。たいしたものだ」

「この調子で行けば、県下の最難関校でも上位で合格できるよ」

 こうして誉めていくと、それぞれの心に達成感や充実感が満ちてくるのです。誉められた当人たちは、自信と誇りに満ち溢れた表情で、実に晴れやかでにこやかです。

 そして学習に向かう姿勢はますます真剣で真面目になり、さらなる高みに向かって進もうというチャレンジ精神が燃え盛り、言われてする勉強ではなく、あくまでも主体的な受験勉強にも拍車がかかってくるのです。

 一方で、成績が伸びなかった塾生に対しては、かなり気遣いをします。けっしてみんなの前で指摘したり、名指しで批判したり叱ったりはしません。

「前より下がったなぁ。ダメじゃあないか」

「全然勉強せんかったから、はっきりと成績に表れたんだよ」

「怠けてばかりだから仕方がないよ」

「このままじゃあ志望校は、はっきり言って到底無理だね」

などとは、絶対に言いません(笑)。

 否定的で消極的な言葉を無神経に浴びせかけていると、自尊心を傷つけ、気持ちを萎縮させ、ますます学習や受験勉強に向き合う気持ちを失わせることにしかならないからです。自信を喪失するような思いやりのない言葉を、無責任に投げ掛けたりするのは嫌なのです。

 頑張ったのに今一成績アップの形として現れない者、遊びたい怠けたい気持ちに負けて、夏の学習量が明らかに不足している者、クラブ活動に時間を取れれすぎて成績が下降してしまった者、そんな塾生たちをやる気にさせることこそ、私の手腕の発揮のしどころなのです。

 好成績を喜ぶ仲間をしり目に、成績をアップさせられなかった数名は、自分の成績を受けとめ、それなりに反省し、傷ついていることでしょうから、それに追い討ちをかけることなどはせずに、けっして誇りを傷つけないように、しかし心の中では「奮起」してもらうように上手に導いていく思いやりや工夫が必要なのです。

 そのために、語気も荒くけなしたりくさしたり、悪し様にののしったりするのではなく、塾で机を並べて学習している仲間たちが、それぞれに精進して成果を上げている姿を、お手本とさせ、受験勉強に対する目覚めとするために、伸びた塾生諸君の頑張りを讃えるのです。

 悔しさ、羨ましさ、恥ずかしさ、そして自分自身のふがいなさに向き合い、日々の勉学の苦しさから逃げるのではなく、

「今日からは俺も(私も)奮起して頑張るぞ、やるぞ、本気で勉強を始めるぞ!」

「あいつにできて、俺に(私に)できないことがあるもんか!」

そういう気持ちになって、自ら立ち上がり、やる気になって勉強に取り組み始めるきっかけとしてもらいたいのです。

 自信を取り戻させるためには、本人に頑張ってもらうしかありません。自分の努力によって成績を伸ばしていくよりほかに方法はありません。傷つける言葉もかけない代わりに、へんな慰めの言葉もかけません。やるっきゃないからやりなさい。「やればできる」は「やらねばできない」なのだと、諭すのです。

 具体的に志望高校を受験できるのか、合格の可能性はあるのか、そういったことはまだ今の段階ではあえて言わないようにしています。半年もあればどんな塾生だって、不可能と思われる壁を突き破ったり乗り越えていくくらいに見違える成長を見せる可能性を秘めているからです。

 ただ頑張りを示すことのできる時間も限られているのは、厳然たる事実ですから、目覚めを促すために私としてもたまには、つばを飛ばしながらの熱弁をふるうのです。それが今の時期の私のモチベーショントークなのです。

 今回、成績のふるわなかった者たちに対するアドバイスとしては、次のような話をしました。

「今の時期に成績が悪くて反省し、一念発起して頑張った者は、秋の深まる頃に成績が上がってくる」

「逆に今の成績の良さにいい気になって油断したり、勉強に対する厳しさを失ったら、逆に冬には成績が落ちるものだよ。先輩にもそういう失敗をして受験直前に焦った者もいる」

「不成績が自分にとっては良い薬になったと、後で喜んで振り返ることができるように今目覚めて、あきらめずあせらずコツコツと地道に学習を積み重ねなさい」

そう言って、けっして自信を喪失したり、受験を悲観したり、志望校を早い段階であきらめたりしないように、励ましプライドをくすぐりつつ、受験に向かう真剣なる姿勢に導いていくのです。

by kururin

2007年9月11日 (火)

私立校・学校説明会

 私立中高一貫校の学校説明会に顔を出してみますと、可愛い塾生のHさんがお母さんと一緒に来てくれていました。

 お母さんの頼みで、私も一緒になって希望する高校の個別の面談に付き添って、あれこれと質問を受け、熱心な担当の先生の懇切丁寧な説明やアピールを聞かせていただけました。

 Hさんは、この夏前までは追手前高校が第1志望だったのですが、私学のパンフレットを見たり、先輩や先生から話を聞いたりして情報を集め、土佐高校にも興味を持って今回説明会に出席してみたということです。

 「そりゃあ、土佐高が断然いいよ、土佐にしいや」と私が喜んで勧めているのはもちろんですし、もしも受けてもらえたらとっても嬉しいのです。

 今年度の25期生の中には、土佐高野球部志望者の塾生もいますから、ひょっとしたら今年度は母校に複数名進学してくれるかも・・・という希望的予想を立ててひとりにやけているのです。

 近頃の我が塾生たちの進学状況は、圧倒的に「公立志向」が強くて、上位陣はこぞって「追手前高」に進んでいます。ここ5年間(H15~19)では、公立上位校の方は、追手前・23名、小津・高知西がそれぞれ3名。

 私立は、土佐・5、土佐塾・2、学芸・1、高知・3となっています。(土佐女子は、なぜか0です。)

 今年度・25期生のうち成績上位者たちの志望状況は、やはり追手前人気が高く5名、高専が2名、小津、西は1名、東看護が2名、土佐2名、学芸1名などとなっています。

 まだまだ確定しているわけではなく、受験校決定まではみんながそれぞれに考え、悩み、色んな先生や先輩に相談しアドバイスを受け、体験入学や学校説明会などに出向いてみて徐々に絞り込んでいくことでしょう。

 ともあれ私としては、「どの高校を受験するにしろ、余裕で合格できるだけの学力を付けて置く」ことを絶対的な目標として、これからの授業で塾生諸君を鍛え上げていくつもりなのです。

by kururin

2007年9月 8日 (土)

桜の葉っぱが散り始めました

 塾の玄関先の庭に植えてある陽光桜の葉っぱが、毎日少しずつ落ちるようになってきました。日中の陽射しはまだまだ夏のそれで、かなりきついですが、吹き渡っていく風は幾分秋めいてきました。

 その風に揺すられて黄色く色づき始めた葉っぱが、ひらりひらりと舞い落ちます。気がついた時に、腰を折り曲げながら拾い集めます。この作業はしばらく続きますが、それが終わり秋が深まる頃には、受験生たちに冷たい北風が吹きつけ始め、試練の時到来を告げるのです。

 公立高校の後期試験合格発表の3月中旬の時期に、ピッタリと合わせたかのように咲き誇る陽光桜。夏の陽射しをたっぷりと浴びて光合成をし、栄養を十分に蓄えた上で葉を落とし、早くも来年の開花や芽吹きの準備を始めているのですね。

 我が塾の塾生たちも、もう受験の準備に入らねばなりません。今日の授業では、くろしお進学会のテスト結果を配布しながら、入学試験に立ち向かうための心構えを話しました。モチベーションを高めるためには訓話も欠かせません。

 「やる気にさせる」「本気にさせる」ことができれば、受験生たちはぐんぐんと伸びて行きますから、そのためのトークも大切な私の仕事だと思って、貴重な授業の時間を割いてでも、「やる気の出る話」をするようにしているのです。

 私の話を聞いているみんなの眼差しは真剣です。「その時」はね(笑)。でもそのやる気になった気持ちを持続させるのが、これがまた難しいんですよね。繰り返し、根気強く、その気になるように導いていく手腕が、塾の指導者には必要不可欠です。

 優しく、厳しく、あの手この手を駆使して、一人ひとりを本気にさせ、クラス全体として受験に燃えて立ち向かう雰囲気を作り上げなければなりません。みんなが、それぞれの可能性を最大限に追求する意気込みで、日々の学習に寸暇を惜しんで打ち込むように・・・!

by kururin

2007年9月 3日 (月)

くろしおテストで2・4・9位

 夏休みの千秋楽日、31日に中3クラスは「くろしお進学会」模擬テストを行ないました。

 学校は休みでしたが、塾は学力定着のための書き入れ時で、まとまった時間を夏季講習・夏季特別講習として学習に打ち込んできましたので、その成果が表れる大切なテストとなりました。

 結果は・・・。前回・6月のテストと比べて受験者数は50%増しで、受験生全体の平均点も29点下がった難度の高いテストとなりましたが、我が塾生は健闘してくれました。

 前回はベスト5には一人も入っていなかったのですが、今回は2位と4位に入り、9位にもいますからベスト10の内3人がランキング入りしたのです。

 2位のA君の偏差値は、68.7(前回63.8)、4位のBさんは67.8(64.5)、9位のCさんは65.5(前回64.2)でしたから、かなりの実力アップぶりを証明してくれました。上位陣だけでなく、全体的にかなりのアップをしています。

 しかし、その中で夏休み中にクラブ活動中心の生活を送った人の中には、成績は不本意ながら下降してしまった人もいます。クラブを引退して、いよいよ受験勉強に本腰を入れ、自分の成績の現状に真正面から向き合い、本格的な学習のスタートを切ってほしいと願います。

 「くろしお進学会」模擬テストでは、上位5位以内はくろしお進学会特製の「盾」、20位以内はくろしお進学会の名前入りの「鉛筆」を進呈することになっています。今年度の塾生はまだ盾をもらったことがなかったのですが、今回は一気に二人の受賞者が出て、私も嬉しいです。

 夏に蓄えた実力を明日・明後日の新学期早々の「実力テスト」でいかんなく発揮して、志望校合格への道の取っ掛かりにしてほしいと願います。

by kururin

2007年8月30日 (木)

新学期は9月3日から

 「夏休みも後一週間で終わりやね~。充実した夏休みやったかえ~」

と24日の夜の授業の終わりに、作文用紙を配布しながら塾生たちに話しかけると、

「先生、まだ今日入れたら十日あるで~」

という返答がありました。ええ~、そんな馬鹿な~と思ってカレンダーを見てみると、9月1日は土曜日、2日は日曜日で夏休みに引き続いての連休ではありませんか!夏休みを二日よけいに与えられたようで、みんな喜んでいます。

 ある中学校など、3日はお休みにして週末・8日の土曜日を実力テスト日に当てているそうで、新学期は4日からということで、驚きました。学校の先生が羨ましい限りです。

 地方公務員である学校教諭を職業として選択し、大学で猛勉強をし、部活・サークルなどで人間性や人柄も磨きをかけ、難関の教員採用試験を突破するべく受験勉強に勤しむことで手にした安定した社会的身分なのでしょうから、私などが嫉妬して文句を言ったって始まりませんが、自分で自由にできるまとまったお休みがこれほどたくさん与えられる職業っていうのは他に見当たりません。

 種々の研修やクラブの指導、日直などで忙しいと言えば忙しい夏休みかも知れませんが、教師の最大の仕事は生徒・児童に学習指導をすることなのですから、それから一ヶ月半も解放されるっていうのは本当に仕事から解放されるっていうことだと、私には思えるのですが・・・。あまりにうがった見方に過ぎるでしょうか?

 学校教諭に採用されるのはなかなかに難しいと聞いていますが、「なったもの勝ち」って感じで、いったん先生になってしまえば、そこそこの給料、ボーナスを定期的にいただけ、様々な恵まれた援助が公的に当たり前のように受けられて、年功序列的に給与は上がっていき、夏・冬・春には長期休暇が与えられ、指導力の如何にかかわらず毎年生徒とクラスをあてがわれ、よほどの不祥事を起こさない限りは教諭の職を剥奪される可能性はゼロに等しく、親方日の丸ですから会社の倒産の危機はなく、つつかがなく勤め上げればかなりの金額の退職金をいただける。

 実に実に羨ましくて、妬ましいですね。人を羨ましがるのは人間として恥ずかしく、みっともないことではありますが、まあこの恵まれ過ぎた身分を傍から見ていると、羨望の恨み言の一つも言いたくなってしまいますよ。

 これで休み明けの実力テストに、夏休み宿題のサマーテキストなどの「付録のテスト」なんかを出したりする人もいらっしゃいますし、生徒が一生懸命やりきった宿題にハンコをぽんと押すだけの方もいらっしゃいます。先生の工夫や努力や情熱が感じられないときには、

「実力テストの問題くらい、研究して自分の手で作ってくれよ」

「生徒の努力には、誉める言葉や激励のコメントで報いてほしいよね」

と生徒とともに嘆きたくなりますが、まあこれも制度の中で自然と培われてくる先生気質ですから、文句を言ったって仕方ないことではあります。

 それにしてもこの長い夏休みの宿題、「夏休みが勝負だ」なんて偉そうにのたまって、生徒たちに市販のサマースキルなどを丸投げしておいて、その解説も解答も渡していない御仁もいらっしゃるのには開いた口がふさがりません。一生懸命やっている生徒に、「間違った解き方や考え方」が定着してしまうではありませんか!

 解答を丸写しして提出すなどという不心得者の生徒(まるで学生時代の私みたいな・笑)がいるからという理由で、解答や詳しい解説の付いた別冊を渡さないというのであれば、真面目にこつこつとこなしていく生徒たちにとっての一ヶ月半分の宿題の意味はどこにあるのでしょうか?

 学校により宿題形式はまちまちですが、疑問に感じることが少なくありません。

by kururin

2007年8月13日 (月)

家庭教師の思い出

 高校野球が始まりました。三日目の試合で、東東京代表・帝京高校が見事な勝利を収め、甲子園に校歌が高らかに鳴り響くのを聞いていると、自分の大学時代の「家庭教師」のアルバイトを思い出します。

 大学1~2年次に、1年半の間指導した中学生が、帝京高校に進学したからです。受け持つ時には、立教高校を志望していたのですが、私の指導力不足から立教レベルの偏差値まで学力を伸ばすことができなかったのです。

 当時、帝京高校はサッカー部が全盛の時代で、中学ではサッカー部に所属していたその子は、まあまあ喜んで帝京に進学してくれたのが救いでした。

 私は大学進学した当初のアルバイトは、絶対に肉体労働に限ると自分で決めていました。自分の知識の切り売りをして短時間に楽に稼ぐことのできる家庭教師や学習塾の講師は、若者のするべき仕事ではないという、頑(かたく)ななポリシーを持っていたのです。

 中央大学・法学部に進学した土佐高の先輩が、家庭教師を掛け持ちして稼ぎまくっているという自慢話を聞いて、心ひそかに軽蔑の思いを抱いたくらいです。それが、立教大学柔道部の同僚が、同じ仲間の札幌南高出身の秀才(現在日本IBM勤務)に家庭教師を依頼していたのですが、体調を崩して持病の喘息を患ってしまったものですから、急遽ピンチヒッターとして私は家庭教師の仕事に手を染めることとなったのです。

 初めての授業に向かう道すがら、緊張感と不安感に武者震いをしたことを覚えています。西武池袋線・江古田駅から日本大学・芸術学部前を歩いて10分ほどの住宅街に出向いて、毎週水曜・金曜の7:00~9:00時までの授業でした。

 お父さんの職業は、「会社社長」だそうで、大きなお宅におうかがいした時は、玄関にポメラニアンがきまって出迎えてくれたものです。その中学生はとってもハンサムで、趣味はゴルフ。

「この間のコンペで、ホールインワンしちゃって、ご祝儀を出すのに苦労しちゃったよ」

「バレンタインデーにはチョコを貰いすぎちゃって困っちゃう。先生、分けたげようか」

などと私の住む世界では聞くことのない、生意気なことをいう子でした(笑)。

 夕食・おやつ付きで、月謝が60,000円、交通費が5,000円でしたから、時給にするとかなりの金額だったと思います。

 経験も実績もない学生に支払う月謝としてはべらぼうで、支払っていただくこちら側でさえ、「東京のお金持ちの家は違うなぁ」と驚き感心しました。28年前のことですからお金の価値も違いますが、私の6畳一間の下宿代が20,000円でしたから、家庭教師のバイト代はものすごく価値のあるものでした。

 その生徒の部屋には、小さなTVも置いてあり、その頃シリーズが開始されたばかりの「金八先生」を一緒に見ては、あれこれと意見を出し合ったりしていました。おやつを持って階段を上がってくるお母さんの足音を聞いて、二人でさっと「勉強している体勢」に戻したりという、まったくちゃらんぽらんな先生でしたよ(笑)。

 それでも生徒も、お母さんもとっても私のことを気に入ってくれて、勉強するときは一生懸命に勉強し、お母さんは優しく接してくれ、腕によりをかけて夕食を準備してくれました。牛肉の分厚いステーキ、山椒を振りかけて食べる本格的な店屋物の「うな重」を出してもらった時は、興奮して感激し、しばらく眺めてから、ものすごい勢いで平らげました。

 本物の、国産マツタケ入りの炊き込みご飯を頂いたことがありますが、味はあまりわからなかったです(笑)。マツタケご飯なんて、後にも先にもその時っきりの体験でした。

 進路相談とかで、池袋の喫茶店でお母さんと二人で面談した時、お母さんのファッションはワンピースに毛皮のコートで、なにかしらドキドキしました。まだまだ若くて美しいミセスでしたから・・・。純情で硬派の若者だった私は、気恥ずかしくてどぎまぎしてしまいましたが、今の手八丁口八丁、女性の扱いを心得た私だったとしたら・・・と残念でなりません(笑)。

 とまあ、そんなこんなで一年半受け持った生徒を無事、帝京高校に合格させた後、お別れの時を迎えました。この家庭教師の経験がもとで、子どもたちに勉強を教えながら自分の人生の成長と軌跡を重ね合わそうという決意をしたのですから、世の中はどう転ぶかわかりません。

 楽してお金を稼ぐのは嫌いだ、なんて言っていたのが、家庭教師や塾講師は素晴らしい、教えることは学ぶこと、興奮と感動に満ち満ちた仕事だ、なんて180度考え方が変わったのですからいい加減なものです。でも、不思議なことに、その道を自信と誇りを持って、ひたすら歩み続けています。

 最後の授業の時に、その生徒に色々と高校生活での留意点を話し、激励し、お礼と感謝の言葉を述べた後、一言家庭教師での感想を伝えました。

「何が驚いたかっていうと、一番はやっぱり、君のお家にお邪魔する度に上履きのスリッパが変わっていることだったよ。お金持ちは、やっぱり違うよね」

「kururinさん、それ違うよ。kururinさんが一度履いたスリッパってさ、臭くなっちゃって、もう履けないから、ママが捨てちゃうんだよ」

「え~、そ、そんな。それならそうと言ってくれればよかったのに・・・。ゴメンナサイ」

 大学に合格して上京する際に、父は奮発して私に靴を買ってくれました。人間は足もとが大事で、みっともないものを履いていると「足許を見られる」と言って軽く甘く見られるからねと言って、リーガルのウイングチップの革靴をプレゼントしてくれたのです。

 その靴を大切に履くのはいいのですが、ソックスを2日連続履いたり、コインランドリーに洗濯しに行くのが面倒くさくて、押入れにポイポイと入れておいたのを、箪笥(たんす)に予備がなくなった非常事態に「くんくんくん」とにおいをかいでから、一番においのゆるいのを履いたりしていましたから、こういう事態を招いたのでした。

 自分の臭いは自分には気がつかないものです。こんな不潔な、臭い、むさくるしい学生アルバイトを慕ってくれた中学生(勝君という名前でした)、優しくいつも笑顔で迎えてくれたお母さまに、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。

 この貴重な家庭教師の経験で身につけたちっぽけな自信を胸に、田舎で学習塾を開く決心をする事ができました。

 鼻が曲がるほど臭い足でずかずかと上がりこみ、綺麗なじゅうたんを踏みつけ、スリッパを毎回捨てさせてしまった貧乏学生は、お蔭様で、今でも元気溌溂、毎日充実感に満ち溢れた時間を過ごさせていただいております。

by kururin

2007年8月12日 (日)

多数の出会いに感謝

 チラシ無しの夏季講習に参加してくれた人たちは、全員が続けて夏季特別講習(=8月分集中授業)に参加してくれています。そして、全員が9月からは正式に入塾してくれることになりそうです。(最遠方のT君は、今しばらく続くクラブ活動を引退してからの参加。)

 夏季からの参加者のほとんどは、かつての塾生の諸君の兄弟姉妹です。塾OB・OGのみんなや保護者の方々との信頼関係が、固く結ばれているのを実感できてとても嬉しいですし、縦の繋がりや心の絆の存在をありがたく思います。

 そして般若嫁のかつての教え子&今の塾生たちの友だちも、ここの学び舎に集まってくれて、ともに学習に励んでいます。宣伝は全くしていないにもかかわらず、こうして集ってくれる塾生たちを心から愛おしく思います。

 もちろん在塾生たちは一人ひとりが、可愛くてなりませんから、時には厳しく、時には優しく、とことん寄り添い、分かるまで徹底的に教えるのです。

 家族旅行や海外短期留学などで、夏季講習は来られなかった人たちも、8月に入り続々と帰ってきてくれました。そうして、中3クラスは今年度も信じられないことに「30名」の大台を突破してしまったのです。これに勝る喜びはありません。

 開塾して25年。5期生の時から30名を超え始め、今年で20年連続になりました。これは奇跡です。特に最近では、近隣の小中学校の少子化が激しい勢いで進んでいますから、本当に信じられなくてありがたく思います。

 中2クラスの雪崩現象という不安をかきたてられる情況もあり、今後は厳しくけっして楽観視できませんが、今の最高学年の盛り上がりは素直に喜び、多数の出会いに恵まれたことを感謝しつつ、最高の成果が出せるように塾生の諸君とスクラムを組みながら、毎日の授業を充実したものにしていこうと思います。

by kururin

2007年8月 8日 (水)

受験生と味わう花火大会

 今夏の中3クラスの講習生は、3名。久礼から一人、久礼の向こうの上ノ加江のまだ向こうの矢井賀から一人(矢井賀小に勤務しているうちの般若嫁の3年前の教え子です)、そして野見・大谷を経由して半島をぐるりと周ったつき当たりの中の島から一人です。

 みんなかなり遠方から通ってきてくれて、とっても嬉しくて、同時に強い責任感を抱きます。面白くてよく分かって、これからの受験勉強の導火線となる刺激的な授業を心がけています。

 外部からのやる気に満ち満ちた講習生の学習に打ち込む姿に、在塾生も大いに刺激を受けて、普段にも増して真剣な眼差しで授業を受けてくれているのが嬉しいです。お互いに切磋琢磨し学力を伸ばしていって欲しいです。

 違った学校の者同士が、2週間のあいだにすっかり打ち解けて、休み時間に卓球に興じたり、話の輪を作って大声で笑いあっている様子も、私の目には微笑ましく映ります。

 優しく思いやりのある生徒が多く、一人で初めて塾に来て不安と緊張のさなかにある気分をほぐしてあげようと、さりげなく声をかけてあげられる生徒の心根に私は感心し、感謝します。

 2週間の夏季講習の締めくくりの今日は、午後8時から富士ケ浜での花火大会です。台風襲来や太平洋のうねりのため開催が危ぶまれましたが、昨日予定通り実施が決定されました。今日の午後5時頃には激しい通り雨もありましたが、今はすっかりと上がって花火日和となりました。

 花火に行きたい人は、今日は午前9時からと午後4時からの2部に先に来て勉強を済ませました。中3クラスの授業は午後6時30分からですが、驚いたことに11名が普段どおり登塾してきてくれました。花火が始まったら授業を中断して、塾の4Fのベランダから一緒に見ようね、昨日そう話していたのですが、予想以上に集まってくれて感激です。

 今、近くのスーパーストアにみんなに買出しに行ってもらっています。200円以内でみんなに自由に買い物をしてもらっているのです。貧乏人の私としては大奮発。当初は「スイカ」を買ってきて冷やしておこうかと思いましたが、数人はスイカが食べられないとか・・・。スイカ大好き人間の私としては信じられませんが、それならばみんなに好きなものを自由に買ってあげようということで、変更しました。

 塾のベランダや階段から眺める花火も、また風流です。受験生時代に塾の仲間や先生と一緒にアイスをなめながら観賞した花火が、心の片隅にいつまでも残る素敵な思い出となってくれたら、とっても嬉しいです。

by kururin

2007年7月31日 (火)

中1は、学年で2・3・4番

 地元のS中学校の1年生は、定期テストの総合点により、学年順位を出して、生徒と保護者に公表しています。これまでには、学年順位というものは非公開で、先生方がうちうちに把握するという方針で、今でも中2・中3には一切教えないそうです。

 どうして中1だけ通知することになったのでしょうか?不思議です。授業中にその話題になり、中1塾生の諸君に順位をこっそり聞いてみると、上位の方の人たちは「個人情報」としてかくすことなく、堂々とみんなの前で公表してくれました。

 それによると、学年の順位が2・3・4番と続いているそうです。2位のA君は、英数国理社の5教科では、トップの子と同点だったけれども、音楽で数点の差をつけられて惜しくも2位に甘んじてしまったと悔しがっていました。

 1番がいなかったのが少し残念ではありますが、中学1年の今の時期にすでに上位をこれだけ占めている中1クラスの今後が楽しみです。が、下位の人たちも少なからずいますから、今後クラス全体をどのように底上げしていくかが重要な課題です。

 でも、頑張って欲しい塾生の諸君に限って、夏季講習をキャンセルしてしまっていますから、困っています。夏季講習に毎日通って気魄のこもった集中的学習をしている上位陣との差が、ますます加速度的に開いているのが分かるのです。

 家庭の事情で仕方なく休むわけですから、しょうがないのですが・・・。2週間の夏季講習が終わって、8月の第二週からまた塾に来てくれだす時に、再スタートをきって鍛え抜いていこうと手ぐすねひいて待ち構えている今日この頃です。

by kururin

2007年7月28日 (土)

ひたむきな中3クラス

 中3クラスのみんなの熱気は、夏の暑さも吹き飛ばす勢いで驚くとともに感心してしまいます。今日も28名が全員、1時間目にピシッと揃って真剣に講習を受けてくれました。

 午後6時半開始で、10時前に終了するのですが、一言も聞き漏らすまいと目を輝かせて集中する姿に、指導する私の方も一層気合が入ります。これほど全員が真面目でひたむきな学年っていうのは、本当に珍しいです。

 昼間にクラブ活動をしてきた人、手を挙げて~、と尋ねてみると、3分の2以上が挙手しました。炎天下のもと長時間練習をこなしてきた野球部・サッカー部・ソフトテニス部などに所属する人たちも、一言も泣き言や逃げ口上を言わずに、しっかりと塾での学習と両立してくれています。

 これはもう「意気に感じて」こちらもよけいにハッスルして、情熱のすべてを傾けて教えなければ・・・、そう自然に燃えさせてくれる素晴らしい、「やる気に満ち溢れた」中3クラスとなっています。

 前向きでひたむきな学習に対する姿勢が身についていますから、これはもう「成績向上」はまちがいありません。モチベーションを高め、目的意識を持って、塾での学習の流れに乗ってくれさえすれば、成績アップ→「志望校合格」はもう約束されたも同然です。

 楽しみな25期生に育ってくれました。どこまで伸ばせられるか、実に楽しみです!

by kururin

2007年7月27日 (金)

夏季講習・初日

 夏季講習初日の今日、私の担当の授業は全部で10コマ(45分授業)でした。

 午前9:00~10:35は、小4クラス、夏季講習の教材作りの合間に簡単な昼食を済ませ、午後3:00~4:30は学芸中2年生のK君の数学個別指導。

 午後4:50~6:20は中1クラス。途中、夏季講習受講希望の中3生と保護者の方との面談をはさんで、6:30~8:55は中3クラス、9:00~9:50は中2クラス、と一日中フルに労働しました。こんなことは普段はめったにありませんから、今心地良い疲労感と充実感に満たされています。

 本当ならば、中学生クラスも朝からとか、午後のまだ日の高い時間帯に授業時間をとって、長時間じっくりと指導したいのですが、クラブ活動があってそういうわけにもいきません。部活と塾の板ばさみに合わせることをなんとも思わず、「クラブは断りを入れて、ぬけてきなさい」と強く指導していた若い頃が懐かしいです。

 今は、高校入試に推薦制度が導入されており、前期で合格するためにはクラブ活動の実績もかなりものをいうような傾向にありますから、クラブはほどほどにして「5教科の実力養成」を第一義に考えて徹底的に教科指導を行なうという方針ばかりを強調してもいられません。

 口惜しい想いはつのりますが・・・。

 チラシ折り込みは全くしませんでしたが、夏季講習に参加してくれる人もチラホラといて、本当に嬉しく思います。

 中3クラスの真面目さには本当に驚きます。誰一人休むことなく全員が初日からピシッと揃ったのです。講習生3名を新たな仲間に加え、28名がやる気に満ち溢れた眼差しで授業に集中してくれました。どれだけ学力を伸長させてあげることができるか、塾生諸君の気魄にこたえられるように、私も燃えまくって夏季講習に全力投球したいと思います。

by kururin

2007年7月17日 (火)

夏季講習のチラシ

 予備校や進学塾の「夏季講座」の新聞広告やチラシが入り始めました。いよいよ夏休みが近づいてきたなぁという実感が湧いてきます。

 須崎の進学塾の折込チラシを見てドキッとしたり、少し焦りを感じたりしますが、チラシ効果にはなはだしい疑義の念を抱いている自分としては、対抗してチラシを打ちたいのをグッと我慢して、この夏も口コミだけの戦略を取ることにします。

 なんて、格好つけていますが、要するに新聞折込チラシ代の6万円を節約しようという魂胆なのです。まったくもってネガティブな姿勢ですが、あまりの無反応に痛い目に合わされ続けましたので、もう信じることができないでいます。

 チラシを入れてしまうと、「チラシに触発されて塾の門を叩いた」のか「口コミで入塾しようと決めた」のかが不明瞭になってしまいます。ですから、チラシをいつも入れていると、その区別が付かなくなるため、昨年度は一切広告を控えたところ、5名以上の申し込みがあって驚いたものです。

 チラシをしていれば、チラシ効果と勘違いしてしまい、次なる宣伝効果を狙って繰り返しチラシを入れなければならなくなり、宣伝広告費がかさんで自分で自分の首を絞めることになりかねません。少なくとも4~5人は来てくれないと「ペイ(=pay)」できないですからね。

 都市部の塾でしたら、「ポスティング」という広告戦略があるそうですが、過疎化・少子化の激しい田舎町では、ポスティングしやすく、ある程度の収入のありそうな(塾通いには月謝が必要ですから)若い世代がたくさん入居しているマンションや新興住宅地はほとんど見られません。

 ですから、私はポスティングの経験は皆無です。学校の前でのチラシ配りは、この歳ではもう恥ずかしくて腰が引けてしまいます。ということで、大手塾の夏季講座宣伝合戦をしり目に、私のところではささやかにお金のかからない対策を講じます。

 在塾生たちに、「ひょっとして、みんなの友だちの中に、夏季講習を受けたいっていう人がおったら、誘うちゃってね!」とお願いするのみなのです。

 果たして、こんな消極的な態度でいいのだろうか、疑問に感じることもありますが、まあ、今年も2年連続で夏季講習のチラシは無しで、夏季講習に突入してみようと思います。

 飛び込みで「1人」でも来てくれたら、飛び上がるほど嬉しいですが・・・(笑)。

 by kururin

2007年7月11日 (水)

塾のライバル=クラブ活動

 私の塾のようなごくごく小規模の塾にとって、しのぎを削るライバルとは・・・?

 大手の進学塾でしょうか。それとも同規模の個人塾でしょうか。公文や学研などのチェーン塾でしょうか。はたまたダイレクトメール攻勢をかけてくる通信添削の進研ゼミなどでしょうか。

 もちろん、それらも少ないパイを熾烈に奪い合うべき強敵なのですが、実は、もっと恐るべきライバルが存在するのです。それは同業者ではありません。

 ずばり、中学校での「クラブ活動」なのです。本当に困っています。

 塾の始まる時刻は、7時20分にしてありますから、終了時間を6時~6時半までくらいに設定してくれるまともなクラブの指導者なら問題ないのですが、7時過ぎまで残して練習をするのは当たり前。

 土曜・日曜は、午前8時から午後6時までみっちりと猛練習に明け暮れるのだそうですから、これはもう勉強している暇などありません。定期テスト前の一週間でもお構いなしに、部員を呼びつけて朝~晩まで練習させる指導者は一人や二人ではありません。

 普段の塾のある曜日は、息せき切って塾に駆けつけてくれますが、それでも教室に到着し、机に座るのは8時近くになってしまうのはいたし方ありません。そして連日繰り返される猛練習により、体力は消耗し、塾で勉強する時間帯は眠くて仕方ない、という情況に追い込まれてしまうのです。

 もちろん、集中して学習できるはずもありませんから、効果が上がりません。塾に無理してやってきて座りますから、夜の就寝時刻が遅くなり、必然的に日中の学校での授業中も眠けに襲われ、ついウトウトとしてしまう・・・。

 その結果、テストの点はどんどん下がり、お母さんに叱られ、よけいにやる気をなくし、結局塾をやめてしまうのです。そんなケースが、最近目立って増えてきました。特に中2クラスに顕著です。

 「クラブ活動を熱心にやっていれば、高校に受かる」という間違った認識を持っている生徒達が多くて困ります。クラブの実績で推薦をもらえるのは、全国・四国大会に出場して活躍できるくらいの実力、それほどでなくてもせめて県内ではトップクラスの実績を残したものに限られるってことが、分かっていないのです。

 高校は、中間・期末テストや授業中の態度や提出物などで総合的に判断され、評価された内申点が最重要視されるのが高校入試の現実だと、まったく分かってないのです。そんなことはクラブの責任者の人はクラブ員たちには伝えません。

 とにかく勝利至上主義ですから、生徒たちの成績が上がろうが下がろうが知ったこっちゃない。とにかく、目の前の試合に勝つことを目標として、長時間クラブに拘束するわけです。クラブ漬けにも等しい状態の塾生にとって、塾との両立ははなはだ困難です。ということで、塾を去り、クラブに専念する塾生たちが生まれるのです。

 学力的にボロボロの状態で、再び塾の門を叩いてくる者も結構います。中3のクラブが終わった頃が多いです。それから入試までの間に、自学の時間が果てしなく0(ゼロ)に近くて、「受験勉強的白紙状態」の塾生たちを、それぞれの志望校に見合う学力を付けなければなりませんから、なかなかに厳しい仕事ではあります。

 それがやりがいにもつながっていますが・・・。

by kururin

2007年7月 9日 (月)

七夕様にお願いします

 梅雨前線が九州地方に停滞して、熊本地方に豪雨をもたらして大ごとになっています。お天気の神様のさじ加減一つで、人間は翻弄されます。四国にはのどから手が出るほどにほしい大雨ですが、あまりに一度に降りすぎるとこれまた困りものです。

 早明浦ダムの貯水率はここんところの大雨続きで、かなり上がってきていることでしょう。讃岐平野の水不足を心配したうちの三女のカボちゃんは、照る照る坊主を逆さまにつるして、自分なりの雨乞いの儀式をしていました。香川県の人たちの生活が本当に心配だったそうです。

 NHKのニュースで、わずかずつですがダムに水がたまり始めていると言っているのを聞いて、ホッとしてニコニコと喜んでいた優しいカボちゃんです。

 高知の須崎地方は、雨の天気予報でしたが、一日中曇りのお天気でした。これなら、午前中釣りにいけたかも・・・なんて、またしても考える釣りキチです。曇り空のもと、今日は「クマゼミ」の初鳴きを確認しました。クマゼミの声を聞くと、梅雨の明けるのももう間近に迫ってきているのを実感します。

 季節の移ろいは四季それぞれに味わい深いものがありますが、夏は聴覚によってはっきりと季節の変化を確認できます。クマゼミが鳴くと夏開幕、アブラゼミが鳴くと盛夏、ツクツクホーシが鳴き始めると秋風が吹き始めるのです。この明確さが大好きです。

 今日は7月7日の七夕祭りの日です。雨雲に覆われていますから、一年に一度のひこ星と織姫の出会いは難しいかも知れませんね。ロマンティックな七夕に、私は何をお願いしましょうか。う~ん。特にこれと言って欲しいものや願いはありません。現状のままで、幸せで穏やかな毎日ができるだけ永く続きますように・・・でしょうか(笑)。

 心の奥底を覗き込むと、ありました、ありました。

「借金完済までは、健康・安全無事に過ごせますように!そして、塾生との出会いにたくさん恵まれますように!」

 七夕に願いを・・・、心を込めて祈ります。

  by kururin

2007年7月 5日 (木)

小学校の歌声集会

 この前の日曜日の午後1時半から、S小学校・体育館で「うたごえ集会」が行われました。1年生~6年生までそれぞれの学年が、一生懸命練習してきた成果を発表する会です。

 みんなが心を一つにして合唱すると、感動的なメロディーとなって胸の奥に響いてきます。声の出し方は拙くても、無心になって腹の底から湧き出してくる歌声が合わさって、どの学年の歌も素晴らしく、私も精一杯の拍手を送りました。

 教職員の方々はこの会を成功させようと随分前から準備に取り組み、当日も万全の態勢で臨んだことでしょう。児童会の役員になっているうちの次女も、司会の言葉・歌の紹介などを連日特訓していました。

 けな気で可愛い歌声が体育館いっぱいに響き、保護者の皆さんの胸には感動の波が広がっていきました。指揮をされている先生方、ピアノ伴奏をされている先生、みなさん成功裏にうたごえ集会が終了したことに、こころからホッとされていることでしょう。

 小学校の先生方が本当に羨ましく思います。児童達の情操面の発達に大いに貢献できるこういう有意義な指導に携わることができるなんて・・・。クラスの全員が声を合わせて歌った経験は、心の中に素敵な思い出として刷り込まれ、児童たちの心を耕してくれることでしょう。

 それにしても、またぞろの嘆きですが、一部の心ない非常識な保護者の存在が、この素晴らしい会の雰囲気を壊します。私は最後尾で立ち見をしていましたが、体育館の入り口付近に陣取った一部の保護者達は、児童たちが舞台上で合唱を披露している最中にも、まったくお構いなくおしゃべりを続けるのです。

「ここに何をしにきているのだ!しゃべりたかったら、外に言ってしゃべれ!愚か者めが!一所懸命に歌っている子供たちの身にもなってみろ」

 そう注意を促したいのはやまやまなのですが、度胸がない私は黙って煮えくりかえるような腹立たしい想いを抱えながらも、黙っているしかありません。苦々しい表情になってしまい、いらいらしながらも、児童たちの歌声の方に神経を集中して聞こうと努めました。

 腹の立つ非常識なお父ちゃん・お母ちゃんが少なからずいて、困ります。学校の先生たちもきっと注意を促したいでしょうが・・・。後が怖いですからね。

 by kururin

2007年7月 3日 (火)

期末テスト対策学習会

 気合を入れて授業を行なうと、4~5コマの講義でもかなり疲れます。一応、頭脳労働ですし、肉体労働ほどではありませんが、体力もかなり消耗します。それなりに塾生の諸君に気も遣いますしね(笑)。

 一昨日の日曜日、朝8時から午後5時まで塾生の諸君の自学自習に付き合いました。終了して塾生の諸君を玄関で見送った後、ふぅ~、とため息が出てしまいました。個別に教えることはしているのですが、授業をしているわけではありませんから、それほど疲れるはずはないのですが・・・。

 土曜日は朝8:00~午後9時まででしたから、疲れが蓄積しているのかな、なんちゃって、実際のところは、金曜日の炎天下での磯釣り(鵜来島)の疲労困憊の後遺症が残っているのです(笑)。

 今日からいよいよ期末テストが始まりました。目標点を定めて、黙々と頑張った諸君はきっとかなりの得点アップが望めることでしょう。範囲の定められた定期テストは、努力の量と質がそのまま点数に表れますからね。成績はバッチ・グー!となって、嬉しい夏休みを迎えられること請け合いです。

 一方で、テスト直前の土曜・日曜の準備勉強会に、一度たりとも姿を見せなかったつわものも何名かいます。独力で、家庭学習がきっちりとできるようなタイプではありませんから、この土・日も一日中遊びほうかたのかも。

 私は、対策学習会を催して、自学にお付き合いはしますが、けっして全員に強制しているわけではありません。本人のやる気を引き出すための指導(訓話やモチベーショントークなど)は徹底的に行いますが、実際にやるかやらないかは、最終的には自主性に任せるという方針です。

 打てども響かず、やる気を全然出してくれない塾生の家庭に連絡して、無理矢理呼びつけて、机に向かわせても、「やる気」がなければ座って時間をやり過ごしたり、手遊びしたり、居眠りしたり、果てはしゃべって真面目に自習している人たちの学習の邪魔をしてしまいますから、来てもらっては困るのです。

 でも、まったく準備勉強をやらずに、ノータッチの状態で試験を受けて悲惨な成績を取った子に限って、文句をたらたら言ったり、学校でも塾でも習ってなかった、などとみえみえのいい訳をしたりしますから、腹が立つときもあるのです。

 そして、成績がまったく伸びないのを理由にして、塾を辞めたりしたりする子も出てきてしまいますが、それを止める術(すべ)はありません。怠け心に自らが打ち克てないでいて、責任転嫁をしたりいい訳をする生徒にはなってほしくはありません。

 私の感化を受けたり、指導の方針を理解してくれたりして、ぐんぐんと伸びていってくれる子がほとんどですが、暖簾に腕押し、ぬかに釘、といった子もちらほら・・・。

 そんな子たちに対してもあの手この手と必死になって指導を入れてはいます。一刻も早く、K塾色に染まってやる気や覇気のある塾生に成長してほしいのですが、なかなか私の思い通りには行かないのが、現実です。

 そもそも、自学自習の学習会は、そんな「家庭で自分の力だけでは長時間の勉強が難しいというタイプの生徒」向けに行っているのですが・・・。

 そして、そんな子たちの保護者は往々にして、期末テストが終わって、通知票を目にした段になって、我が子の怠け放題の不勉強に気付き、塾に文句を言いに来たりするケースがこれまでにも見られました。「どうしてもっとちゃんと指導してくれなかったのか!」


 すべての塾生に満遍なく、過不足なく、満足のいく指導をおこないたいという理想はあるのですが、なかなかそうは問屋が卸しません。手強いです。

 二学期には、準備のための勉強を全くしないなどという塾生が、皆無になるように、根気強く、長い目で、指導していかねばならないと思います。

 忍耐力や辛抱強さなどが要求される仕事です。怒鳴って怒り散らして、机に向かわせればいいというものではありませんからね(笑)。

by kururin

2007年7月 2日 (月)

来る者は拒まず、去る者は追わず

 新年度になって4・5・6月の3ケ月が過ぎました。月があけると、すぐに「期末テスト」が実施されます。つい先日、中間が終わってやれやれと感じたのに、はや期末。時の流れの速さには、本当に驚いてしまいます。

 3ケ月目ぐらいの頃には、塾内にわずかですが変動が起こります。新たに入塾してくれる生徒と残念ながら退塾してしまう生徒が交錯するのです。

 入塾の方は、新年度になって塾で頑張って中間・実力の成績をアップさせた友だち=在塾生に刺激を受け、紹介や強い勧誘があって我が塾の門をたたいてくれるケースがほとんどです。

 中2時代と比較すると、短期間にグッと成績を伸ばしたM君の友人のK君は、自分も負けずに頑張ろうと6月途中で入塾。すぐに塾の雰囲気に馴染み、というよりピッタリはまったという感じでバリバリと勉強を始めました。

 入塾時の成績はあまり良くはないのですが、これからです。否定的なことは一切言わず、ただ「一緒に前向きに学んで行こう」と励ましました。そして私の指導のもと、基礎から丁寧にみっちりとやり直し始めました。ちょっとずつでも分かるととっても嬉しくて楽しいようで、私の事も随分と気にいってくれたみたいで、入塾して数日後に、缶コーヒーを3本も差し入れしてくれました。

「逆やにね~。先生が買(こ)うちゃらないかんがやに(=買ってあげなきゃいけないのに)」

と言うと、

「お世話になっている先生へのほんの気持ちです。飲んでください」

と泣かせるセリフを言ってくれます。

 「不登校」状態の親友がいるとかで、塾に入るように勧めて、先週体験入塾に連れてきてくれました。その彼、大人しくて真面目なM君も、ほんわかとした学習塾らしくない雰囲気を気にいってくれたらしく、めでたく入塾ということになりました。

 学校に行けてない分を、なんとか塾の方でフォローして上げられるように、特に目をかけて指導していこうと思っています。

 友だちの紹介、まさに口コミによる連鎖的な塾生増加に嬉しい悲鳴を上げたくなります。

 続いて昨日は、バレー部の仲間だと言って、Sさんが友人のIさんを体験学習に誘ってきてくれました。そして、今日お母さんからTELがあり、「入塾を決めました、明日から通わせていただきます」との由。

 ということで、6月になってバタバタバタと中3塾生が「3名」も増えてくれました。嬉しい、実に嬉しいです。小5にも、7月から新入塾生が予定されており、塾は順風満帆(まんぱん)・・・。


 と言いたいところですが、入るばかりではなく、出て行く生徒もポツポツ(涙)。

 中2のA君は、どうにもやる気が起きないからという理由で、退塾。同じく中2のB君は、野球部が忙しいから、しばらく休塾させてほしいという連絡が6月初めに入っています。

 同じく中2のCさん、Dさんもソフトテニス部の重要な試合が近く、毎日猛練習が午後7時30分まで行われているから5・6・7月はお休みさせて欲しいということです。

 そして今日もまた、別の中学校のソフトテニス部のEさん(中1)も「クラブの練習時間が長くて塾と両立できないから、しばらく休塾します」と連絡がありました。

 う~ん、悲しいです。退塾する、とはっきり言わないようにしてくれているのが救いですが、私としては休塾も退塾も同じように淋しく辛い気持ちになってしまうのです。

 塾よりもクラブに重きを置く家庭の方針をとやかくは言えませんから、「はい、はい、分かりました」とお応えしていますが、やっぱりちょっと残念で、悔しいです。

 クラブよりも塾を優先してもらいたいし、そのなるように指導を充実させて、より魅力的な塾にしていこうと強く思います。クラブを休んだり、やめてでも塾の方に行きたい!そう塾生の諸君に思ってもらえるように・・・。悔しさをバネに、内容をより充実させていくより、気持ちを立て直す術(すべ)はありません。


 「来る者は拒まず、去る者は追わず」と泰然として動じない強い精神を持ちたいのはやまやまですが、なかなか悟りが開けません。塾生の入塾・退塾に一喜一憂し、躁(そう)と鬱(うつ)を短い周期で繰り返してしまう未熟で弱い私です。

  by kururin

2007年6月28日 (木)

追手前で学年トップ

 追手前高校・自然科学に入学したA君の弟・B君(中1)が、先日ぼそっと教えてくれました。

「先生、うちのお兄ちゃん、この間の中間テストで、学年でトップだったそうです。僕もお兄ちゃんに負けんように頑張って、期末テストでは500点(5教科)を目指します」

 頼もしい限りです。中学校から、中高一貫の私立校に進学しなくても、ちゃんとやれるんですね。追手前の理系で学年1ならば、大学は相当ハイレベルを狙えますね。夢と希望を抱いて、県下ナンバーワンの公立高に進んだA君のこれからの成長が、実に楽しみです。

 先日、追手前高校は一年生の精鋭数名を選び、引率の先生方とともに香川県の高松高校に授業体験に行ってきたそうです。その様子が詳しく説明された追手前の校内新聞をB君に見せてもらいました。お兄ちゃんはもちろんそのメンバーの一人として視察に加わり、その体験談が新聞に掲載されていました。

 西日本では屈指の県立進学校の授業や生徒諸君の真剣に学ぶ姿勢を見て、大いに刺激を受け、やる気の火がさらに強く燃え盛ったことでしょう。

 我が塾のOBで、今までに国立大学医学部に進学したり、難関の国立大・大阪大、神戸大、九州大、そして私立の両雄・早稲田、慶応、などに進んだ人はかなりいるのですが、まだ東京大学と京都大学に進んだものはいません。

 A君には、初の東大合格者になって欲しいと願い、卒塾の際には激励の言葉と同時に、

「君なら、東大・理3や京都大学・医学部も夢ではないから、自分の可能性を信じて、学問の道をひたすら突き進んでほしい。為せばなる。大いに期待しているし、応援しているからね」

そんな、はっぱをかけました。着実にその果てしなく遠い目標に向かって、確かな歩みを積み重ねているA君の姿が目に浮かんで、胸が熱くなってきてしまいます。

 追手前の希望の星のA君には、きっと学校全体の牽引車としての役割も、先生方に期待されていることでしょう。その役目にふさわしい前向きで謙虚で、学ぶ姿勢は真摯でひたむきな彼ですから、きっとみんなの期待に沿う好青年と成長していくことでしょう。

by kururin

2007年6月21日 (木)

くろしお全員受験

 中3クラスは、くろしお進学会の「高校入試模擬テスト」を、昨夜行いました。英数国理社の順に、40分・40分・40分・30分・30分で実施します。開始時刻が7時20分なので、終了は10時半近くになるのです。

 クラブ活動を終えて、疲れた体で塾に来て、5教科全部のテストをやっつけてしまうのですからなかなかに大変ですが、昨日は全員が「遅刻・欠席なし」で受験してくれました。

 昨年度までは、いつのテストでも、なんやかやと理由をつけて休んだり、サボったり、自分勝手にキャンセルしたり、大幅に遅刻してきた上に、問題文をよく読まずに適当に解答欄を埋めたり・・・、そんな腹の立つ塾生もチラホラといたものですが、今年の塾生諸君のこの真面目さはいったいどうしたことでしょうか?

 絶対受験するように、強圧的な言葉を投げ掛けたわけでもなく、予定を淡々とお知らせしていただけなのですが、全員がピシッと揃って、テストに向かっています。テストの最中にうつぶせて居眠りをきめ込む者も皆無です。(昨年度は2~3名は、すぐに舟をこいで、よだれをくっていましたが・笑。)

 時間の最後まで真剣に考え、テストの答案用紙にも必死で書きこんでいるのです。中には早めに終えて、次の科目の学習をしている者もいるのには感心してしまいます。

 テストの出来具合は、まだまだけっして満足できるものではありませんが、テストに真剣に取り組むこの姿勢は大いに評価できます。この学習姿勢で一年間頑張り通せば、かなりの成績アップが望めます。

 私としても、例年以上に、これほど真面目でひたむきな頑張りを見せてくれる塾生のみんなに対しては、意気に感じて、全精力をつぎ込んで、学習面でのホップ・ステップ・ジャンプのお手伝いをしていこうという強い決意も、自然と生まれ出るのです。

 できる子ばかりではなく、「学力遅れ・勉強嫌い」の生徒たちも多く集まっている我が塾としては、印刷したテストが一部も残ることなく、すべて配布できたなんていうことは、本当に珍しい出来事なのですね(笑)。

 感動してしまいましたよ。

 by  kururin

2007年6月17日 (日)

県下の進学校・難関大学合格状況

 土佐中・高校のHPの進学状況を見て、驚きました。ここ数年躍進を続けてきましたが、その中でも特筆される出来の良い学年だったようです。

 難関とされる大学状況の方を紹介しますと、

東京大・11 京都大・12 大阪大・18 神戸大・6

一橋大・1 東京工業大・1 北海道大・3 筑波大・2

九州大・6 国公立医学部・23

となっています。私立大学は、

早稲田大・25 慶応義塾・17 上智・5 同志社・27

立命館・86 関西大・28 関西学院大・58

となっていますが、複数校合格者がかなりいるでしょうし、国公立大とのダブりがいますから、進学者実数はかなり少なくなると思います。

 この成果が全国区で見てどうなのかはよくわかりませんが、県内の他の進学校と比較すると突出しているのは事実のようです。土佐塾高・高知学芸高・追手前高のHPで、進学状況を見比べてみるとよくわかります。

 進学校の生徒諸君の頑張りの度合をはかる一つの目安となる、上にあげたような難関国立大といわれる大学への合格者数を調べてみました。

 学芸高は次の通りです。

京都大・4 大阪大・5 神戸大・10 一橋大・2

東京工業大・1 北海道大・1 筑波大・3 九州大・3


 土佐塾高は、

東京大・2 大阪大・2 神戸大・4 北海道大・1

筑波大・3 九州大・1


 追手前高は、

東京大・1 神戸大・2 一橋大・1 北海道大・2

九州大・3


となっています。

 中高一貫の私立進学校と比べて、公立の雄・追手前高の健闘が光っていると私は思います。

 公立中学から公立高校に入学して、3年生の正月明けのセンター試験までの2年と9ケ月の間に、御三家の私立高に追いつけ追い越せで、生徒諸君と教諭陣が一丸となってひたすらに受験勉強に刻苦勉励する姿が思い浮かびます。

 一方、平成元年には東京大学になんと18名、平成6・12年にも14名合格させ、一躍高知県NO.1に進学校の座に躍り出たと評判になり、地元の新聞でも取り上げられたことのある「高知学芸高」の進学実績には、OBや当の学校関係者の方々も嘆いておられました。

 今年度、学芸高は東京大学合格者は「0」だったのです。東大だけで進学実績の良し悪しをはかれるわけではありませんが、ずうっとコンスタントに合格者を出してきていただけに、学芸関係者のみなさんはきっと歯ぎしりして悔しがっておられることでしょう。

 この原因は、いったいどこにあるのでしょうか?

 ともあれ、追手前高の頑張りに刺激され、私立と公立が切磋琢磨することにより、土佐の高知の若者たちが鍛えられ磨き上げられて、優秀な人材が育つことを願います。

 その教育の一端を担う誇りと責任を胸に、私たち「くろしお進学会」のメンバーは、日々の仕事に精を出し、塾生たちの成長に貢献していきたいですね。

by kururin

2007年6月16日 (土)

私立高の入学金

 最近の3年間で、我が塾から「追手前」高校に進んだ生徒は13名(2→6→5)です。

 その中で、前期選抜(=推薦入試)での合格が4名ですから、13-4=9名は後期選抜(=一般入試・5教科の筆記テスト)での合格・入学となりました。前期選抜は、定員の半数の募集のところに、志望者の全員が受験していますから、倍率も高くなかなかに厳しい選抜試験となっています。

 前期でふるい落とされた受験生は、もう一度追手前を受験しようかどうか悩み、学校の担任や進路指導の先生方、そして保護者の方と相談した上で、再チャレンジするかどうかを決定します。

 その時に、後期で必ず合格できるという保証がないために不安にかられ、(担任の先生の勧めなどで)万が一の時のおさえとして、私立高校の一般入試を受験するケースが増えてくるのです。

 後期選抜は、定員の残り半分のところに、前期合格者と志望校変更した生徒が除かれた数が受験するということになるのですから、倍率は低く、例年「1倍」前後になるのが常なのです。それでも合格ライン突破の確信を持てるくらいの成績ではない生徒は、私立を受けておかねばならない。

 受ける学校は、高知高校、土佐女子高、まれに学芸高となります。私が問題とするのは、その入学金です。これらの高校に望んで進学する場合はなんら問題はないのですが、「行きもしないのに入学金として納めなければならない入学金」の一点です。

 例えば、高知高校は160,000円、土佐女子高は130,000円です。これらは高知県の経済状況の中で、生活を節約し切り詰めて生活しているであろうごく一般のご家庭としては、みすみす「捨てる」には惜しい金額です。

 例えば、お母さんがパートに出て、時給800円で働いたとして、200時間も仕事を積み重ねなければならないのです。これは節約生活を強いられている家庭にとっては、かなり痛い出費です。塾にだって一年間は通うことのできるくらいの月謝に等しい金額ですね(笑)。

 ですから、私は、このあまりにも惜しい出費をなんとしても抑えようと考え、公立難関校を受験する塾生たちには、

「親孝行の一つとして、無駄な入学金を支払わなくても構わないように、日々の受験勉強を頑張って、目の色を変えて学習に取り組み、石にかじりついてでも、「すべり止め」の学校を受験しなくてもいいような状態までに学力を高め、そして合格を勝ちとってほしい。

 保護者の皆様を喜ばせてあげるとともに、ホッとさせてあげてほしい。それのお手伝いはとことんまでやる覚悟だよ」

と受験勉強の最中に、常々言っています。保護者の方たちにも、

「全身全霊をかけて、指導しますから、無理して入学金を構えたりする必要はありません。2番手の志望校として、その高校にもしもの場合行きたいという意思がある場合は除いて、行く意思が全くないにもかかわらず、学校の先生に強く受験を勧められたからという理由で受験しなくてもいいように、私が責任を持って指導させてもらいます」

と面談の際にも、はっきりと述べさせてもらいます。まあ、本心としては「受験は何が起こるかわからない面もあるにはあるが、地元の須崎高校は大幅な定員割れだし、理科系の塾生なら高知工業だって、全学科で「再募集」がきっとあるんだから」と思ってもいます。

 それでも、一昨年は高知高2名、昨年は高知高1名、土佐女子高1名、9名中の4名が受験して、涙が出るほどに惜しい「保険としての入学金」を納め、見事に追手前に合格することにより、パーッとこれらの高校に寄付してしまいましたが、残りの5名は落ちたらどうしようという不安、いや恐怖感ともいえる気持ちに負けることなく、一発勝負を挑んでくれました。

 そして、今年の春の受験では追手前高後期選抜3名、小津高理数科1名、小津高区外1名、合計5名の合格者全員の保護者の方々には、私立高校は受験せずに勝負をかけてもらい、大変喜んでもらえました。

 カモがネギをしょってやってくる、または濡れ手に粟状態の、「入学金前納&全納」の仕組みは一考の必要があるのではないでしょうか?私立大学も含めてね。世の中は裕福な家庭ばかりというわけでは、けっしてありません。

 こんなことを書くと、経営戦略の一環としてこの入学金獲得のうまい方法を用いているかもしれない、私立高や大学関係者の皆様にお叱りを受けそうですが、(私たちのような)貧乏人の家庭が捻出するお金としては、涙が出るくらいにもったいないお金だということは事実なのですから・・・。

by  kururin

2007年6月14日 (木)

お金を払いすぎた(涙)

 くろしお進学会の定例総会と懇親会が、先日行われました。とっても有意義な会で、会長さんをはじめ会員のみなさんの、変わることない塾稼業への熱い想いを聞かせていただき、頼もしく思うと同時に勇気とパワーをいただけました。

 塾人としての誇りや自信とともに、新たな事にチャレンジしていこうとする若さやバイタリティーにも驚かされ、大いに刺激されました。みなさん、私より10歳近く年配なのですが、話の中でその気魄に押されっぱなしで、私はたじたじ(笑)。

 みなさん、55歳を超えてもあれほどの熱き情熱を懸けて、塾の仕事に打ち込めるのだなと感心するとともに、自分もまだまだ若いのだから、先輩諸兄に負けないように頑張らなきゃあと思わせられました。

 懇親会も大いに盛り上がり、今日こそは一次会でお暇(いとま)しようと心に決めていましたが、抜け出せる雰囲気ではなく、もともと酒の席が大好きなことも手伝って、のこのこと二次会の席についていってしまいました。

 飲み放題・歌い放題・時間制限無しで3000円。○瀬さんが連れて行ってくれた店は、良心的でママさんや従業員の女の子(子ではなく、女の「方」かな・笑)もよく気が付き、サービスも上等で、みんなで心ゆくまで楽しめました。

 しかし、帰宅してから財布を確認すると、4000円足りません。あっ、しまった。帰り際にみんながそれぞれに割り勘のお金(つまみも含めて4000円)を出す時に、カウンターの隅っこに1000円札を4枚置いていったのですが、相当酔っ払っていた私は、きっとその中に間違って、5000円札を紛れ込ませてしまったに違いありません。

 何度確認してみても、きっちりと足りません。1000円札4枚のところを、酔っ払いの馬鹿な私は、1000円札3枚+5000円札1枚=8000円置いてきてしまったのです。すぐにその店に電話してみましたが、確認できるはずもありません。

 愚の骨頂の酔うたんぼ。阿呆さ加減に、自分でもほとほと嫌気がさしてしまいます(涙)。

 by  kururin

2007年6月13日 (水)

中間テスト・ランキング発表

 1学期中間テストの結果が、ほぼ出揃いました。新学年になって初めての定期試験。それぞれに満足のいく結果となったでしょうか。

 この点数を真正面から受け止め、言い訳や愚痴などは一切言わず、期末テストにむけての反省材料として有効に活用してください。謙虚に自分の頑張りの結果を見つめなおし、現実として向き合い、「心構え」「やる気・根気」「継続した学習」「塾や学校での授業態度」「自学自習の量と質」「集中力」などをチェックしてみることが大切です。

 そしてできるだけ早い時期に、期末テストに向け具体的な目標値(中間テストの2~3割増しの得点)を定め、次なるチャレンジとして確かに歩み始めて下さい。

 クラブの大会、支部体、県体の予選など重要な試合が目白押しで、体力的・時間的・精神的に大変でしょうが、「勉強第一」の姿勢を忘れず、毎日コツコツと学習を積み重ねて欲しいと思います。


 それでは、中間テスト・400点以上(平均点・80点以上)塾内ランキングの発表です。学年・中学校・試験範囲・難易はまちまちですが、500点満点で一律に評価して、その健闘を称えたいと思います。パンパカパ~ン、パパパパンパカパ~ン。

          英語  数学  国語  理科  社会  合計点 学年

 第1位 Aさん  96  98  97  90  90  471 中3
 第2位 B君  100  97  95  82  93  467 中1
 第3位 C君  100  94  80  89  99  462 中1
 第4位 D君   98  98  73  98  92  459 中2
 第4位 Eさん 100  79  94  90  96  459 中1

 第6位 Fさん 100  78  94  88  97  457 中3
 第7位 G君   80  95  87  95  94  451 中3
 第8位 Hさん  99  90  97  64  99  449 中3
 第9位 I君   85  94  81  90  91  441 中3
 第10位 Jさん  95  80  94  74  97  440 中3

 第11位 Kさん  90  81  95  72  95  433 中3
 第12位 L君   85  88  88  77  93  431 中3
 第13位 M君   73  93  70  98  95  429 中3
 第14位 Nさん 100  87  85  83  72  427 中1
 第15位 Oさん  88  96  86  84  69  423 中2

 第16位 P君   66  80  80  88  87  401 中3

となっています。昨年のY君のような490点台の高得点者はいませんが、450点(平均90点)前後の得点者がまあまあいますから、みんなを引っ張るリーダーとしての役割を果たしてくれていると思います。

 お互いに刺激しあって、燃えて学習に取り組んで欲しいと思います。中間・期末テストの結果は、調査書の「内申点」として高校入試では「合否判定の評価」に使われる重要な点数なのです。ゆめゆめおろそかにしてはなりません。

 今回は、受験学年の中3クラスのみんなの頑張りが目立ちました。300点台の人たちも、もう少しで400点に届きそうという場合が多いです。期末では必ず、400点の大台を超えてくれるように願っています。

 中1・2クラスは、上位と下位の2極分化が著しくなっています。中3顔負けのやる気で、自らモチベーションを高めて準備勉強に打ち込むものと、小学校時代となんら変わることのないのんきでのほほんとした態度で、学習に対する姿勢にも真剣さや真面目さが見られないものとでは、雲泥の差が表れてきているのです。

 日々の学習の積み重ねの大切さは、折に触れて説諭し、授業中・自学自習時には、厳しくかつ優しく、適切に指導は入れていきますが、テストに向き合い「やる気」を高めるのは、最終的には自分自身の心がけにかかっています。思わしくない結果だった諸君は、その成績を謙虚に受け止め、期末テストには思い通りの得点を上げられるように、心を入れ替えて頑張ってください。

 授業中だけでなく、授業後も11時・12時まで個別の補習は行いますし、土曜日や塾のない日の自学自習にもお付き合いします。全面的に、そして精力的に学習面でのバックアップは行いますので、「やる気」を奮い立たせて、塾や私たちスタッフを大いに活用して欲しいと願います。

 by  kururin

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